AdvancedCopy Managerのバックアップ機能は、ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー機能、またはETERNUS VX700 seriesのスナップショット機能を使用した高速バックアップの運用管理を実現します。
これにより、以下のバックアップ運用が可能です。
ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー機能(OPC/EC機能) 、またはETERNUS VX700 seriesのスナップショット機能を使用して、ボリューム容量にかかわらず、高速にボリューム間バックアップを行います。そのため、バックアップのための業務停止時間を大幅に短縮できます。
アドバンスト・コピー機能の更新差分コピーを利用すると、より高速なバックアップが可能です。
Symfowareで構築されたデータベースを業務で使用している場合は、業務を停止することなく、高速にバックアップできます。
AdvancedCopy ManagerのコマンドとOracleの操作を組み合わせた、以下のサンプルシェルスクリプトを提供します。
DBMS(Oracle)の資源情報の取得
DBMS(Oracle)との同期、ボリュームのコピー
バックアップ運用は、以下の機能で管理できます。
バックアップしたいボリュームに対して、バックアップの保存世代や間隔日数(情報表示のときに遅れを表示します)を管理します。
バックアップしたいボリューム、バックアップの退避先ボリュームの構成を管理します。
AdvancedCopy Managerでは、バックアップしたいボリュームを業務ボリューム、バックアップの退避先ボリュームをバックアップボリュームと呼びます。
指定したボリュームのバックアップ、リストアを行います。
過去にバックアップした情報の中で、保存世代内の情報を履歴として管理します。
システムダウンなどの障害によりAdvancedCopy Managerのバックアップ管理情報に不整合が発生した場合、整合の取れる状態に復旧します。
ポイント
ストレージ装置によって、利用できる機能が異なります。ETERNUS VX700 seriesを使用する場合に利用できる機能は、「第8章 ETERNUS VX700 series(仮想化環境向けストレージ)を利用したバックアップ運用」を参照してください。