ルールの動作に必要なデータを用意します。
イベント送信元システムに格納します。
イベント送信アプリケーションとして、イベント送信サンプルプログラムを利用する場合は、CEPサーバに格納します。
ログ格納領域となるディレクトリを作成し、インストール時に設定した、エンジン実行ユーザーに対する書込み許可を設定します。作業は通常、CEPサーバのシステム管理者によって行います。
参考
ログ格納領域となるディレクトリが存在しない場合、ロギング時に自動生成されます。
ディレクトリ作成はエンジン実行ユーザーの権限で行われます。
例
ディレクトリの作成例
エンジン実行ユーザー(グループ)が isbdcep (isbdcep) の場合の作成例です。
作業は hadoop コマンドを使って行います。コマンドの実行はスーパーユーザーで行います。
エンジン構成ファイルのディレクトリ名要素に任意のディレクトリ名を指定した場合
指定した名前のディレクトリを、Hadoopのファイルシステムのルートディレクトリ直下に作成します。
作成したディレクトリは、エンジン実行ユーザーが書込み可能なように所有者を変更します。
イベントタイプ定義、またはロギングリスナで指定するログ格納領域は自動作成されます。
以下は、ディレクトリ名要素に「hadoop」を指定した場合の例です。
# hadoop fs -mkdir /hadoop <ENTER>
# hadoop fs -chown isbdcep:isbdcep /hadoop <ENTER>
エンジン構成ファイルのディレクトリ名要素にスラッシュ(/)のみ指定した場合
エンジン実行ユーザーがHadoopのファイルシステムのルートディレクトリに書込み可能なら作業は不要です。
書込み許可が無い場合、イベントタイプ定義、またはロギングリスナで指定するログ格納領域と同名のディレクトリを作成します。
作成したディレクトリは、エンジン実行ユーザーが書込み可能なように所有者を変更します。
以下は、イベントタイプ定義、またはロギングリスナで指定するログ格納領域に「/tmp」を指定した場合の例です。
# hadoop fs -mkdir /tmp <ENTER>
# hadoop fs -chown isbdcep:isbdcep /tmp <ENTER>
マスタ定義で指定したパスに、スキーマ情報ファイルとデータファイルを格納します。
格納したファイルは、インストール時に設定した、エンジン実行ユーザーに対するファイルの読込み許可の設定が必要です。
新規にTerracottaのキャッシュを用意する場合は、別途開発したTerracottaアプリケーションにより、初期データをキャッシュに格納します。
なお、事前にTerracottaサーバの設定を行い、格納先となるキャッシュの作成が必要です。キャッシュの作成方法については、Interstage Terracotta BigMemory Maxのマニュアルを参照してください。
既存のキャッシュをそのまま利用する場合は、特に作業は必要ありません。
新規にRDBを用意する場合は、RDBのコマンドにより初期データをRDBに格納します。
なお、事前に格納先となるRDBの作成が必要です。RDBの作成方法については、連携先RDBのマニュアルを参照してください。
既存のRDBをそのまま利用する場合は、特に作業は必要ありません。