以下の印刷属性が有効になります。
印刷属性 | 処置 | 注意事項 | |
---|---|---|---|
行送り制御イメージ | ○ | 行送り制御イメージデータを、帳票配信サーバ上に用意する必要があります。 FNAを使用して受信した場合には必要ありません。 | |
複写 | 部単位での複写 | × | 1部で印刷されます。 |
ページ単位での複写 | × | PDF化時のオーバレイは、単一オーバレイのみ有効です。 | |
オーバレイ焼付け枚数 | × | ||
フォームオーバレイ | △ | ||
文字配列テーブル | ○ | 有効となる文字配列テーブルについては、“文字配列テーブルのサポート範囲”を参照してください。 | |
印刷モード | ○ | ||
用紙サイズ | ○ | ||
印刷禁止領域の設定 | × | ||
とじしろ | × | ||
両面/片面 | × | ||
拡張縮小制御ビット | × |
○: 印刷装置と同様の処置
×: 未サポート
△: 印刷装置と異なる点があるため、注意が必要
文字セット名 | 文字ピッチ(cpi) | 対応コード系 |
---|---|---|
SC0, SC3, K11, B101, B120, 2773, 2774, KN1 | 10 | EBCDIC カナ |
AS10, G11, GN, TU10, SC2, T11, SN, TN, CC10 | 10 | EBCDIC ASCII |
AS12, CC12 | 12 | |
AS15, CC15 | 15 | |
上記以外 | 10 | EBCDIC カナ |
注意
複数箇所で文字セットを指定した場合には、先頭ページの文字セットが全ページに適用されます。
以下のEBCDICコードは、“A.2.1 EBCDICコード表”と出力結果が異なります。
EBCDIC カナの場合
EBCDIC ASCIIの場合
印刷属性は複数箇所で設定できます。帳票配信サービスでは、以下の優先順位で印刷属性を決定します。
優先度 | 印刷属性の設定箇所 |
---|---|
↑低
↓高 | ライタの定義情報 デマンド印刷/バッチ印刷 印刷制御レコード 文字制御レコード |
印刷時のそれぞれの属性定義について各項で説明します。
下の表は、帳票配信サービスを使って帳票をPDF化したときに、ライタに定義した属性のうち、どの属性が有効になるかをまとめたものです。
オペランド | 処置 | 注意事項 | ||
---|---|---|---|---|
ライタ名 | ○ | |||
ハードウェアオプション | OVERLAY | - | ||
GRAPH | - | |||
IMAGE | - | |||
COLOR | - | |||
FEEDER | - | |||
EXTENSION | F1 | - | ||
F2 | - | |||
F3 | - | |||
SPOOL | - | |||
FORM | 行送り制御 | ○ | 行送り制御イメージデータを帳票配信サーバ上に用意する必要があります。 | |
フォームオーバレイ | △ | PDF化時のオーバレイは、単一オーバレイのみ有効です。 | ||
CHARACTERS | ○ | 有効となる文字セットについては、“文字配列テーブルのサポート範囲”を参照してください。 | ||
オーバレイ | TERMOVERLAY | △ | メインフレームとの通信形態がFNAで、PDF化する帳票にオーバレイが含まれている場合は、ライタの定義情報にTERMOVERLAY(YES)を指定する必要があります。 メインフレームとの通信形態がTCP/IPの場合、TERMOVERLAYの指定は意味を持ちません。 | |
CUNIT | - | |||
改ページ制御 | PAGELEN | - | ||
MARGIN | - | |||
FFEED | - | |||
SETUPMSG | - | |||
行間隔 | - | |||
1行当たりの最大文字数 | - | |||
JEF文字ピッチ | - | |||
SETUPSW | - | |||
出力選択 | OUTPUT | ○ | ||
LDWTR | - | |||
JOB | 出力クラス列 | ○ | ||
用紙コード | ○ | |||
行先識別名 | ○ | |||
ジョブ出力属性 | SEPARATOR | TOPEND | △ | セパレータも1帳票として扱います。 |
TOP | △ | |||
END | △ | |||
NO | ○ | |||
SYSLIST | - | |||
TESTPRINT | - | |||
カット紙属性 | A3/A4/A5/B4/B5/LTR | ○ | ||
PORT/LAND/LZOOM/PZOOM/LP | ○ | |||
PRTAREA | - | |||
BIND | とじしろ方向 | - | ||
