FUJITSU Software Linkexpress 導入ガイド |
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第9章 セキュリティの設定(Linkexpressサーバ) | > 9.2 システムのセキュリティ情報の設定 |
以下のWindowsを利用される場合の注意事項を説明します。
Windowsの設定において、パスワードを設定しないユーザ IDを設定可能です。しかし、本ユーザIDをLinkexpressサーバで使用すると、以下のエラーが発生します。Linkexpressサーバを使用する場合は、パスワードを設定したユーザ IDを使用してください。
また、Windows 2008またはWindows 2012の場合、ローカルセキュリティポリシーのパスワードポリシーのデフォルトは、「パスワードは、複雑さの要件を満たす必要がある」になっています。この場合、パスワードは英数字と記号の組み合わせが必要となりますが、Linkexpressのパスワードパラメタに指定できる文字に決まりがあるため、注意が必要です。
なお、パスワードパラメタに指定できる文字については、「運用ガイド」の「2.6.6 業務定義などで使用可能な文字」を参照してください。
以下のサービスパック、OSでは、セキュリティ強化がされています。デフォルトの設定の場合、本製品は影響を受けることがあります。
このため、以下の手順でLinkexpressサーバを「通信を許可するプログラム」としてシステムに登録してください。
初期設定では、Administratorsグループに属していないユーザにはLinkexpressサーバ、およびLinkexpressクライアントのインストールディレクトリに対して書き込み権限がありません。そのため、Administratorsグループに属していないユーザでLinkexpressを利用する際、アクセス権の異常が発生し、正常に動作しないことがあります。
Administratorsグループに所属していないユーザで利用することにより異常が発生する例:
上記に該当する場合は、次のいずれかの方法により回避してください。
以下にLinkexpressのインストールディレクトリ(フォルダ)の権限を変更する方法を説明します。なお、Administratorsグループの権限でのみ動作させる場合は変更不要です。また、ファイル、およびディレクトリの権限を変更するため、管理者権限で実行してください。
「ファイル・フォルダ」のプロパティシートを開いた際、セキュリティタブが表示されていない場合は、「ファイル・フォルダ」の権限を変更出来るようにするために、以下の手順に従って[簡易ファイルの共有]を解除した後、フォルダの権限を変更してください。
Windows Vista、Windows 7、Windows 2008、Windows 8、またはWindows 2012の場合、Linkexpressが提供する全てのコマンドについて、システム管理者権限(SYSTEM)に昇格した状態でコマンド投入してください。コマンドプロンプトの起動時に「管理者として実行」を選択します。「管理者として実行」する方法については、「Windowsヘルプとサポート」を確認してください。
また、システムファイル(hosts、およびservicesファイル)を更新する場合、テキストエディタをシステム管理者権限(SYSTEM)に昇格する必要があります。
Windows Vista、Windows 7、Windows 2008、Windows 8、またはWindows 2012上で、Linkexpressが提供する利用者プログラムインタフェースを利用した利用者プログラムを実行する場合、システム管理者権限(SYSTEM)に昇格する必要があります。コマンドプロンプトから実行する場合は、コマンドプロンプトの起動時に「管理者として実行」を選択します。「管理者として実行」する方法については、「Windowsヘルプとサポート」を確認してください。
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