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HOST PRINT V7.2L11 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

A.1.4 バーコード印刷の印刷仕様

バーコード印刷は、印刷倍率設定で100%が選択されている場合のみ可能です。サポートするオーダ、およびバーコード種別は以下のとおりです。

範囲指定なし(BCP)オーダ:
  • NW-7

  • 標準JAN

  • 短縮JAN

  • CODE 3 of 9

  • Industrial 2 of 5

  • Interleaved 2 of 5

  • 新郵便番号バーコード

範囲指定あり(RBCP)オーダ:
  • NW-7

  • 標準JAN/EAN-8

  • 短縮JAN

  • CODE 3 of 9

  • Industrial 2 of 5

  • Interleaved 2 of 5

  • 物流用標準

  • 物流用拡張

  • 新郵便番号バーコード

  • EAN-128(コンビニエンスストア向け)


留意事項

EAN-128(コンビニエンスストア向け)について

バーコードの項目領域長

以下のバーコードの項目領域長について説明します。

範囲指定なし(BCP)オーダ:NW-7、標準JAN、短縮JAN、CODE 3 of 9、Industrial 2 of 5、Interleaved 2 of 5

範囲指定あり(RBCP)オーダ:NW-7、標準JAN、短縮JAN、CODE 3 of 9、Interleaved 2 of 5、物流用標準、物流用拡張


範囲指定なし(基本モジュール幅指定時)

各バーコード種別の項目領域長は、キャラクタ幅:m、スタート/ストップ幅:p、項目長(キャラクタ数):nとすると、以下の計算式で求めることができます。

項目領域長(1/1440インチ)= m × n + p + クワイエットゾーン

各キャラクタ幅、スタート/ストップ幅は次の表を参照してください。

NO

バーコード種類

項目領域長(1/1440インチ)

上段:キャラクタ幅(キャラクタ間スペース含む)/

下段:スタート/ストップ幅

1

Code 3 of 9

基本モジュール幅(I)×16

キャラクタ幅×2

2

Industrial 2 of 5

基本モジュール幅(I)×14

基本モジュール幅(I)×19 (スタート=I×10、ストップ=I×9)

3

Interleaved 2 of 5

基本モジュール幅(I)×9

基本モジュール幅(I)×9 (スタート=I×4、ストップ=I×5)

4

NW-7

1)文字が0~9、ー、$の場合
  基本モジュール幅(I)×14

2) 1)以外
  基本モジュール幅(I)×16

基本モジュール幅(I)×16×2

5

JAN標準

JAN短縮

基本モジュール幅(I)×7

基本モジュール幅(I)×11
(レフトガードバー=I×3、センターバー=I×5、ライトガードバー=I×3)


注意

  • この数値にはクワイエットゾーンが含まれていません。

    クワイエットゾーンの幅は以下のとおりです。

      JANコード以外  :  両端に次に示すいずれかの大きいサイズ
        基本モジュール幅×10  か  2.54mm
      JAN標準  :  右側に基本モジュール幅×11、左側に基本モジュール幅×7
      JAN短縮  :  右側に基本モジュール幅×7、左側に基本モジュール幅×7
  • LBPサポート(FMLBP114モード)およびLBPサポート(F6671モード)は、レーザVSP(F6671タイプ)の仕様に合わせて、指定された基本モジュール幅を4段階に区分けして範囲内を同じバーコード幅として出力します。

    メインフレームで指定した基本モジュール幅を、以下の値に換算して項目領域長を計算してください。

    メインフレームの指定値
    (1/1440インチ)

    VSP互換による換算値

    20以下

    13.5

    21~26

    22.2

    27~32

    27.0

    33以上

    35.4


範囲指定あり (領域指定時)

下記に示す計算方法に従いプリンタ解像度240/400dpiで推奨する項目領域長は次のとおりです。

計算方法の詳細については、“計算方法”を参照してください。

単位: 1/1440インチ

モジュール幅基準値

240dpi

400dpi

Code 3 of 9

0.191mm

((n*18)+20)*12 (規格)

((n*18)+20)*18 (推奨)

((n*18)+20)*11 (推奨)

Interleaved 2 of 5

0.191mm

((n*9)+20)*12 (規格)

((n*9)+20)*18 (推奨)

((n*16)+20)*11 (推奨)

物流コード(標準)

1.016mm

0.635mm(最小)

5058 (推奨 : 8430)

5058 (推奨 : 8149)

物流コード(拡張)

1.016mm

0.635mm(最小)

5634 (推奨 : 9390)

5634 (推奨 : 9077)

NW-7

0.191mm

((n*16)+20)*12 (規格)

((n*16)+20)*18 (推奨)

((n*16)+20)*11 (推奨)

JANコード(標準)

0.33mm

2034 (推奨)

2034 (推奨)

JANコード(短縮)

0.33mm

1458 (推奨)

1458 (推奨)


注意

  • 物流コードの最小は、モジュール幅の基準値としての最小値(0.635mm)をもとに計算しています。

  • 表で示した解像度以外の場合は、次の計算方法で算出される「モジュール幅(I)」を最後の係数としてください。

    例:Code 3 of 9 で 600dpiの場合 
      モジュール幅が12となるため、以下の式となります。 
        ((n*18)+20)*12  (推奨)

計算方法

モジュール幅基準値

: m (mm)

モジュール幅ドット数

: X (dot)

モジュール幅

: I (1/1440inch)

解像度

: r (dpi) とすると、


  1. モジュールドット数(X) = ( m * r ) / 25.4 を求めます。


    注意

    実際に計算するときは整数にするため分母分子を1000倍します。

    求めた結果は四捨五入で整数にします。

    ここでモジュール幅が2dot以下ならば推奨する幅を3dotにします。

    そのままの幅で計算した場合の数値を表中では規格としています。


  2. モジュール幅(I) = ( X * 1440 ) / r を求めます。


    注意

    後でドット数を計算する際、切り捨てられるため小数点以下は切り上げします。


  3. Iの値より「範囲指定なし(基本モジュール幅指定時)」を利用して項目長を計算します。

    (例) JANコード(標準)で240dpiの場合
        X = ( 330 * 240 ) / 25400 = 3.118...
        X=3(dot)とする。
        I = ( 3 * 1440 ) / 240 = 18
        項目長 = 18 * ( 7 * 12 + 11 + 18 ) = 18 * 113 = 2034
                                                  ↑
                                              クワイエットゾーン部分