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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express 移行ガイド
FUJITSU Software

6.7.1 Interstage Application Server V10.0での変更内容

Interstage Application Server V10.0(Interstage V10.0)での変更内容を説明します。


otssetrscコマンド表示されるリソース定義ファイル情報の変更

セキュリティ強化のため、otssetrscコマンドに「-l -n リソース定義名」を指定して実行した場合に表示されるOTSのリソース定義ファイルのopen文字列が以下のように変更されました。


Interstage V9以前(変更前)

open文字列(OPENINFO)には、データベースのベンダが公開するopen文字列が表示されます。

OPENINFO=Oracle_XA+Acc=P:///+SesTm=0
Interstage V10.0以降(変更後)

open文字列(OPENINFO)には、アスタリスク(*)が表示されます。

OPENINFO=*******************************

Interstage V9以前では、万が一、登録したリソース定義ファイルを紛失した場合、表示されたリソース定義情報をファイルにリダイレクトすることにより、リソース定義ファイルを作成してそのまま使用できましたが、Interstage V10.0以降では、作成されたリソース定義ファイルをそのまま使用できません。リソース定義ファイルのOPENINFOを、データベースのベンダが公開するopen文字列に変更して使用してください。


JTS用リソース管理プログラムが利用するJavaの移行

JDK/JREのサポートバージョンが変更されました。

configファイルの「JAVA_VERSION」には、使用するJDK/JREのバージョンに関わらず、常に「14」を指定してください。


マニュアルから削除されたコマンド

マニュアル「リファレンスマニュアル(コマンド編)」から以下のコマンドが削除されました。本コマンドは、旧バージョン互換用コマンドであるため、InterstageV10.0以降は、現バージョン用コマンドを使用してください。なお、マニュアルから削除されたコマンドは、Interstage V9以前と同様に動作しますが、マニュアルについては、Interstage V9以前の旧バージョンのマニュアルを参照してください。

削除コマンド
(旧バーション互換用コマンド)

現バージョン用コマンド

コマンドの機能概要

旧バーションのマニュアル参照先

otsbackup

otsbackupsys

データベース連携サービスの資源のバックアップ・移出

「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「バックアップコマンド」-「otsbackup」

otsrestore

otsrestoresys

データベース連携サービスの資源のリストア・移入

「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「バックアップコマンド」-「otsrestore」