業務ごとに使用する機能を決定した後は、CEPサーバの構成の見積もりを行います。見積もりには、以下の各機能の設計が必要です。
以降では、各機能の設計において検討が必要な事項について説明します。ここで検討した事項は、「3.3 システム資源の設計」で使用します。
CEPサーバ全体の設計に関して、検討すべき事項は以下の通りです。
CEPサーバで運用するCEPエンジンの数
入力アダプターに関して、検討すべき事項は以下の通りです。
使用する入力イベントの種類
各入力イベントの詳細
単位時間あたりの受信数
最大データサイズ
平均データサイズ
ロギングの有無
項目数
高速フィルター処理の設計に関して、検討すべき事項は以下の通りです。
高速フィルター文(if-then文)の数
各高速フィルター文(if-then文)の詳細
高速フィルター文に指定する検索条件
使用するマスタデータ
高速フィルター処理済みイベントの種類(入力イベントと項目内容が異なるもの)
高速フィルター処理済みイベントの詳細
単位時間あたりの発生数
平均データサイズ
項目数
使用するマスタデータの種類
各マスタデータの詳細
レコード数
各項目の平均データサイズ
ファイルサイズ
複合イベント処理の設計に関して、検討すべき事項は以下の通りです。
Terracotta連携の有無
参照するTerracottaのキャッシュの種類
RDB連携の有無
RDB連携で使用するキャッシュサイズの詳細
キャッシュ保持期間
キャッシュ破棄間隔
出力アダプターに関して、検討すべき事項は以下の通りです。
複合イベント処理ルールから呼び出すユーザー開発Webサービスの種類
ユーザー開発Webサービスの呼び出しの詳細
単位時間あたりの呼び出し回数
平均データサイズ
複合イベント処理ルールでロギングするデータ(イベント、またはルールの処理結果)の種類
ロギングするデータの詳細
単位時間あたりの発生数
平均データサイズ
複合イベント処理ルールから呼び出すユーザー開発Javaクラス(カスタムリスナ)の種類
ユーザー開発Javaクラスの呼び出しの詳細
単位時間あたりの呼び出し回数
平均データサイズ