Terracotta連携で使用するクラスパスやライセンスキーなどの情報を設定します。
作成後、cepstartengコマンドを実行すると、クラスパスなどが設定された状態でCEPエンジンが起動します。
Terracotta連携機能設定ファイルは/etc/opt/FJSVcep/config/terracotta_confに作成して下さい。
書式
以下は、Terracotta連携機能設定ファイルの定義例です。
Terracotta連携機能設定ファイルは以下の種類の行から構成されています。
<パラメーター名>=<指定値>という形式の行です。左側に指定したパラメーターに対して、右側の指定値が設定されます。行頭や行末の" "(空白文字)やタブ文字は無視されます。
注意
「=」の前後に空白文字やタブ文字を入れないでください。
" "(空白文字)やタブ文字だけから構成される行です。Terracotta 連携機能からは行全体が無視されます。
設定可能なパラメーターの一覧
以下に、設定可能なパラメーターの一覧を示します。全てのパラメーターの指定が必要です。
パラメーター名 | 項目名 | 説明 | 設定可能文字 | 必須 |
---|---|---|---|---|
BDCEP_TERRACOTTA_CLASSPATH | Terracotta連携機能クラスパス | Terracotta連携で利用するTerracottaのjarファイルのパスを指定します。複数のjarファイルのパスを、:(コロン)で区切って設定してください。 | 半角英数字と次の記号 /:-_. 1023文字 | 必須 |
BDCEP_TERRACOTTA_LICENSEKEY | Terracotta | Terracotta のライセンスキーのパスを指定します。 | 半角英数字と次の記号 /-_. 1023文字 | 必須 |
例
以下は、Terracottaを/opt/bigmemory-max-4.0.1にインストールしたときの定義例です。
Terracotta連携機能クラスパスに指定するjarファイルの詳細については、Terracottaのマニュアルを参照してください。
BDCEP_TERRACOTTA_CLASSPATH=/opt/bigmemory-max-4.0.1/apis/ehcache/lib/ehcache-ee-2.7.1.jar:/opt/bigmemory-max-4.0.1/apis/ehcache/lib/slf4j-api-1.6.6.jar:/opt/bigmemory-max-4.0.1/apis/ehcache/lib/slf4j-jdk14-1.6.6.jar:/opt/bigmemory-max-4.0.1/common/lib/bigmemory-4.0.1.jar:/opt/bigmemory-max-4.0.1/apis/toolkit/lib/terracotta-toolkit-runtime-ee-4.0.1.jar
BDCEP_TERRACOTTA_LICENSEKEY=/var/bigmemory/terracotta-license.key
注意
Terracotta連携機能を利用する場合、下記の5つのjarファイルは必ずTerracotta 連携機能クラスパスに設定してください。
Terracottaのバージョンや環境により下記のファイル名が変更される可能性があります。必ず利用するTerracottaにあるファイル名を確認して設定してください。「x」には各jarファイルのバージョンが入ります。
bigmemory-x.x.x.jar
ehcache-eex.x.x.jar
slf4j-api-x.x.x.jar
slf4j-jdk14-x.x.x.jar
terracotta-toolkit-runtime-ee-x.x.x.jar
CEPエンジン起動中にファイルを編集した場合、内容を有効にするにはCEPエンジンの再起動が必要です。