Linkexpress Replication optionのパラメーターを収集する場合に必要な条件や手順を説明します。
パラメーター収集は、1回の操作で1つのレプリケーションシステムのパラメーターを収集します。
収集対象としたレプリケーションシステムを識別する情報として、レプリケーション運用を行っているSymfoware ServerのRDBシステム名をRDBNAMEパラメーターの値に格納します。
収集対象のレプリケーションシステムでレプリケーション運用を行なっているSymfoware Serverが正常に動作していなかった場合、トランザクションログファイルの情報は収集しません。
また、パラメーターを収集するためコマンドを実行し、その結果を一時的に保持するための作業用ファイル(通常1Mバイト程度)を/tmp直下に作成します。
パラメーター収集は、以下のいずれかの手順で実行してください。
同一サーバー上に存在するレプリケーションシステムがひとつだけの場合。
パラメーターを収集するレプリケーションシステムのレプリケーション動作環境ファイルを指定するファイル(/tmp/repcfg.lst)が存在しないことを確認します。
レプリケーション対象のSymfoware Serverが停止している場合、可能であればレプリケーション運用を開始せずにSymfoware Serverだけを起動します。
パラメーター収集を実行します。
3.でレプリケーション対象のSymfoware Serverを起動した場合、停止します。
同一サーバー上に複数のレプリケーションシステムが存在する場合。
パラメーターを収集するレプリケーションシステムのレプリケーション動作環境ファイルを指定するファイル(/tmp/repcfg.lst)を作成します。
1.のファイルを編集します。収集対象とするレプリケーションシステムのレプリケーション動作環境ファイルを、フルパスで1行だけ記述して保存します。
/tmp/repcfg.lstの内容の例
/opt/FJSVlnkre/etc/sample_rep.cfg
レプリケーション対象のSymfoware Serverが停止している場合、可能であればレプリケーション運用を開始せずにSymfoware Serverだけを起動します。
パラメーター収集を実行します。
3.でレプリケーション対象のSymfoware Serverを起動した場合、停止します。
パラメーターを収集するレプリケーション運用の数だけ、動作環境ファイルを変更して2.~5.を繰り返します。
パラメーター収集が完了したら、ファイル(/tmp/repcfg.lst)を削除します。
パラメーター収集スクリプトでエラーが発生した場合、パラメーターの収集を中止し、パラメーター収集スクリプトは復帰値1で異常終了します。
パラメーター収集スクリプトが異常終了した場合、メッセージから異常の原因を取り除いた後、パラメーター収集を再実行してください。