製品のバージョンアップは、上書きインストールまたはアップデータの適用により行ってください。上書きインストールとアップデータは、コンポーネントにより提供範囲が異なりますので以下の表で確認してください。
なお、DS、AC、ADT、CT、SS、スマートデバイス用CTをバージョンアップする場合は、CSをバージョンアップしたあとに、バージョンアップを行ってください。
コンポーネント | 上書きインストール | アップデータの適用 |
---|---|---|
CS | ○ | - |
DS | ○ | ○ |
AC | ○ | - |
ADT | ○ | - |
CT | ○ | ○ |
SS | ○ | - |
スマートデバイス用CT | ○ | - |
○:可
-:不可
上書きインストールによるバージョンアップの対象となる製品は、以下のとおりです。
Systemwalker Desktop Patrol V10.0L30
Systemwalker Desktop Patrol V11.0L10
Systemwalker Desktop Patrol V12.0L10
Systemwalker Desktop Patrol V13.0.0/V13.2.0/V13.2.1/V13.3.0
Systemwalker Desktop Patrol V14.0.0/V14.0.1/V14.1.0/V14.2.0/V14.3.0/V14.3.1
Systemwalker Desktop Patrol Assessor V13.0.0/V13.2.0/V13.3.0
アップデータによるバージョンアップの対象となる製品は、以下のとおりです。
Systemwalker Desktop Patrol V11.0L10
Systemwalker Desktop Patrol V12.0L10
Systemwalker Desktop Patrol V13.0.0/V13.2.0/V13.2.1/V13.3.0
Systemwalker Desktop Patrol V14.0.0/V14.0.1/V14.1.0/V14.2.0/V14.3.0/V14.3.1
以下のコンポーネントごとに上書きインストールによるバージョンアップの手順について説明します。
「CS」の場合
上書きインストールを行う際は、800MBのメモリの空き容量が必要となります。上書きインストールを行う前に、メモリに空きがあることを確認してください。
メモリの空き容量がない場合は、PCの仮想メモリを増加し、800MB以上の空き容量ができるように設定してください。
64ビットOS上でCSの上書きインストールを行う場合、64ビット版のCSへのバージョンアップはできません。
CSを上書きインストールする手順は、以下のとおりです。
Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。
なお、Systemwalker Desktop Patrol V13.0.0以降からバージョンアップする場合またはSymfowareが導入済みの環境からバージョンアップする場合は、運用環境保守ウィザードにより運用環境の構築を行った際のWindowsログオンユーザーまたはSymfowareを構築した際のWindowsログオンユーザーでログオンする必要があります。
Systemwalker Desktop PatrolのDVD-ROMをPCにセットすると、以下の画面が表示されます。
「CSインストール」を選択してください。
上記のインストーラ画面が起動しない場合は、DVD-ROMドライブの「swsetup.exe」を起動してください。
「Systemwalker Desktop Patrol セットアップへようこそ」画面が表示されますので、[次へ]ボタンをクリックしてください。
「必ずお読みください」画面が表示されますので、内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックしてください。
なお、IT BudgetMGR(INV) サービスとWorld Wide Web Publishing サービスが停止されていた場合は本画面は表示されません。
「ファイル コピーの開始」画面が表示されますので、画面に表示されている内容に誤りがないか確認し、[次へ]ボタンをクリックしてください。
「セットアップ ステータス」画面が表示され、インストール処理が開始されます。
運用環境の構築または拡張を行います。
Systemwalker Desktop Patrol V12.0L10以前のバージョンから移行する場合
「運用環境保守ウィザード」で運用環境の構築を行います。
Systemwalker Desktop Patrol V12.0L10以前のバージョンで使用していたMicrosoft SQL ServerまたはOracleのデータは、Systemwalker標準データベースへ移行されます。
Systemwalker標準データベースへの移行は、「運用環境保守ウィザード」で運用環境の構築を行うことで、自動的に実施されます。運用環境保守ウィザードについては、“2.3.4 データベースを構築する”を参照してください。
Systemwalker Desktop Patrol V13.0.0以降から移行する場合
「運用環境保守ウィザード」で運用環境の拡張を行います。
Systemwalker標準データベースの形式がバージョンアップされます。
インストールが完了すると、以下の画面が表示されます。
[完了]ボタンをクリックします。
プログラムを使用するには、システムを再起動する必要があります。
[はい]ボタンをクリックします。
最新版のソフトウェア辞書の登録を行います。
上書きインストールによるバージョンアップの後、必ず運用開始前に最新のソフトウェア辞書を登録してください。
