Interstage V9.3以前と比較して以下の非互換があります。
運用管理用HTTPサービスの接続ポート番号
asadminコマンドが接続する、運用管理用HTTPサービスの接続ポート番号のデフォルト値が変更になりました。
V9.3以前から移入を行った場合、asadminenv.confのポート番号を以前の環境に合わせて修正してください。
運用管理用HTTPサービスのSSL利用
asadminコマンドと運用管理用HTTPサービスの通信において、SSL通信が利用できるようになり、かつ、デフォルトでSSL通信を利用する形態が選択されるようになりました。
V9.3以前から移入を行った場合、asadminenv.confにおいて、SSL通信を利用しない形態を指定してください。
セキュリティレルム設定(admin-realm)
asadminコマンドが運用管理用HTTPサービスとの認証時に利用するセキュリティレルム設定(admin-realm)において、デフォルトで選択されるレルムがfileレルムからOSレルムに変更になりました。
V9.3以前から移入を行った場合、asadminenv.confにおいて、以前の環境に合わせてレルム種別にfileレルム、または、ldapレルムを指定してください。
asadminenv.confの修正方法については、「コマンドリファレンス」-「asadmin」の「asadminenv.conf」を参照してください。