タイマーはバックグラウンドタスク、例えば、削除されることになっている満期の利用中サービスがないかどうかのチェック処理を実行するために使用されます。 各タイマーには、設定で変更することができる処理時間間隔があります。タイマーの単位はミリ秒です。
タイマー値を設定していない場合のデフォルト値は0です。タイマー値が0の場合、タイマーは無効になります。
注意
タイマーが無効な場合、いくつかの機能が動作しません。例えば、サービス利用者の購入したサービスが10日間後に期限が切れるように設定して、タイマーRESTRICTED_SUBSCRIPTION_USAGE_PERIODを無効にした場合、購入したサービスは10日後に期限が切れません。
初期のタイマー処理時間間隔は、当年の1月1日00:00:00.00を元に計算されます。
たとえば、1月5日14:30:00.00に1週間のタイマー処理時間間隔を指定した場合、最初のタイマー1月1日00:00:00.00に実行されたとみなすため、1月8日、1月15日、1月22日の00:00:00.00に実行されていきます。
8月4日17:00:00.00に1ヶ月のタイマー処理時間間隔を指定した場合、最初のタイマーは9月1日、10月1日、11月1日の00:00:00.00に実行されていきます。
複数のタイマーが同時に実行され負荷が集中するのを防ぐために、各タイマー別にオフセットを追加設定できます。オフセットで指定した時間がタイマー実行予定時間に追加され、タイマーが実行されます。
例:
未確認のサービス利用部門アカウントを削除するために使用するタイマーには、以下の構成設定を定義します。
PERMITTED_PERIOD_UNCONFIRMED_ORGANIZATIONS=604800000
TIMER_INTERVAL_ORGANIZATION=86400000
TIMER_INTERVAL_ORGANIZATION_OFFSET=300000
最初の設定は、組織を登録した後に、登録した組織の管理者が始めてログインするまでの有効期限を7日に設定しています。
2つ目の設定は、タイマーが実行される時間間隔を24時間に設定しています。
3つ目の設定は、タイマーが実行される時間間隔のオフセットを5分に設定しています。タイマーはSystemwalker Service Catalog Managerを起動した次の日の00:00:00.00から5分経過した時点で最初に実行されます。その後は毎日00:00:05.00に実行されます。