ここでは、以下について説明します。
また、本バージョンにおける追加機能やデサポート機能などにの詳細は、「リリース情報」に記載されていますので、併せてお読みください。
Interstage Application Server V11での主な変更内容
Webサーバ向け製品の変更
Webサーバ向け製品の名称が、Interstage Web Serverから、Interstage Web Server Expressへ変更されました。
また、Interstage Web Server Expressでは、J2EE機能が提供されなくなり、J2EEアプリケーションの実行基盤であるIJServerは利用できません。
推奨(標準インストール)環境であるJava EEアプリケーションの実行環境への移行を検討ください。
Interstage Application Server V10での主な変更内容
Java EEの標準化
従来から提供するJ2EE機能に代わり、Java EE機能が標準インストールでインストールされます。V10ではJava EE機能の利用を推奨します。
J2EE機能は継続利用できますが、利用する場合にはカスタムインストールでインストールする必要があります。
標準データベース名の変更
Interstage ディレクトリサービスが利用する標準データベースの名称が、Fujitsu Enabler からInterstage data store へ変更されました。
名称の変更に伴い、サービス名が Fujitsu Enabler から以下に変更になりました。
Interstage data store
Interstage Application Server V9.2での主な変更内容
JDK/JRE 6の提供
JDK/JRE 6を提供します。
ただし、本製品に添付されるJDK/JRE 6には、次の機能を提供していません。
Mozilla Rhino
Java DB
Java Web Start(JWS)
Java EEの提供
GlassFish v2.1をベースとしたJava EE機能を提供します。
Java EE機能を利用する場合にはカスタムインストールでインストールする必要があります。
Interstage Application Server V9.0での主な変更内容
Interstage HTTP Serverの変更
Interstage HTTP Serverは、Apache HTTP Server 1.3ベースからApache HTTP Server 2.0ベースのWebサーバへ変更されました。V8.0以前のInterstage HTTP Server(Apache HTTP Server 1.3ベース)からInterstage HTTP Server(Apache HTTP Server 2.0ベース)への移行については、「3.1.1 8.0以前のInterstage HTTP Server(Apache HTTP Server 1.3ベース)からの移行」を参照してください。
ディレクトリサービスの変更
ディレクトリサービスの名称が、Smart RepositoryからInterstage ディレクトリサービスへ変更されました。
名称の変更に伴い、マニュアル名が以下に変更になりました。
「ディレクトリサービス運用ガイド」
名称の変更に伴い、サービス名が以下に変更になりました。
Interstage Directory Service(リポジトリ名)
デフォルトJDKの変更
JDK/JRE 5.0がデフォルトになりました。
JDK/JRE 5.0の新機能などについては、JDK 5.0ドキュメントの「機能ガイド」の「新機能と拡張機能」を参照してください。
本製品に添付されるJDK/JRE 5.0には、Java Web Start(JWS)を提供していません。
JDK/JRE 1.3から5.0への移行方法
JDK/JRE 1.3から5.0への移行方法については、マニュアルパッケージの次の場所にある「Java プラットフォーム移行ガイド バージョン1.3から5.0へ」を参照してください。
\ApplicationServer\JavaplatformMigration\jm_white_paper_r6a-jp.pdf
Servlet2.4/JSP2.0のサポート
Servlet2.4/JSP2.0を実装したTomcat5.5ベースのサーブレット実行環境を提供します。
以前のサーブレット実行環境からの移行については、「3.2 Servletサービス(Tomcat5.5ベースのサーブレット実行環境)への移行」を参照してください。
Interstage Application Server 8.0での主な変更内容
ディレクトリサービスの変更
ディレクトリサービスが、InfoDirectoryからInterstage ディレクトリサービスへ変更されました。InfoDirectoryからInterstage ディレクトリサービスへの移行については、「3.3 InfoDirectoryからInterstage ディレクトリサービスへの移行」を参照してください。
Interstage Application Server V7.0での主な変更内容
マルチサーバ管理機能の提供
複数のサーバ(マルチサーバ)で構成されたシステム上で運用するInterstageやInterstageの業務を統合的に運用管理できる機能が提供されました。複数サーバ上に配置された業務を仮想的な1つの業務として一括操作することや、複数サーバ上で運用しているInterstageの各サービスや業務を運用操作することができます。マルチサーバ管理機能の詳細は、「マルチサーバ運用ガイド」の「マルチサーバ管理機能」を参照してください。
Interstage Application Server V6.0での主な変更内容
Interstage管理コンソールの提供
J2EEアプリケーション、Webサービス、CORBAワークユニットの環境設定・運用管理操作を「Interstage管理コンソール(GUI)」で行えます。これまで個々のツールで行っていた各アプリケーションの環境設定や運用管理等の操作を、Interstage管理コンソールだけで行えるようになります。
また、運用中の資源消費・アプリケーションの処理時間などのモニタリングも、Interstage管理コンソールで行えます。
Interstage管理コンソールの詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
注意
Interstage管理コンソールは、Administratorsグループ権限でのみ操作可能です。
標準提供のWebサーバの変更
標準インストールによって提供されるWebサーバがInfoProvider ProからInterstage HTTP Serverに変更されました。
InfoProvider ProからInterstage HTTP Serverへの移行については、「3.1.2 V7.0以前のInfoProvider Proからの移行」を参照してください。
サーブレット実行環境の変更
Tomcat4.1ベースのサーブレット実行環境を提供します。
注意
Interstage Application Server V9.0以降では、Tomcat5.5ベースのServletサービスを提供しています。
V5.1以前のサーブレット実行環境からの移行については、「3.2 Servletサービス(Tomcat5.5ベースのサーブレット実行環境)への移行」を参照してください。
J2EE実行環境の統合
Webアプリケーション(Servlet/JSP)とEJBアプリケーションの実行環境を統合し、1つのJava VMで動作可能となりました。この実行環境をIJServerと呼んでいます。