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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 15.3 運用ガイド
ETERNUS

A.2 バックアップの前後処理

AdvancedCopy Managerでのバックアップは、基本的に業務ボリュームがアンマウントされた状態で処理する必要があります。そのため、通常、前処理では、業務ボリューム名からそのボリュームのマウント状態を獲得し、次の処理を行います。

表A.1 業務ボリュームに対する前処理

業務ボリュームの状態

前処理

マウントされている

業務ボリュームをアンマウントします。(注)

アンマウントされている

何も処理しません。

注: 都合により、業務ボリュームをアンマウントできない場合は、「業務ボリュームをアンマウントしたくない場合」を参照し、前処理シェルスクリプトをカスタマイズしてください。

後処理は、前処理で行った処理によって何をするのかを判断します。

表A.2 バックアップの前後処理

前処理

後処理

業務ボリュームをアンマウントした。

業務ボリュームをマウントし直します。

何も処理しなかった。

何も処理しません。

データベースとして使用している業務ボリュームのように、最初から業務ボリュームがマウントされていない場合は、前後処理ともに何も処理しません。

この他にも、特殊な前後処理が必要な場合は、シェルスクリプトに処理を追加する必要があります。

スクリプトをカスタマイズする場合は、以下のエラーコード規約に従ってください。

表A.3 エラーコード規約

エラーコード

用途

0~99

使用不可(AdvancedCopy Managerが予約)

100~255

使用可能

注意

後処理に失敗した場合は、資源情報の整合性が不完全になっている可能性があるため、「10.2.3.1 swstsrsemtch(資源整合コマンド)」を実施してください。