BDCEPのインストーラ、およびアンインストーラが出力するエラーメッセージの形式は以下の通りです。
ERROR:_メッセージ本文
アンダーライン(_)は半角スペースを表します。
各要素は、コロン(:)で区切られます。
以降では、インストーラ、およびアンインストーラが出力するエラーメッセージを説明します。
注意
以降に示すエラーメッセージ以外のメッセージが表示された場合は、内部エラーが発生している可能性があります。その場合は、アンインストールしたうえで、再度、インストールしてください。再インストールを行っても正常にインストールされない場合は、当社技術員に連絡してください。
[メッセージの意味]
エンジン名に不正な文字が使用されています。
[ユーザーの対処]
半角英数字およびアンダースコアで構成されたエンジン名を指定して、再度、インストールしてください。
[メッセージの意味]
エンジン名の文字数が有効範囲外です。
[ユーザーの対処]
1文字以上20文字以下のエンジン名を指定して、再度、インストールしてください。
[可変情報]
%s1 : メッセージファイルのパス
[メッセージの意味]
メッセージファイルの取得に失敗しました。
[ユーザーの対処]
内部エラーです。当社技術員に連絡してください。
[メッセージの意味]
BDCEPの排他ソフトウェアがインストール済みです。インストールを中止します。
[ユーザーの対処]
排他ソフトウェアをアンインストールしてから、再度インストーラを実行してください。
詳細は、「ユーザーズガイド」の「4.2 インストール条件」を参照してください。
[可変情報]
%s1 : 排他ソフトウェア名
[メッセージの意味]
BDCEPの排他ソフトウェア(%s1)がインストール済みです。インストールを中止します。
[ユーザーの対処]
排他ソフトウェアをアンインストールしてから、再度インストーラを実行してください。
詳細は、「ユーザーズガイド」の「4.2 インストール条件」を参照してください。
[可変情報]
%s1 : 対象ディレクトリ名
[メッセージの意味]
対象ディレクトリ(%s1)の作成に失敗しました。
[ユーザーの対処]
対象ディレクトリの作成権限がありません。対象ディレクトリの親ディレクトリに、スーパーユーザーによる書込み権限があるか、リードオンリーで対象ディレクトリのあるディスクがマウントされていないか、確認してください。
[可変情報]
%s1 : パッケージ名
%s2 : 内部情報
[メッセージの意味]
BDCEPのインストールに失敗しました。
[ユーザーの対処]
/opt、/var/opt、/etc/optが書込み可能か(リードオンリーでディスクがマウントされていないか、ディスク空き容量が不足していないか)確認してください。また、「ユーザーズガイド」の「4.3.1 インストール前の作業」を参照して、/etc/hosts などの設定が正しく行われているか確認してください。
その後、一旦、アンインストールを行ってから、再度インストールしてください。再び同じ問題が起こるようでしたら、当社技術員に連絡してください。
[可変情報]
%s1 :インストール済みのパッケージ
[メッセージの意味]
表示されたパッケージが、既にインストールされているため、BDCEPのインストールに失敗しました。
[ユーザーの対処]
表示されたパッケージが FJSVod、FJSVsclr64、またはFJSVsmee64 の場合は、次の手順で該当するすべてのパッケージをアンインストールしてから、再度、インストールしてください。
# rpm -e FJSVod FJSVsmee64 FJSVsclr64 <ENTER>
[可変情報]
%s1 : 内部情報
[メッセージの意味]
BDCEPのインストールに失敗しました。
[ユーザーの対処]
/opt、/var/opt、/etc/optが書込み可能か(リードオンリーでディスクがマウントされていないか、ディスク空き容量が不足していないか)確認してください。また、「ユーザーズガイド」の「4.3.1 インストール前の作業」を参照して、/etc/hosts などの設定が正しく行われているか確認してください。
その後、一旦、アンインストールを行ってから、再度インストールしてください。再び同じ問題が起こるようでしたら、当社技術員に連絡してください。
[可変情報]
%s1 : 対象ディレクトリ名
[メッセージの意味]
対象ディレクトリ(%s1)のオーナーをスーパーユーザーに変更できませんでした。
[ユーザーの対処]
対象ディレクトリのあるディスクがリードオンリーでマウントされていないか確認してください。
[可変情報]
%s1 : 対象ディレクトリ名
[メッセージの意味]
対象ディレクトリ(%s1)のパーミッション設定に失敗しました。
[ユーザーの対処]
