ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Software Configuration Manager ソフトウェアパラメーター設定ガイド (ServerView Resource Orchestrator連携編)
FUJITSU Software

A.13.2 インストール後の操作

作成した「L-Server」において「クローニングイメージの採取」の前に、以下の流れで作業を実施してください。

各項目の詳細については、以降で説明しています。

ITCMエージェントを利用した運用を決定する

ITCMエージェントを利用した運用として以下の2つを想定しています。

運用A:クローニングイメージ採取前に、L-Server上で必要な業務の構築を行う。

配備後にすぐに業務を開始できるように、業務に必要なミドルウェアや業務アプリケーションのインストール/セットアップを予め行っておく場合を想定しています。

運用B:配備後に、運用に必要な業務の構築を行う。

配備後に自由にミドルウェアや業務アプリケーションのインストール/セットアップを行う場合を想定しています。

ソフトウェアパラメーター設定機能を利用した、業務で使用する仮想システムを構築するまでの運用について、上記のいずれかを選択してください。

運用ごとに想定している「クローニング採取前」と「配備後の個別処理実施後」のインストール/セットアップ状態を表1に示します。

表1:運用ごとの各コンポーネントのインストール/セットアップ状態

運用

コンポーネント

クローニングイメージ採取前

配備後の個別処理実施後

インストール

セットアップ

インストール

セットアップ

運用A

ITCMエージェント

ミドルウェア

業務アプリケーション

運用B

ITCMエージェント

ミドルウェア

業務アプリケーション

運用ごとのインストール/セットアップ状態の遷移を図に示します。

配備時に変更させるパラメを決定する

配備時に変更させるITCMエージェントのパラメーターを決定します。

ITCMエージェントでは、配備時に変更できるパラメーターとして以下の3種類を用意しています。

個々のパラメーター詳細については、「第12章 ミドルウェアパラメーター設定情報」を参照してください。

運用ごとの配備時に変更可能なパラメーターは表2となります。これを元に、テンプレート選択画面で選択させるパラメーターを決定してください。

表2:配備時に変更可能なパラメーター

運用

配備時に変更可能なパラメーター

プロセス管理サーバのホスト名

プロセス管理サーバのポート番号

エージェントの収集スケジュール

運用A

運用B

不可

次に、テンプレート選択画面でパラメーターを選択するときのパラメーター設定例について、運用Aの例を表3に、運用Bの例を表4に示します。

表3: 運用Aのパラメーター選択例

運用

選択肢

テンプレート選択画面での表示名

パラメーター情報ファイルの指定

運用A

選択肢1

収集スケジュール 3:00

itcm_agent_legacy_schedule_hour=3
itcm_agent_legacy_schedule_minute=0

選択肢2

収集スケジュール 4:00

itcm_agent_legacy_schedule_hour=4
itcm_agent_legacy_schedule_minute=0

選択肢3

収集スケジュール 5:00

itcm_agent_legacy_schedule_hour=5
itcm_agent_legacy_schedule_minute=0

(*)クローニングイメージにレガシーアプリケーション用としてセットアップ済で、収集スケジュールを変更したい場合

表4: 運用Bのパラメーター選択例

運用

選択肢

テンプレート選択画面での表示名

パラメーター情報ファイルの指定

運用B

選択肢1

プロセス管理サーバA

ポート番号 80(デフォルト)

itcm_manager_hostname=ServerA

選択肢2

プロセス管理サーバB

ポート番号 8080

itcm_manager_hostname=ServerB
itcm_manager_http_portno=8080

選択肢3

プロセス管理サーバC

ポート番号 80(デフォルト)

itcm_manager_hostname=ServerC

(*)ITCMエージェントごとに接続先プロセス管理サーバとポート番号を変更したい場合

L-Serverに対して運用ごとに必要な作業

L-Serverに対して、運用ごとに必要な作業手順を説明します。