とじしろ幅 | - | |||
印刷開始原点 | - | |||
SIDE | - | 両面指定は有効とならず、片面印刷の状態で印刷します。 | ||
キー | CANCELKEY | - | ||
PAKEY1/2 | - | |||
RETRY | ○ | |||
DEVICECHECK | ○ | |||
DATACHECK | - | |||
RUCHAIN | - | |||
DOCUMENTS | - | |||
DLOGMODE | - | |||
COMPATI | - | |||
SYNC | - | |||
DISPLAY | - |
○: 印刷装置と同様の処置
-: 帳票配信サービス 運用では意味なし
△: 印刷装置と異なる点があるため、注意が必要です。
詳細については、“印刷属性のサポート範囲”を参照してください。 |
下の表は、帳票配信サービスを使って帳票をPDF化するときに、PRTFILEコマンドまたはPRTJOBコマンドに指定した属性のうち、どの属性が有効になるかをまとめたものです。
オペランド | 処置 | 注意事項 | ||
---|---|---|---|---|
FILE/DDNAME | ○ | |||
TERMINAL | ライタ名 | ○ | ||
網アドレスCFC3ライタ名 | - | |||
REQNAME | - | |||
EXTRA | ○ | |||
入力データ編集 | STANDARD/ HEX/ CHAR/ VECTOR | ○ | ||
LINE | ○ | |||
COLUMN | - | |||
出力属性 | OVERLAY | △ | PDF化時のオーバレイは、単一オーバレイのみ有効です。 | |
OVCOPIES | × | |||
COPIES | × | |||
出力データ編集 | FORM | ○ | 行送り制御イメージデータを帳票配信サーバ上に用意する必要があります。 | |
PAGELEN | - | |||
PLINE | ○ | |||
PCOLUMN | ○ | |||
SKIP | ○ | |||
KEEP/NOKEEP | ○ | |||
NOCONVERT | - | |||
MARGIN | - | |||
ORGN | - | |||
LAYOUT | - | |||
CHARSET | 文字配列テーブル識別名 | ○ | 有効となる文字セットについては、“文字配列テーブルのサポート範囲” を参照してください。 | |
SEPARATOR | TOPEND | △ | セパレータも1帳票として扱います。 | |
TOP | △ | |||
END | △ | |||
NO | ○ | |||
カット紙属性 | SHEETSIZE | ○ | ||
PRINTMODE | ○ | |||
PRTAREA | - | |||
BIND | とじしろ方向 | - | ||
とじしろ幅 | - | |||
印刷開始原点 | - | |||
SIDE | 両面/片面印刷 | - | 両面指定は有効とならず、片面印刷の状態で印刷します。 | |
CFC3属性 | NETWORK | - | ||
COMPRESS | - | |||
IMAGEDENSITY | - | |||
MSG/NOMSG | - | |||
NOTE | ○ | NOTEオペランドで指定した文字列は、PDFファイル名として使用できません。PDFファイル名の指定方法については、“3.3.2 帳票の仕分け/PDF化/FAX送信/電子化の定義”を参照してください。 |
○: 印刷装置と同様の処置
-: 帳票配信サービス 運用では意味なし
△: 印刷装置と異なる点があるため、注意が必要です。
詳細については、“印刷属性のサポート範囲” を参照してください。 |
下の表は、帳票配信サービスを使って帳票をPDF化するときに、JCLに指定した属性のうち、どの属性が有効になるかをまとめたものです。
オペランド | 処置 | 注意事項 | ||
---|---|---|---|---|
COPIES | 複写回数 | × | ||
焼付枚数 | × | |||
FCB | ○ | |||
UCS | - | |||
BURST | - | |||
CHARS | ○ | 有効となる文字セットについては、“文字配列テーブルのサポート範囲”を参照してください。 | ||
FLASH | △ | PDF化時のオーバレイは、単一オーバレイのみ有効です。 | ||
MODIFY | - | |||
カット紙属性 | PRTFORM | PORT/ LAND/ PZOOM/ LZOOM/ LIST | ○ | |
PRTFORM | A3/ A4/ A5/ B4/ B5/ LTR | ○ | ||
SIDE | - | |||
BIND | - | |||