サポート契約を行っている場合
“ソフトウェア辞書の設定を行う”の“SystemwalkerサポートセンターのWebサイトから手動でダウンロードおよび適用して更新”を参照し、最新版のソフトウェア辞書の登録を行ってください。
サポート契約を行っていない場合
DVD-ROMにソフトウェア辞書が格納されています。このソフトウェア辞書の登録を行ってください。
登録を行う際は、いったんローカルのディスクにコピーしてください。また、DVD-ROMに格納されているソフトウェア辞書は、読み取り専用となっているため、書き込みできるように変更してください。
格納先 : <DVD-ROMのドライブ>:\utilities\supportcenter
詳細は、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”の“AtoolETPGT.exe(ソフトウェア辞書適用)”を参照してください。
IISの設定を行います。
以下の場合、“2.3.6 IISを設定する”を参照して設定をしてください。
Windows Server® 2003 x64 Edition(IIS 6.0)に32ビット版のCSを導入する場合
Windows Server® 2003(IIS 6.0)の場合
注意
他の製品、または他のアプリケーションからSymfoware Serverを利用していないことを確認します。他の製品、または他のアプリケーションからSymfoware Serverを利用していないことが確認できた場合は、Symfoware Serverを削除します。
[コントロールパネル]から[プログラムの追加と削除] または、[アプリケーションの追加と削除]または、[プログラムと機能]-[プログラムのアンインストール]を起動して、以下の製品を選択し、削除します。
“Symfoware Client”または“Symfoware Server Client”
“Symfoware Server”または“"Symfoware Server Enterprise Edition”
「DS」の場合
DSを上書きインストールする手順は、以下のとおりです。
Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。
Webブラウザの[アドレス]欄に、以下のURLを入力します。
http://サーバ情報(「Systemwalker Desktop Patrol CS」のFQDN名 or ホスト名 or IPアドレス)/DTP/index.html
ログイン画面が表示されますので、[ユーザーID]と[パスワード]を入力して、[ログイン]ボタンをクリックします。
メインメニューが表示されますので、[環境設定]画面の[CS/DSの設定と稼働状況]をクリックすると、以下の画面が表示されます。
上書きインストールするDSの上位サーバとなるPCの[ダウンロード]をクリックします。
[ファイルのダウンロード]ダイアログボックスが表示され、保存確認のメッセージが表示されますので、[開く]ボタンをクリックします。
「ようこそ」画面が表示されますので、[次へ]ボタンをクリックしてください。
自動的にインストールが開始されます。
処理が正常に完了すると、「セットアップの完了」画面が表示されますので、[完了]ボタンをクリックします。
Systemwalker Desktop Patrolを使用できるようになります。
「AC」の場合
ACを上書きインストールする手順は、以下のとおりです。
Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。
Systemwalker Desktop PatrolのDVD-ROMをPCにセットすると、以下の画面が表示されます。
「ACインストール」を選択してください。
上記のインストーラ画面が起動しない場合は、DVD-ROMドライブの「swsetup.exe」を起動してください。
「Systemwalker Desktop Patrol セットアップへようこそ」画面が表示されますので、[次へ]ボタンをクリックしてください。
「ファイル コピーの開始」画面が表示されますので、画面に表示されている内容に誤りがないか確認し、[次へ]ボタンをクリックしてください。
「セットアップ ステータス」画面が表示され、インストール処理が開始されます。
注意
データ実行防止に関する画面が表示された場合
「Desktop Patrol AC」をインストールするOSが、「Microsoft® Windows® XP Professional Service Pack 2/3」または「Microsoft® Windows® XP Home Edition Service Pack 2/3」の場合、Windowsのデータ実行防止(DEP)機能により、以下の画面が表示されることがあります。
この画面が表示された場合、以下の手順で「F3CWDELA.EXE」プログラムをデータ実行防止(DEP)機能の対象から外してください。なお、2回目以降は、上記画面は表示されません。
[システムのプロパティ]画面の[詳細設定]タブのパフォーマンス欄の[設定]ボタンをクリックして、[パフォーマンスオプション]画面を表示します。
[パフォーマンスオプション]画面の[データ実行防止]タブを選択します。
DEPを無効にするプログラム一覧に以下を追加します。
Symfoware Clientインストールディレクトリ\ODOS\bin\F3CWDELA.EXE
ただし、データベースのインストールディレクトリを前回とは異なるディレクトリにした場合、データ実行防止機能で前回登録した「F3CWDELA.EXE」プログラム」を削除して、再度登録しなおしてください。本処理を行わない場合、環境構築ウィザードでアプリケーションエラーになることがあります。