対象ディレクトリに対するパーミッション設定権限がありません。対象ディレクトリのあるディスクがリードオンリーでマウントされていないか確認してください。
[可変情報]
%s1 : 内部情報
[メッセージの意味]
BDCEPのアンインストールに失敗しました。
[ユーザーの対処]
/opt、/var/opt、/etc/optが書込み可能か(リードオンリーでディスクがマウントされていないか)確認してください。その後、再度アンインストールしてください。再び同じ問題が起こるようでしたら、当社技術員に連絡してください。
[可変情報]
%s1 : パッケージ名
[メッセージの意味]
BDCEPの動作に必要なパッケージがインストールされていません。
[ユーザーの対処]
パッケージ(%s1)をインストールしてください。インストールの方法は、お使いのOSのマニュアルを参照してください。
[メッセージの意味]
エンジン実行ユーザーの所属グループとして指定されたグループ名が長すぎます。
[ユーザーの対処]
グループ名の長さは8文字以内にしてください。
[メッセージの意味]
32ビットアーキテクチャーのシステムはサポートしていません。
[ユーザーの対処]
BDCEPがサポートするアーキテクチャーのシステムにインストールしてください。
詳細は、「ユーザーズガイド」の「4.2 インストール条件」を参照してください。
[メッセージの意味]
初期エンジン名として指定された名前に、利用できない文字が含まれています(使用可能な文字は半角英数字、およびアンダースコアです)。
[ユーザーの対処]
エンジン名として、エンジン名に使用可能な文字をお使いください。
[可変情報]
%s1 : グループ名
[メッセージの意味]
%s1で示すグループがシステムに作成されていません。
[ユーザーの対処]
%s1で示すグループをシステムに作成し、再度インストールしてください。
[可変情報]
%s1 : ユーザー名
[メッセージの意味]
%s1で示すユーザーがシステムに作成されていません。
[ユーザーの対処]
%s1で示すユーザーをシステムに作成し、再度インストールしてください。
[可変情報]
%s1 : ユーザー名
%s2 : グループ名
[メッセージの意味]
%s1で示すユーザーが、%s2で示すグループに所属していません。
[ユーザーの対処]
所属関係にあるユーザーとグループを指定して、再度インストールしてください。
[メッセージの意味]
指定されたオプション(-s)は引数を必要とします。
[ユーザーの対処]
オプションの引数に、インストール設定ファイルのパスを指定してください。
[メッセージの意味]
BDCEPがサポートしていないディストリビューションのOSです。
[ユーザーの対処]
BDCEPがサポートするディストリビューションのOSにインストールしてください。
詳細は、「ユーザーズガイド」の「4.2 インストール条件」を参照してください。
[メッセージの意味]
BDCEPがサポートしていないOSのバージョンです。
[ユーザーの対処]
BDCEPがサポートするバージョンのOSにインストールしてください。
詳細は、「ユーザーズガイド」の「4.2 インストール条件」を参照してください。
[メッセージの意味]
システムパラメーターが未設定です。
[ユーザーの対処]
システムパラメーターを設定してください。設定後、インストーラを再実行してください。
詳細は、「ユーザーズガイド」の「4.2 インストール条件」を参照してください。
[メッセージの意味]
一般ユーザーでインストーラ、またはアンインストーラを実行しようとしました。
[ユーザーの対処]
以下のようにして、スーパーユーザーになってから再実行してください。
$ su - <ENTER>
[メッセージの意味]
BDCEPがサポートしていないCPUアーキテクチャーのシステムです。
[ユーザーの対処]
BDCEPがサポートするアーキテクチャーのシステムにインストールしてください。
詳細は、「ユーザーズガイド」の「4.2 インストール条件」を参照してください。
[可変情報]
%s1 : パラメーター名
[メッセージの意味]
インストール設定ファイルの該当パラメーター(%s1)に値が指定されていません。
[ユーザーの対処]
インストール設定ファイルの該当パラメーターに値を指定してください。
[可変情報]
%s1 : 指定したインストール設定ファイル名
[メッセージの意味]
指定されたインストール設定ファイルが存在しません。
[ユーザーの対処]
指定したファイル名が正しいか確認してください。
[可変情報]
%s1 : 入力したグループ名
[メッセージの意味]
エンジン実行ユーザーの所属するグループとして指定されたグループが存在しません。
[ユーザーの対処]
指定したグループ名でグループを作成してからインストーラを再実行してください。または、入力したグループ名のスペルが正しいか確認してください。
