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SystemwalkerService Catalog Manager アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

3.5 サービスの操作の実装

アプリケーションを呼び出さずにSystemwalker Service Catalog Manager経由で実行できる操作や機能を、技術サービスから提供したい場合があります。SaaS環境では、アプリケーションがローカルにインストールされているわけではなく、サービスとして提供されています。このため、たとえばシステムのバックアップやシャットダウンなどの管理作業に必要なシステムのリソースに、利用者はアクセスできません。技術サービスでそのような操作の統合を行うことにより統合が簡単になり、Webでアクセス可能な他のインターフェースによってアプリケーションを機能拡張する必要がなくなります。

技術サービスから提供する機能の情報は、XMLによる定義に追加する必要があります。詳細は“運用ガイド(技術サービス開発部門編)”を参照してください。

技術サービスの操作の統合には、以下の作業が必要です。

  1. Systemwalker Service Catalog Managerのインテグレーションパッケージの一部であるオペレーションAPIのOperationServiceインターフェースを使用して、Webサービス定義のexecuteServiceOperationメソッドを実装します。以下の情報がパラメーターとして提供されます。

    • 利用者ID
      このIDはインスタンスのコンテキストで一意です。これを使って、技術サービスは組み込みのセキュリティチェックを実行することができます。

    • インスタンスID
      このIDは操作の対象となる技術サービスのインスタンスを一意に指定します。

    • トランザクションID
      このIDには常に0が設定されます。Systemwalker Service Catalog Managerの内部トランザクションの参照として提供されます。

    • 操作ID
      このIDは、技術サービス定義で定義され、実行すべき操作を一意に特定します。

    実装したオペレーションサービスのWSDLファイルは、URLを指定することでアクセスできるようにしておく必要があります。

  2. 技術サービスのXML定義ファイルを編集し、操作を追加します。
    詳細は“運用ガイド(技術サービス開発部門編)”を参照してください。

    • 利用者ID
      このIDはインスタンスのコンテキストで一意です。これを使って、技術サービスは組み込みのセキュリティチェックを実行することができます。

    • インスタンスID
      このIDは操作の対象となる技術サービスのインスタンスを一意に指定します。

    • トランザクションID
      このIDには常に0が設定されます。Systemwalker Service Catalog Managerの内部トランザクションの参照として提供されます。

    • 操作ID
      このIDは、技術サービス定義で定義され、実行すべき操作を一意に特定します。

    実装したオペレーションサービスのWSDLファイルは、URLを指定することでアクセスできるようにしておく必要があります。

サービスの操作を実装する際は、以下に留意してください。