「セットアップは、正常に終了しました。」画面が表示されますので、[完了]ボタンをクリックしてください。
「ADT」の場合
Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。
Webブラウザの[アドレス]欄に、以下のURLを入力します。
http://サーバ情報(「Systemwalker Desktop Patrol CS」のFQDN名 or ホスト名 or IPアドレス)/DTP/dwl.html
なお、「Desktop Patrol CS」とネットワーク接続されていないPCを「ADT」にする場合は、「Desktop Patrol CS」とネットワークで接続された別のPCでADTモジュールをダウンロードした後、「ADT」をインストールするPCにコピーして利用してください。
ダウンロードメニューが表示されますので、[ADTダウンロード]をクリックすると、以下の画面が表示されます。
[ADTモジュール]をクリックし、ダウンロードします。
ダウンロードモジュール(ADTSetup.exe)を、各セグメントの自動検知PCの任意の場所に配置し、実行します。
以下のインストーラが起動されますので、インストール先と[タスク登録時のアカウント情報]を設定して、[開始]ボタンをクリックすると、インストール処理が開始されます。
【Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の場合】
【Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012以外の場合】
項目名 | 説明 | |
---|---|---|
[フォルダ] | ADTモジュールのインストール先を設定します。 | |
[タスク登録時のアカウント情報] (注) | [ユーザーID] | タスクとして実行するときに使用するユーザーアカウントを指定します。 <ドメイン名>\<ユーザー名>の形式で260バイト以内の英数字を指定します。 |
[パスワード] | ユーザーアカウントで指定したユーザーIDのパスワードを指定します。 260バイト以内の英数字を指定します。 |
注)Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の場合のみ表示されます。
インストールの完了前に、[自動検知のスケジュール設定]画面が表示されます。
以下の情報を入力し、 [適用]ボタンをクリックします。
項目名 | 説明 | |
---|---|---|
[機器情報をスケジュールで通知しない] | ADTで検知した機器情報をスケジュールによって通知しない場合に選択します。 | |
[機器情報をスケジュールで通知する] | ADTで検知した機器情報をスケジュールによって通知する場合に選択します。 | |
[通知先設定] | [接続先サーバ名] | 通知先のサーバ名を設定します。 注意 IPv6環境で通信する場合 IPv6のIPアドレスは指定できません。IPv6のみの環境で通信する場合は、あらかじめ以下のどちらかの登録を実施し、ホスト名を入力してください。
|
[ポート番号] | 通知先のポート番号を設定します。初期値の80以外のポート番号にする場合に設定してください。 | |
[設定] | プロキシの設定時に使用します。 | |
[台帳未登録機器の確認用の収集(詳細収集)] | 自動検知を実行して、管理台帳を維持するために機器情報を収集する場合に選択します。 [不正接続用の収集(簡易収集)]と同時に指定することはできません。 | |
[スケジュール設定] | 毎日 | 機器情報を毎日通知する場合に選択します。 |
週単位 | 機器情報を週単位で通知する場合に選択します。設定は、月曜から日曜まで選択できます。 | |
月単位 | 機器情報を月単位で通知する場合に選択します。[実行日]に実行する日を選択してください。 なお、[実行日]として、設定した月に存在しない日を指定した場合、その月は自動検知が行われません。そのため、月末に実行させる場合は、各月の1日の0時0分に実行する運用を検討してください。 | |
開始時刻 | 機器情報の通知を開始する時刻を設定します。 ADTモジュールを24時間稼働のサーバPC以外で運用する場合は、深夜などの時間に設定すると、自動検知PCの電源がOFFになっている可能性があるため、時間設定には注意してください。 | |
[不正接続用の収集(簡易収集)] | 自動検知を実行して、不正接続された機器を検知するために機器情報を収集する場合に選択します。 [台帳未登録機器の確認用の収集(詳細収集)]と同時に指定することはできません。 | |
[収集間隔] | 不正接続された機器を検知する場合、機器情報を収集する時間間隔を指定します。この時間間隔で、繰り返し機器情報が収集されます。 時間間隔は、以下の中から選択します。
| |
[実行結果の確認] | 実行結果が表示されます。 | |
[ログ参照] | 実行結果のログが表示されます。 |
インストールが完了すると、Windowsのタスク機能に、以下のタスクが登録されます。
名前:
SWDTPAS_ADT.job
動作権限:
Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の場合:指定したアカウント
Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012以外の場合:システムアカウント
なお、設定した通知タイミングで、(PC電源未投入などにより) ADTモジュールが未起動だった場合、ADTモジュール起動後、スケジュール設定された開始時刻のタイミングで機器情報が通知されます。
