本付録では、サービスコントローラー「RORIntegration」用の技術サービス定義作成用コマンドついて説明します。
Systemwalker Service Catalog Managerの技術サービス開発部門が本項で作成した技術サービス定義を登録し、Systemwalker Service Catalog Managerのサービス提供部門が本項で作成した技術サービス定義をベースにしてサービスを登録できます。
注意
技術サービス定義作成用コマンドは、「L-Platformの配備とスケーリング」シナリオにのみ対応しています。
技術サービス定義の作成
サービスコントローラー用技術サービス定義の作成には、下記コマンドを実行してください。
【Windows】
%SWCTMG_HOME%\ror\bin\rorservicedef.bat [-t TEMPLATE] [-i SERVICE_ID] [-u URL] [-k USER_KEY] [-p PASSWORD] [-v VM] [-c CPU] [-f FILE]
【Linux】
/opt/FJSVctbss/ror/bin/rorservicedef.sh [-t TEMPLATE] [-i SERVICE_ID] [-u URL] [-k USER_KEY] [-p PASSWORD] [-v VM] [-c CPU] [-f FILE]
No. | 指定オプション | パラメーター名 | 必須 | 説明 |
1 | -t | TEMPLATE | × | テンプレートファイルのパス名を指定します。省略した場合、以下のファイルが使用されます。 【Windows】 %SWCTMG_HOME%\ror\template\TechnicalService_VirtualPlatform.xml 【Linux】 /opt/FJSVctbss/ror/template/TechnicalService_VirtualPlatform.xml |
2 | -i | SERVICE_ID | × | 生成する技術サービス定義の技術サービス定義IDを指定します。省略した場合、テンプレートファイルでの値がそのまま使用されます。 |
3 | -u | URL | × | サービスコントローラーのプロビジョニングサービスのアクセスプロトコル、ホスト名、ポート番号をURL形式で指定します。ホスト名にはAPPを登録したサーバのホスト名を、ポート番号にはAPP用ドメインの通信ポートを指定します。省略した場合、テンプレートファイルでの値がそのまま使用されます。 例: -u http://localhost:8880 |
4 | -k | USER_KEY | × | ROR連携機能からCT-MGのAPIを呼び出す際に使用する、技術サービス部門のユーザー(技術サービス管理者)のユーザーキーを指定します。 例: -k 10000 |
5 | -p | PASSWORD | × | ROR連携機能からCT-MGのAPIを呼び出す際に使用する、技術サービス開発部門のユーザー(技術サービス管理者)のパスワードを指定します。 |
6 | -v | VM | × | サービスのパラメーターとして選択可能なVM数を、カンマで区切った数字のリストの形式で指定します。省略した場合、テンプレートファイルでの値がそのまま使用されます。 例: -v "2,4,6" |
7 | -c | CPU | × | サービスのパラメーターとして選択可能なCPU数を、カンマで区切った数字のリストの形式で指定します。省略した場合、テンプレートファイルでの値がそのまま使用されます。 例: -c "1,2,4" |
8 | -f | FILE | × | 生成する技術サービス定義ファイルのパス名を指定します。省略した場合、サービス定義ファイルの内容が標準出力に出力されます。 |
サービスコントローラーの技術サービス定義作成用コマンドの使用方法を表示するには、下記コマンドを実行します。
【Windows】
rorservicedef.bat -h
【Linux】
rorservicedef.sh -h
技術サービス定義の登録およびサービスの登録
技術サービス定義を登録し、登録した技術サービスをベースにしてサービスを登録します。
詳細は”運用ガイド 技術サービス開発部門編”および”運用ガイド サービス提供部門編”を参照してください。