[可変情報]
%s1 : 入力したユーザー名
[メッセージの意味]
エンジン実行ユーザーとして指定されたユーザーが存在しません。
[ユーザーの対処]
指定したユーザー名でユーザーを作成してからインストーラを再実行してください。または、入力したユーザー名のスペルが正しいか確認してください。
[メッセージの意味]
BDCEPをアンインストールしようとしたが、CEPサービスが起動中のままとなっています。
[ユーザーの対処]
cepstopservコマンドを使用してCEPサービスを停止してから、再度、アンインストールしてください。
[メッセージの意味]
インストーラを二重起動しようとしました。
[ユーザーの対処]
既に起動済みのインストーラを使用してください。
[可変情報]
%s1 :使用中のポート番号
[メッセージの意味]
表示されたポート番号は、既に使用されています。
[ユーザーの対処]
表示されたポート番号を使用しているソフトウェアを確認してください。そのソフトウェアが使用するポート番号を、BDCEPが使用するポート番号と重複しないように変更してから、再度、BDCEPをインストールしてください。
BDCEPで使用するポート番号の一覧については「ユーザーズガイド」の「4.3.1.2 使用するポート番号の確認」を参照してください。
[メッセージの意味]
グループ“bdcep_postgres”が既にシステムに作成されています。
[ユーザーの対処]
グループ“bdcep_postgres”をシステムから削除し、再度、インストールしてください。
[メッセージの意味]
グループ“bdcep_tomcat”が既にシステムに作成されています。
[ユーザーの対処]
グループ“bdcep_tomcat”をシステムから削除し、再度、インストールしてください。
[メッセージの意味]
ユーザー“bdcep_postgres”が既にシステムに作成されています。
[ユーザーの対処]
ユーザー“bdcep_postgres”をシステムから削除し、再度、インストールしてください。
[メッセージの意味]
ユーザー“bdcep_tomcat”が既にシステムに作成されています。
[ユーザーの対処]
ユーザー“bdcep_tomcat”をシステムから削除し、再度、インストールしてください。
[メッセージの意味]
アンインストーラを二重起動しようとしました。
[ユーザーの対処]
既に起動済みのアンインストーラを使用してください。
[可変情報]
%s1 :不当な値が指定されているパラメーター
[メッセージの意味]
表示されたパラメーターに不当な値が指定されています。
[ユーザーの対処]
インストール設定ファイル中に指定されているパラメーターの値を見直してから、再度インストールしてください。
[可変情報]
%s1 : 対象ディレクトリ名
%s2 : 必要ディスクサイズ
[メッセージの意味]
BDCEPのインストール先となる対象ディレクトリ(%s1)のあるディスクに、必要な空きディスク容量(%s2)がありません。
[ユーザーの対処]
対象ディレクトリの空きディスク容量を確保してから、インストーラを再実行してください。
[メッセージの意味]
BDCEPはインストール済みです。
[ユーザーの対処]
BDCEPがインストール済みの状態で、インストールしようとした場合に出力されます。
BDCEPのインストール途中で強制的にインストーラを停止した状態で、インストーラを再実行した場合にも出力される事があります。その場合は、一旦、BDCEPをアンインストールしてから、再度インストールしてください。
[メッセージの意味]
BDCEPはインストールされていません。
[ユーザーの対処]
BDCEPがインストールされていない状態で、アンインストールしようとした場合に出力されます。
BDCEPのアンインストール途中で強制的にアンインストーラを停止した状態で、アンインストーラを再実行した場合にも出力される場合があります。その場合は、「トラブルシューティング集」の「2.2 アンインストール時の異常」を参照して対処してください。
[メッセージの意味]
初期エンジン名として指定された名前が長すぎます(最大20文字までです)。
[ユーザーの対処]
エンジン名として、1文字以上、20文字以内の名前を指定してください。
[可変情報]
%s1 : 入力したユーザー名
%s2 : 入力したグループ名
[メッセージの意味]
エンジン実行ユーザーとして指定されたユーザー(%s1)は、指定されたグループ(%s2)に所属していません。
[ユーザーの対処]
グループ名には、%s1で指定したユーザーが所属するグループを指定してください。
[メッセージの意味]
エンジン実行ユーザーとして指定されたユーザー名が長すぎます。
[ユーザーの対処]
ユーザー名の長さは8文字以内にしてください。