名前
stgdbdmp - データベース退避
形式
/opt/swstorage/bin/stgdbdmp -d ディレクトリ名 [-y]
機能説明
データベースを、指定したディレクトリに退避します。
本コマンドは、運用管理サーバで実行する必要があります。
オプション
データベース領域を退避するディレクトリ名を指定します。
このディレクトリは事前に作成しておく必要があります。
以前退避した内容が指定したディレクトリに存在した場合、強制的に上書きして退避します。
本オプションを省略した場合、かつ以前退避した内容が指定したディレクトリに存在した場合は、退避処理を行わずに処理を終了します。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
ディレクトリ(/storage/dmpdir)にデータベースを退避します。
# /opt/swstorage/bin/stgdbdmp -d /storage/dmpdir -y ////////// AdvancedCopy Manager データベース退避実行 ////////// ================================================================== DBデータの退避を開始します。 ================================================================== 退避用作業ファイルの編集が完了しました。 . DBスペース更新抑止が完了しました。 アーカイブログファイルの強制切替えが完了しました。 ......................... DSIデータの退避が完了しました。 アーカイブログファイルの破棄が完了しました。 RDBディクショナリデータの退避が完了しました。 DBスペース更新抑止解除が完了しました。 ================================================================== DBデータの退避が完了しました。 ================================================================== データベース退避は正常終了しました。 #
注意事項
本コマンドはrootユーザーだけ実行可能です。
運用管理サーバの導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合は、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。
本コマンドで退避したデータは、データベース領域に入出力障害などが発生した場合に、「9.1.1.3.3 データベースの復旧方法」を使用して復旧するために必要です。
運用管理サーバをクラスタ運用している場合、退避するディレクトリを共用ディスク上に用意することをお勧めします。
本コマンド実行時に画面やコマンドを使用している場合、処理が正常に終了しない場合があります。しばらく待ってから再実行してください。