Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0
目次 前ページ次ページ

付録C 旧バージョンからの移行> C.3 Internet Navigware Server Enterprise Edition V8.0からの移行> C.3.4 データの移行

C.3.4.2 Oracleからの移行


旧バージョンで、データベースサーバにOracle 9iを使用していた場合、Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L41でOracle 9i、およびOracle 10gは使用できないため、Oracle 11g、またはOracle 12cにバージョンアップする必要があります。
データベースサーバをバージョンアップする場合は、データベース製品のマニュアルに従い、バージョンアップを行ってください。
データベース製品のバージョンアップを行う場合、“C.5 データベース製品のバージョンアップ”を参照してください。


Oracleの場合、以下の手順でデータを移行します。
  1. データベースサーバを、別サーバに新規にインストールした場合と、同一サーバに上書きインストールしてバージョンアップした場合で、移行手順が異なります。

    [データベースサーバを別サーバに新規にインストールした場合]

    Oracleデータベースがインストールされたサーバで、事前準備でバックアップしたデータをリストアします。
    データベースのリストアは、“24.3.2 Oracle”に記載された手順を実施してください。
    手順4.のINAVIDBのリストア、手順5.のCNCDBのリストアは、移行元がOracle 9i/10gの場合は、移行先がOracle 11g、またはOracle 12cであっても、Oracle 10gの手順を実施してください。
    リストア後のIJServerクラスタの起動手順は不要です。

    [データベースサーバを同一サーバに上書きインストールしてバージョンアップした場合]

    以下の手順により、CNCインスタンス内に作成されたcncdbスキーマを、INAVIDBインスタンスに移行します。

    1. Oracleデータベースがインストールされたサーバで、以下の手順でユーザを作成します。
      ・Oracle 11gの場合
      インストール説明書「5.2.4.1 Oracle 11gの場合」の[INAVIDB、CNCDBの作成手順]の(3)〜(4)、(14)〜(17)を実行します。
      ・Oracle 12cの場合
      インストール説明書「5.2.4.2 Oracle 12cの場合」の[INAVIDB、CNCDBの作成手順]の(3)〜(4)、(10)〜(14)を実行します。

    2. C.3.2 事前準備”でバックアップしたCNCのバックアップデータをリストアします。コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。

      IMP cncdb/%cncdb%@INAVIDB FILE=%filename%

      %cncdb%:cncdbユーザのパスワード
      %filename%:“C.3.2 事前準備”でバックアップしたCNCのバックアップファイル名

      例)インストール説明書「5.2.4 Oracleデータベースの作成」の[INAVIDB、CNCDBの作成手順]で作成したユーザのパスワードがcncdb、“C.3.2 事前準備”でバックアップしたファイル名がD:\DMP\CNC.DMPの場合

      IMP cncdb/cncdb@INAVIDB FILE=D:\DMP\CNC.DMP

      リストアには数分掛かります。

  2. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L41がインストールされたサーバで、環境変数CLASSPATHに、OracleのJDBCドライバが設定されていない場合は設定し、設定を有効にするために、サーバを再起動します。

  3. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L41がインストールされたサーバで、コマンドプロンプトを開き、カレントディレクトリを以下に移動します。

    <Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L41のインストールディレクトリ>\db


    例) Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L41をインストールしたディレクトリが、“C:\Program Files\Fujitsu\INServerV9”の場合、以下のコマンドを実行します。

    C:\>cd "C:\Program Files\Fujitsu\INServerV9\db"


  4. ConvertV8toV9L40.batを実行します。
    ConvertV8toV9L40.batファイルと同じディレクトリ配下に、実行時のログ(InsExecuteSQL.log)が残ります。ログの以下の部分を参照してください。

    [SQL FILE] convertV8toV9L40.sql

    実行時例外(Exception)が発生していなければ正常に終了しています。正常に終了していない場合は、“C.3.6 データ移行エラー時のリカバリ方法”を参照してください。

  5. ConvertCnC.batを実行します。
    ConvertCnC.batファイルと同じディレクトリ配下に、実行時のログ(InsExecuteSQL.log)が残ります。ログの以下の部分を参照してください。

    [SQL FILE] convert_cnc.sql

    実行時例外(Exception)が発生していなければ正常に終了しています。正常に終了していない場合は、“C.3.6 データ移行エラー時のリカバリ方法”を参照してください。

  6. データベースサーバを上書きインストールし、旧バージョンで作成されたCNCインスタンスが残っている場合は、以下の手順により、旧バージョンで作成されたCNCインスタンスを削除します。

    1. タスクバーから[スタート]→[Oracle - OraHome92]→[Configuration and Migration Tools]→[Database Configuration Assistant]をクリックします。
    2. [ようこそ]画面で、[次へ]をクリックします。
    3. .[操作]画面で、[データベースの削除]をクリックし、[次へ]をクリックします。
    4. 使用可能なデータベースに表示された[CNC]を選択し、[終了]をクリックします。確認ボタンが表示されるので、[OK]をクリックします。

    インスタンスの削除には、数分かかります。


目次 前ページ次ページ

Copyright FUJITSU LIMITED 1997-2014