PRTAREA | - |
○: 印刷装置と同様の処置
-: 帳票配信サービス 運用では意味なし
△: 印刷装置と異なる点があるため、注意が必要です。
詳細については、“印刷属性のサポート範囲”を参照してください。 |
本節では、帳票配信サービスを使って帳票をPDF化するときに、帳票内の印刷制御レコードのうち、どのレコードが有効になるかについて説明します。
印刷制御レコードの種類による分類を以下に示します。
印刷制御レコード | 処置 | 注意事項 | |
---|---|---|---|
複写枚数 | ○ | ||
オーバレイ焼付け枚数 | ○ | ||
カット紙印刷装置制御領域 | ○ | ||
FCB/LPCI名 | ○ | ||
オーバレイ名 | ○ | 1つの印刷データ内で設定されるオーバレイの種類が、最大値(255)を超えるときは、最大値以降のオーバレイの設定は無効となります。 | |
(備考1) | 複写枚数 | ○ | |
オーバレイ焼付け枚数 | ○ | ||
カット紙印刷装置制御領域 | ○ | ||
FCB/LPCI名 | ○ | ||
オーバレイ名 | ○ | 1つの印刷データ内で設定されるオーバレイの種類が、最大値(255)を超えるときは、最大値以降のオーバレイの設定は無効となります。 | |
コピーグループ値 | - | ||
拡張制御領域 (2) | ○ | ||
とじしろ幅 | ○ | ||
ポートレート水平方向原点オフセット | ○ | 水平、垂直方向原点オフセット値(X,Y)に 0.2インチ未満の値が設定されているとき、メインフレームのプリンタには出力できませんが、帳票配信サービスサーバ機能では、オフセットに初期値を設定して処理を続行します。 | |
ポートレート垂直方向原点オフセット | ○ | ||
ランドスケープ水平方向原点オフセット | ○ | ||
ランドスケープ垂直方向原点オフセット | ○ | ||
とじしろ方向 | ○ | ||
FCB/LPCIデータ | ○ | ||
オーバレイシーケンス制御指定 | ○ | 1つの印刷データ内で設定されるオーバレイの種類が、最大値(255)を超えるときは、最大値以降のオーバレイの設定は無効となります。 |
○: サポート
-: 指定無視
備考1 : 帳票内に複数のI制御を含む場合、2つ目以降のI制御で有効となる項目を、以下に示します。
・オーバレイ焼付け枚数
・FCB/LPCI名
・オーバレイ名
その他の項目は、帳票内で最初のI制御の設定値およびライタ定義、デマンド印刷、バッチ印刷の指定を引き継ぎます。
注意
複数のオーバレイグループが指定されているときは、最初に設定されているオーバレイのグループオーバレイ名、およびオーバレイ種別を印刷データのオーバレイ情報として通知します。
本節では、帳票配信サービスを使って帳票をPDF化するときに、帳票内の文字制御レコードのうち、どのレコードが有効になるかについて説明します。
文字制御レコードの種類による分類を以下に示します。
文字制御レコード | 処置 | 注意事項 | ||
---|---|---|---|---|
ANSI制御文字 | ○ | |||
機械制御文字 | ○ | |||
FACOM制御文字 | ○ | |||
Aシフト | ○ | |||
Kシフト | ○ | |||
K1シフト | ○ | |||
JEF基本デバイス制御コード | 横書き | ○ | ||
1/5インチピッチ文字 | ○ | |||
3/20インチピッチ文字 | ○ | |||
1/6インチピッチ文字 | ○ | |||
2/15インチピッチ文字 | ○ | |||
半角文字開始 | ○ | |||
半角文字終了 | ○ | |||
平体文字開始 | ○ | |||
長体文字開始 | ○ | |||
倍角文字開始 | ○ | |||
拡大文字終了 | ○ | |||
12ポ サイズ文字 | ○ | |||
9ポ サイズ文字 | ○ | |||
7ポ サイズ文字 | ○ | |||
上つき文字開始 | ○ | |||
上つき文字終了 | ○ | |||
下つき文字開始 | ○ | |||
下つき文字終了 | ○ | |||
ゴシック体開始 | ○ | |||
書体切り替え終了 | ○ | |||
JEF拡張デバイス制御コード | 水平スキップ | ○ |
○: サポート
-: 指定無視
注意
サポートしていない制御コードは、読み飛ばしになります。主なものは以下のとおりです。
縦書き
バーコード
図形データ/イメージデータ
重ね打ちを使用すると、帳票が正しく出力されないことがあります。
罫線の接続機能は提供していません。このため、 “|” および “-” などの罫線文字については、接続されません。
Aシフト、Kシフト、K1シフト以外の1バイト制御コード(00~3F)の動作は保証していません。