APPはJava EE実行環境上のAPP用ドメインのデータソースやメールの設定を利用します。このため、APPを利用するには、APP用ドメインのリソースや設定にも変更が必要になります。
APP用ドメインの作成と構成設定に必要な作業は以下のとおりです。
コマンドプロンプト(Windowsの場合)またはターミナルセッション(Linuxの場合)を開きます。
環境変数JAVA_HOMEでJDK7のホームディレクトリを指定してください。
【Windows】
set JAVA_HOME=%SWCTMG_HOME%\jdk7
【Linux】
export JAVA_HOME=/opt/FJSVctbss/jdk7
以下のコマンドで、appディレクトリ配下サブディレクトリ(setup)内のbuild-glassfish-setup.xmlファイルを実行します。
【Windows】
%SWCTMG_HOME%\ant\bin\ant -f %SWCTMG_HOME%\app\setup\build-glassfish-setup.xml
【Linux】
/opt/FJSVctbss/ant/bin/ant -f /opt/FJSVctbss/app/setup/build-glassfish-setup.xml
このコマンドにより、以下の操作が実施されます。
app-domain(APP用ドメイン)が作成され、利用可能な状態になります。
APPに必要な構成情報とリソースが、APP用ドメイン上に作成されます。
app-domain(APP用ドメイン)にAPPが配備されます。
APP用ドメインのセットアップに失敗した場合は、以下の手順を実施してください。
構成情報ファイルを確認し、誤りを修正します。
以下のコマンドを実行しapp-domain(APP用ドメイン)を停止します。
【Windows】
%SWCTMG_HOME%\glassfish3\bin\asadmin stop-domain app-domain
【Linux】
/opt/FJSVctbss/glassfish3/bin/asadmin stop-domain app-domain
app-domain(APP用ドメイン)を削除します。以下のディレクトリを削除してください。
【Windows】
%SWCTMG_HOME%\glassfish3\glassfish\domains\app-domain
【Linux】
/opt/FJSVctbss/glassfish3/glassfish/domains/app-domain
セットアップを再び実行します。
注意
セットアップ完了後、以下のファイルに記述されているパスワードを削除してください。
【Windows】
%SWCTMG_HOME%\app\setup\glassfish.properties
%SWCTMG_HOME%\app\setup\configsettings.properties
【Linux】
/opt/FJSVctbss/app/setup/glassfish.properties
/opt/FJSVctbss/app/setup/configsettings.properties
セットアップ完了後、以下のファイルを削除してください。
【Windows】
%tmp%\BES\script[可変文字列].txt
【Linux】
/tmp/BES/script[可変文字列].txt