スケジュール設定を終了すると、以下のメッセージ画面が表示されますので、「OK」ボタンをクリックしてください。
ADTのインストールを終了しました。システムを再起動することで設定が有効となります。
[OK]ボタンをクリックして、システムを再起動します。
「CT」の場合
CTを上書きインストールする手順は、以下のとおりです。
Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。
Webブラウザの[アドレス]欄に、以下のURLを入力します。
http://サーバ情報(「Systemwalker Desktop Patrol CS」のFQDN名 or ホスト名 or IPアドレス)/DTP/dwl.html
ダウンロードメニューが表示されます。
上位サーバとなるPCの[サーバ名]、または[サーバ名(リモート操作付き)]を選択すると、[ファイルのダウンロード]ダイアログボックスが表示され、保存確認のメッセージが表示されます。
リモート操作機能が不要な場合は、[サーバ名]を選択します。
リモート操作機能が必要な場合は、[サーバ名(リモート操作付き)]を選択します。
どちらを選択するかは、管理者の指示に従ってください。
[実行]ボタンをクリックすると、インストールが開始され、[Systemwalker Desktop Patrol CT セットアッププログラムへようこそ]画面が表示されますので、[次へ]ボタンをクリックしてください。
自動的にインストールが開始されます。
注意
下記のようにセキュリティの警告画面が表示される場合がありますが、[実行]を選択してください。
処理が正常に完了すると、「セットアップの完了」画面が表示されますので、[完了]ボタンをクリックします。
Systemwalker Desktop Patrolを使用できるようになります。
「SS」の場合
SSを上書きインストールする手順は、以下のとおりです。
Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。
Systemwalker Desktop PatrolのDVD-ROMをPCにセットすると、以下の画面が表示されます。
「SSインストール」を選択してください。
上記のインストーラ画面が起動しない場合は、DVD-ROMドライブの「swsetup.exe」を起動してください。
「アップグレードインストールの確認」画面が表示されますので、画面に表示されている内容に誤りがないか確認し、[インストール]ボタンをクリックしてください。
「セットアップの完了」画面が表示されますので、[完了]ボタンをクリックしてください。
「Systemwalker Desktop Patrol SS」サービスを開始します。
「スマートデバイス用CT」の場合
上書きインストールを行う際は、管理者がスマートデバイス用CTのapkファイルをスマートデバイスの利用者に配付し、利用者が各スマートデバイスでインストールします。
スマートデバイス用CTの配付としては、例えば以下の方法があります。
SDカードにコピーして配付する(インストールにはファイル操作アプリケーションの導入が必要な場合があります)
社内のWebサーバで公開し、スマートデバイスでダウンロードする
電子メールで各スマートデバイスユーザーに配付する
apkファイルは、Systemwalker Desktop Patrolのダウンロードメニューの[CTダウンロード]-[スマートデバイス用CT]からダウンロードしてください。
スマートデバイス用CTを上書きインストールする手順は以下のとおりです。
配付されたapkファイルを開き、[OK]ボタンをタップします。
[インストール]ボタンをタップします。
インストール完了後、スマートデバイス用CTを起動する場合は[開く]ボタンをタップしてください。
後でスマートデバイス用CTを起動する場合は[完了]ボタンをタップしてください。
注意
警告画面が表示された場合
インストール時に警告画面が表示された場合は、設定を変更した後、再度インストールを行う必要があります。
[設定]ボタンをタップします。
「提供元不明のアプリ」をチェックします。
確認ダイアログが表示されますので、[OK]ボタンをタップします。
再度インストールを行ってください。
インストール完了後、設定画面を開き「提供元不明のアプリ」のチェックをはずしてください。
「提供元不明のアプリ」の設定はバージョンによって異なります。
Android 2.2 ~ 3.2: [設定] > [アプリケーション]
Android 4.0 ~ : [設定] > [セキュリティ]
旧版「MC」のアンインストール
V14以降では、「MC」は利用できません。
製品をバージョンアップした場合は、以下の手順で旧版の「MC」をアンインストールしてください。
「プログラムの追加と削除」から、「Systemwalker Desktop Patrol (MC)」プログラムを削除してください。
プログラムの削除のあとに、関連フォルダが削除されずに残ってしまう場合があります。そのときはOSを再起動したあとにエクスプローラから本製品のインストール先フォルダを削除してください。
例)C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol MC フォルダを削除
アップデータを登録することにより、自動的にDSおよび、CTにアップデータを適用することができます。
V15.0.0にバージョンアップするための情報は以下のとおりです。
「DS」情報
入力項目 | 設定値 |
---|---|
名称(変更不可) | V15.0.0-R1.1-SN1401 |
バージョン | 1 |
説明 | DSのアップデータ |
