パッチ適用ウィザードおよびパラメーター設定ウィザードで設定した処理の実行前/実行後に、業務サーバで必要な処理を実施するスクリプトを登録できます。また、スクリプト実行ウィザードに任意のスクリプトを登録し、業務サーバで実行できます。
登録するスクリプトの注意事項を以下に示します。
スクリプト作成時の注意事項
スクリプトで使用できる復帰値について
スクリプトは、“0”を正常、“0”以外を異常として復帰値を出力するように作成してください。なお、復帰値に159~240の値は使用できません。
スクリプトのファイル名について
スクリプトのファイル名には、ASCIIコードの印字可能文字のみ使用できます。
なお、Windowsの場合は、スクリプトの拡張子を“.bat”または“.cmd”としてください。
異なるプラットフォーム間でスクリプトを作成する場合の注意事項
異なるプラットフォーム間でスクリプトを作成する際は、OSに合わせて改行コードの変換が必要です。
Windowsでは改行コードはCRLF(キャリッジリターン+ラインフィード)です。
Linuxでは改行コードはLF(ラインフィード)です。
スクリプトに使用できないコマンドについて
以下のコマンドはスクリプトから実行しないでください。これらのコマンドを実行すると、業務サーバにおいてスクリプト処理が待機状態となり、スクリプトの処理が完了しません。
対話型処理が必要なコマンド【Windows/Linux】
実行するとウィンドウが起動するコマンド【Windows】
ATコマンド【Windows】
PowerShellで作成されたシェル・スクリプト【Windows】
フルスクリーン系のコマンド【Linux】
エラー発生時のログ出力例
スクリプトのエラー判定は、0を正常、0以外を異常と判断します。
0以外の復帰値でスクリプトがエラーになった場合、スクリプトのエラー時に継続する選択していなければ、“実行前スクリプトエラーの確認タスク”、“実行後スクリプトエラーの確認タスク”または“スクリプト実行失敗の確認タスク”が発生します。
タスクのタブ画面内の[詳細]で、以下のログを確認できます。
例)
<2012-04-16 16:23:24>:executeCommand["C:/Fujitsu/Systemwalker/SWCFMGA/var/process/65359/pre_script.bat"] message:The operation component was successful. command_stdout: command_stderr: command_rcode:1 returnCode:1
上記の“command_rcode”の値が、スクリプトが返した復帰値です。
この値を参考にして、スクリプトの見直しを実施してください。
スクリプトの添付例
管理コンソールの[タスク管理]画面の“パッチ配付受付タスク”、“パッチ適用受付タスク”、“パラメーター設定受付タスク”および“スクリプト実行受付タスク”には、登録したスクリプトは添付ファイルとして添付されています。
以下に例を示します。