ダイレクトアクセスの場合、ユーザーはアプリケーションを直接操作します。Systemwalker Service Catalog Managerは全く関与しません。Systemwalker Service Catalog Managerはユーザーセッションの数や期間の情報を持ちません。利用者単価の料金設定とその課金サービスも利用できません。
次の図に、クライアント、Systemwalker Service Catalog Manager、アプリケーションの間で交わされる処理の流れを示します。
ダイレクトアクセスでは、クライアントはユーザーのログイン要求をアプリケーションに直接送信します。アプリケーションはユーザーを認証し、セッションを作成し、クライアントにセッションを返します。それ以降の動作も、クライアントとアプリケーションの間で直接交わされます。
アプリケーションは、サービスのインスタンスとユーザーを間違いなく対応させる必要があります。Webアプリケーションの場合、購入済サービスごとに異なるアプリケーションURLを生成すれば、ユーザーを正しいインスタンスにアクセスさせることができます。このアプリケーションURLは、プロビジョニングサービスのインスタンス生成要求(createInstance またはasyncCreateInstance)に対する応答として、Systemwalker Service Catalog Managerに返すことができます。プロビジョニングサービス実装の詳細は、“アプリケーション開発ガイド 3.2 プロビジョニングサービスの実装”を参照してください。