アプリケーションは、技術サービス定義を作成してSystemwalker Service Catalog Managerに統合することができます。技術サービス定義とは、サービスの目的の説明、サービス利用規約、アプリケーションのパラメーター、オプション、イベント、ユーザーロール、操作などを定義したXMLファイルです。技術サービス定義は、XMLスキーマ TechnicalServices.xsd に準拠する形式で記述します。XMLで定義する各項目の詳細は“付録B 技術サービス定義のXMLファイル要素”を参照してください。
技術サービス定義の作成方法は以下のとおりです。
最初に、インテグレーションパックに含まれるXMLスキーマTechnicalServices.xsdに適合するXMLファイルを作成し、任意の名前でXMLファイルを格納します。例:ServiceDefinition.xml
ファイルのTechnicalServiceセクションの内容を定義します。最小限必要な情報は以下のとおりです。
id
accessType
provisioningType(指定しない場合にはインスタンスのプロビジョニングは同期モード)
provisioningUrl(エクスターナルアクセスはオプション。他は必須)
BASICユーザー認証を利用し、Systemwalker Service Catalog Manager以外がプロビジョニングサービスにアクセスできない設定になっている場合は、以下の情報も定義します。
provisioningUserName
provisioningPassword
アクセス種別に応じて、以下の情報を定義します。
ユーザーがアプリケーションに直接ログインする場合(ダイレクトアクセスもしくはユーザーアクセス)、accessInfo要素にアプリケーションへのアクセス方法を記述します。
ダイレクトアクセスと、ユーザーアクセス以外の場合は、baseUrl属性を定義します。
Systemwalker Service Catalog Manager経由でログインする場合(ログインアクセス)は、loginPath属性を定義します。
インスタンスのプロビジョニング呼び出しでパラメーターをアプリケーションに渡す場合は、ParameterDefinitionセクションで宣言します。
アプリケーションがSystemwalker Service Catalog Managerにイベントを送信する場合、送信する可能性のあるすべてのイベントをEventセクションで宣言します。
サービスにアクセスするユーザーに対して独自のロールを割り当てたい場合は、すべてのロールをRoleセクションに宣言します。
技術サービスに特定の操作を提供したいときは、それらすべての操作をOperationセクションに宣言します。