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Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル
FUJITSU Software

1.8 DTKDELST.EXE(設定変更ログの削除)

機能説明

採取された設定変更ログの情報を、期間を指定してその期間中に記録されたログを削除します。

記述形式

DTKDELST.EXE  DTKDB  <User>  <Password>  <StartDate>  <EndDate>  [-Y|-y]

オプション

DTKDB :

固定値です。

<User> :

サーバ設定ツールで登録したログオンID(アクセス権が“バックアップ・リストア”のログオンID)を入力します。

<Password> :

上記ログオンIDのパスワードを入力します。

<StartDate> :

処理するデータの開始日付を西暦(数字8桁)で入力します。値の範囲は、「20010000」~「20349999」、および「00000000」です。「20010000」~「20349999」の下4桁について、西暦にない値を入力した場合は、以下の日付を指定したことになります。

  • 下4桁に「0000」を指定した場合

    指定した年の1月1日が開始日となります。

  • 下4桁に「1232」~「9999」を指定した場合

    指定した年の翌年の1月1日が開始日となります。

  • 下2桁に「00」を指定した場合

    指定した月の1日が開始日となります。

  • 下2桁に「月末日の翌日」~「99」を指定した場合

    指定した月の翌月の1日が開始日となります。

なお、「00000000」を入力すると、データベースにデータが蓄積され始めたときからを指定したことになります。

<EndDate> :

処理するデータの終了日付を西暦(数字8桁)で入力します。値の範囲は、<StartDate>の値以上で、「20010000」~「20349999」です。「20010000」~「20349999」の下4桁について、西暦にない値を入力した場合は、以下の日付を指定したことになります。

  • 下4桁に「0000」を指定した場合

    指定した年の前年の12月31日が終了日となります。

  • 下4桁に「1232」~「9999」を指定した場合

    指定した年の12月31日が終了日となります。

  • 下2桁に「00」を指定した場合

    指定した月の前月の月末日が終了日となります。

  • 下2桁に「月末日の翌日」~「99」を指定した場合

    指定した月の月末日が終了日となります。

-Y|-y :

「-Y」または「-y」を入力すると、確認メッセージを表示しないで、削除をします。
「-Y」または「-y」を省略すると、以下の確認メッセージを表示します。

[設定変更ログテーブルの削除を実行します。 よろしいですか? (y/n)]

ここで、「Y」または「y」を入力し[Enter]キーを押すと、処理を継続します。それ以外の文字を入力し[Enter]キーを押した場合、または[Enter]キーだけを押した場合、処理を中断します。

復帰値

[ERRORLEVEL] 100 :

正常終了

[ERRORLEVEL] 1 :

異常終了

コマンド格納場所

<データベース関連ファイルのインストールフォルダ>\BackupCommand\DTKDELST.EXE

実行に必要な権限/実行環境

注意

  • リストア機能はありません。
    設定変更ログの削除を実施する前に、マスタ系のバックアップを実施すれば、削除前の設定変更ログを保存しておくことができますが、マスタ系のデータをリストアすると、総置き換えを行うため、バックアップ実行時以降リストア実行前までのデータは削除されます。
    そのため、設定変更ログについては削除した期間のデータは元に戻せない(リストアできない)ことを前提で運用する必要があります。

  • コマンドの実行結果はコマンドプロンプト上に出力されます。実行結果を残すには、コマンド実行時に、リダイレクションで実行結果を出力するファイルを指定してください。

  • 削除にかかる時間は、削除するレコード数に応じて長くなります。1日分のデータの削除にかかる時間などを検証し、退避や削除として使用できる時間内に納まるように、退避対象日数、削除日数などの運用設計を行ってください。

  • 削除を行う場合、Symfoware ServerからのディスクI/Oが非常に高くなり、Systemwalker Desktop Keeperのサーバ側サービスの処理に影響を与える可能性があります。削除処理に時間がかかる場合には、Systemwalker Desktop Keeperのサーバ側サービスを停止し、削除処理が終了したあとにサーバ側サービスを起動する運用を検討してください。

使用例/実行結果/出力形式

【保持しているすべての設定変更ログを削除する場合の使用例】
C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\DB\BackupCommand>DTKDELST.exe DTKDB User Password 20010000 20349999
2009/06/08 16:39:07  [BKCI-SEL101] 設定変更ログテーブルの削除を実行します。よろしいですか?(y/n)
y
2009/06/08 16:39:09  設定変更ログ情報削除・開始
2009/06/08 16:39:09
2009/06/08 16:39:09  データベース        :  DTKDB
2009/06/08 16:39:09  処理開始日          :  20010000
2009/06/08 16:39:09  処理終了日          :  20349999
2009/06/08 16:39:09  削除指示            :  
2009/06/08 16:39:09
2009/06/08 16:39:09        2009/06/08を処理  ・・・  40件削除
2009/06/08 16:39:09        2009/06/05を処理  ・・・  21件削除
2009/06/08 16:39:09        2009/06/04を処理  ・・・  10件削除
2009/06/08 16:39:09        削除件数・・・・・71件
2009/06/08 16:39:09
2009/06/08 16:39:09  設定変更ログ情報削除・終了