使用するデータベースを起動します。以下の説明では、Java EE機能が提供する開発用の簡易データベースであるJava DBを利用します。
データベースの起動
以下のように実行してデータベースを起動してください。デフォルトでは、データベースとして1527ポートが使用されます。1527ポートが他のサービスですでに利用されている場合は起動エラーとなりますので、1527ポートを使用しているサービスを停止して再度コマンドを実行するか、--dbportオプションを指定して空いているポートを指定してください。
> C:\Interstage\F3FMisjee\bin\asadmin start-database |
> /opt/FJSVisjee/bin/asadmin start-database |
データベースのテーブル生成
サンプルアプリケーションでは、自動的にテーブルが生成されるため、操作の必要はありません。
参考
サンプルアプリケーションではJPAのpersistence.xmlファイルに以下を定義しているため、サンプルアプリケーションを配備した時に自動的にテーブルが作成され、配備解除時に自動的にテーブルが削除されます。
<property name="toplink.ddl-generation" value="drop-and-create-tables"/> |
事前にJava DBにテーブルを定義するには、データベースの操作を行うijコマンドを使用します。サンプルアプリケーションにはテーブル作成用のファイルが用意されています。ijコマンドを使用して、本ファイルを指定して以下のように実行することでテーブルが生成されます。
> C:\Interstage\F3FMisjee\javadb\bin\ij C:\Interstage\F3FMisjee\sample\setup\createDDL.jdbc |
> /opt/FJSVisjee/javadb/bin/ij /opt/FJSVisjee/sample/setup/createDDL.jdbc |
サンプルアプリケーションにはテーブル削除用のファイルも用意されています。同様に以下のように実行することでテーブルが削除されます。
> C:\Interstage\F3FMisjee\javadb\bin\ij C:\Interstage\F3FMisjee\sample\setup\dropDDL.jdbc |
> /opt/FJSVisjee/javadb/bin/ij /opt/FJSVisjee/sample/setup/dropDDL.jdbc |
上記のファイルにはデータベースに接続するため、以下のように定義されています。データベースの起動で使用するポートを変更した場合は、ポート番号を変更してください。
connect 'jdbc:derby://localhost:1527/interstage-samples;create=true'; |