Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0
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付録C 旧バージョンからの移行> C.4 Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L10/L20/L21/L30/L40からの移行> C.4.4 データの移行

C.4.4.3 SQL Server からの移行


旧バージョンでSQL Server 2000、またはSQL Server 2005を使用していた場合、Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L41ではSQL Server 2000、SQL Server 2005を使用することができないため、SQL Server 2008、またはSQL Server 2008 R2、またはSQL Server 2012にバージョンアップする必要があります。
SQL Server 2000からSQL Server 2012へのバージョンアップを行う場合、下記の手順1.で使用するバックアップファイルは、“C.5 データベース製品のバージョンアップ”に記載された手順で採取したバックアップファイルを使用してください。
データベースサーバをバージョンアップする場合は、データベース製品のマニュアルに従い、バージョンアップを行ってください。
あらかじめ“C.5 データベース製品のバージョンアップ”を参照してデータベース製品のバージョンアップおよび環境設定を行ってください。


SQL Serverの場合、以下の手順でデータを移行します。
  1. SQL Serverデータベースサーバを、別サーバに新規インストールした場合、SQL Serverデータベースがインストールされたサーバで、事前準備でバックアップしたデータをリストアします。
    データベースのリストアは、“24.3.3 SQL Server”に記載された手順を実施してください。
    SQL Server 2012にリストアする場合、24.3.3 SQL Serverの手順2.のd.、および手順3.のd.で、[復元オプション]の[既存のデータベースを上書きする]をチェックし、[ログ末尾のバックアップ]の[復元前にログ末尾のバックアップを実行する]、および[ソース データベースを復元中の状態にしておく]のチェックを外して、[OK]ボタンを押します。
    リストア後のIJServerクラスタの起動手順は不要です。

    また、リストア後、データベースサーバで以下の手順を行い、データベースユーザの関連付けを行います。

    1. タスクバーから[スタート]→[すべてのプログラム][Microsoft SQL Server 2012](または[Microsoft SQL Server 2008])→[SQL Server Management Studio]をクリックします。
    2. サーバーへの接続画面でキャンセルし、メニューの[ファイル]−[新規作成]−[データベースエンジンクエリ]をクリックします。
    3. データベースエンジンへの接続画面で、サーバ名、および認証に[SQL Server認証]を選択し、[ログイン]に管理者ユーザ(sa)、パスワードに管理者ユーザ(sa)のパスワードを入力し、[接続]ボタンを押します。
    4. 以下のSQL文を実行します。
      Use INAVIDB
      go
      sp_change_users_login 'update_one', 'INAVIDB', 'INAVIDB'
      Use CNC
      go
      sp_change_users_login 'update_one', 'CNCDB', 'CNCDB'

  2. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L41がインストールされたサーバで、環境変数CLASSPATHに、SQL ServerのJDBCドライバが設定されていない場合は設定し、設定を有効にするために、サーバを再起動します。
    Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L40から移行する場合の手順はここまでです。
    Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L30以前から移行する場合は、以下の手順も行ってください。

  3. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L41がインストールされたサーバで、コマンドプロンプトを開き、カレントディレクトリを以下に移動します。

    <Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L41のインストールディレクトリ>\db


    例) Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L41をインストールしたディレクトリが、“C:\Program Files\Fujitsu\INServerV9”の場合、以下のコマンドを実行します。

    C:\>cd "C:\Program Files\Fujitsu\INServerV9\db"


  4. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L41がインストールされたサーバで、データベース移行用バッチファイルを実行します。

    《V9.0L10からの移行の場合》
    ConvertV9L10toV9L40.batを実行します。
    ConvertV9L10toV9L40.batファイルと同じディレクトリ配下に、実行時のログ(InsExecuteSQL.log)が残ります。ログの以下の部分を参照してください。

    [SQL FILE] convertV9L10toV9L40.sql


    《V9.0L20/L21からの移行の場合》
    ConvertV9L20toV9L40.batを実行します。
    ConvertV9L20toV9L40.batファイルと同じディレクトリ配下に、実行時のログ(InsExecuteSQL.log)が残ります。ログの以下の部分を参照してください。

    [SQL FILE] convertV9L20toV9L40.sql


    《V9.0L30からの移行の場合》
    ConvertV9L30toV9L40.batを実行します。
    ConvertV9L30toV9L40.batファイルと同じディレクトリ配下に、実行時のログ(InsExecuteSQL.log)が残ります。ログの以下の部分を参照してください。

    [SQL FILE] convertV9L30toV9L40.sql

    実行時例外(Exception)が発生していなければ正常に終了しています。正常に終了していない場合は、“C.4.6 データ移行エラー時のリカバリ方法”を参照してください。

  5. ConvertCnC.batを実行します。
    ConvertCnC.batファイルと同じディレクトリ配下に、実行時のログ(InsExecuteSQL.log)が残ります。ログの以下の部分を参照してください。

    [SQL FILE] convert_cnc.sql

    実行時例外(Exception)が発生していなければ正常に終了しています。正常に終了していない場合は、“C.4.6 データ移行エラー時のリカバリ方法”を参照してください。


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