「CT」情報
入力項目 | 設定値 |
---|---|
名称(変更不可) | V15.0.0-R1.1-SN1451 |
バージョン | 1 |
説明 | CTのアップデータ |
注意
アップデータの注意事項について
Desktop Patrolのサービス(IBudgetMGR(INV))を起動している状態で、コマンドを起動してください。
アップデータの格納先フォルダにDSアップデータのみを格納した場合は、DSのアップデータのみを登録します。CTアップデータの場合も同様です。
登録済みのアップデータと同じ版数のアップデータは登録できません。ただし、DSアップデータが登録済みでCTアップデータが未登録の場合は、CTアップデータのみ登録します。CTアップデータが登録済みでDSアップデータが未登録の場合は、DSアップデータのみ登録します。
CTアップデータは、ポリシーグループを使用しての適用はできません。配信したサーバ配下すべてのCTに適用されます。
CTアップデータは、ソフトウェアダウンロード画面から手動で適用することはできません。すべて自動で適用されます。
アップデータの適用によるバージョンアップ手順は以下のとおりです。本手順により、アップデータを配信/適用し、バージョンアップを行います。
アップデータの登録操作は、CSで行います。
Administratorsグループに所属するローカルユーザーのアカウントでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。
<DVD-ROM>\utilities\updaterをCS上の任意のフォルダへコピーします。
¥ITBudgetMGRserverUpdate.zip … DSアップデータ
¥ITBudgetMGRclientUpdate.zip … CTアップデータ
(例)
c:\temp\updater\DS\ITBudgetMGRserverUpdate.zip \CT\ITBudgetMGRclientUpdate.zip
コマンドプロンプトを起動し、DSアップデータの適用を行います。
アップデータ登録コマンド(updaterregist.exe)を以下のとおりに実行してください。コマンドの詳細な使用方法については、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”の“コマンドリファレンス”を参照してください。
<DTPインストール先>\FJSVsbtrs\bin\updaterregist.exe -dir <アップデータ格納フォルダ>
アップデータ格納フォルダ:手順2.でDSアップデータを格納したフォルダを指定してください。
(例)
> "C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbrs\bin\updaterregist.exe" -dir c:\temp\updater\DS
続いて、CTアップデータの適用を行います。
<DTPインストール先>\FJSVsbtrs\bin\updaterregist.exe -dir <アップデータ格納フォルダ>
アップデータ格納フォルダ:手順2.でCTアップデータを格納したフォルダを指定してください。
(例)
> "C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbrs\bin\updaterregist.exe" -dir c:\temp\updater\CT
適用状況を確認します。
アップデータの適用状況は、メインメニューの[ソフトウェアの監査]画面で確認できます。
DSアップデータの適用は、メインメニューの[配信]-[ソフトウェアの配信]-[ソフトウェアの配信先設定]画面で配信したDSアップデータを選択すると「配信準備状況」から確認することができます。「配信準備状況」では“表4.1 DSアップデータの配信準備状況のメッセージ”が表示されます。
メッセージ | 説明 | 対処 |
---|---|---|
NO ERROR (Executing delivery) | DSアップデータ配信中 | DSアップデータ配信中です。 |
NO ERROR (Completed delivery) | DSアップデータ配信完了 | DSアップデータ配信完了です。 |
NO ERROR (Completed apply) | DSアップデータ適用完了 | DSアップデータ適用完了です。 |
failed to download software | DSアップデータのダウンロードに失敗 | 以下の内容を確認してください。 |
failed to update modules | DSアップデータの適用に失敗 | 以下の内容を確認してください。 |
参考
登録したアップデータの適用タイミングについて
DSへの適用タイミング
メインメニューの[環境設定]-[CS/DSの設定と稼働状況]で対象のDSを選択した画面の「上位CS/DSとの通信間隔」のタイミングで開始されます。適用にはアップデータ登録時から最大で「上位CS/DSとの通信間隔」分の時間が必要となります。
アップデータを受信するまでにPCを再起動すると、「上位CS/DSとの通信間隔」のタイミングが変更され、適用までにPCの再起動から最大で「上位CS/DSとの通信間隔」分の時間が必要となります。
CTへの適用タイミング
ポリシー受信タイミングで開始されます。ポリシー受信は「ポリシーを確認する間隔」で実施されるため、適用にはアップデータ登録時から最大で「ポリシーを確認する間隔」分の時間が必要となります。
また、ポリシーを受信するまでにPCを再起動すると、ポリシー受信タイミングが変更され、適用までにPCの再起動から最大で「ポリシーを確認する間隔」分の時間が必要となります。