FUJITSU Software Linkexpress 導入ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第10章 コード変換の準備(Linkexpressサーバ)> 10.2 コード変換機能の環境設定

10.2.4 コード変換テーブルのカストマイズ

外字など、利用者独自の文字をコード変換したい場合、Linkexpressサーバが使用する高速コード変換プログラム(hsconv)のコード変換テーブルをカストマイズすることにより、コード変換が可能になります。

コード変換テーブルのカストマイズは、hscust2コマンドで行います。
hscust2コマンドの詳細な使用方法については、「運用ガイド」の「5.9.5 hscust2コマンド」を参照してください。

コード変換テーブルをカストマイズするには、以下の二通りの方法があります。

◆制御ファイルを使用してカストマイズする方法

以下の手順で作業を実施します。

  1. 制御ファイルの作成

    「運用ガイド」の「5.9.2 カストマイズで使用する制御ファイル」を参照し、制御ファイルを作成してカストマイズ情報を設定します。

  2. カストマイズ情報の反映

    以下のコマンドを実行し、制御ファイルに設定したカストマイズ情報を、hsconvの変換テーブルに反映します。

    hscust2 -f from_code -t to_code -F filename

  3. カストマイズ結果の確認

    以下のコマンドを実行し、カストマイズ結果を確認します。

    hscust2 -f from_code -t to_code -g start_code

    10.4 制御ファイルを使用したカストマイズ例」を参照してください。

◆Interstage Charset Managerのコード変換規則を取り込む方法

以下の手順で作業を実施します。

  1. 標準コード変換プログラムのコード変換規則をカストマイズ

    Interstage Charset Manager Standard Editionのマニュアルを参照し、標準コード変換プログラムのコード変換規則をカストマイズします。

  2. 標準コード変換プログラムのコード変換規則の取り込み

    以下のコマンドを実行し、標準コード変換プログラムのコード変換規則を、hsconvの変換テーブルに取り込みます。

    hscust2 -f from_code -t to_code -d output directory

    なお、lxcmcustコマンド(Linkexpress V5.0L10相当からサポート)を利用することで、全てのコード変換規則を1手順で取り込むことができます。hscust2コマンド、およびlxcmcustコマンドの詳細については、「コマンドリファレンス」を参照してください。

  3. カストマイズ結果の確認

    以下のコマンドを実行し、カストマイズ結果を確認します。

    hscust2 -f from_code -t to_code -g start_code

    なお、以下の注意事項があります。

    10.5 Interstage Charset Managerコード変換規則の取り込み例」を参照してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 1997-2013