メインフレームから受信した帳票を活用先の連携製品に配信できるように、サーバ側に帳票の振り分け環境を構築します。
帳票の振り分け環境は、配信環境定義を使って構築します。
注意
振り分け先がList Worksの場合は、メインフレーム側でも振り分け先を定義できます。メインフレーム側での振り分け先の定義は、ASSORT仕分け定義体に定義します。
msレコードの振り分け先サーバに自サーバ以外のサーバを指定する場合、以下のポート番号を使用します。
アプリケーション名 | : fjswapsnp |
ポート番号 | : 1874 |
すでに当該ポート番号を別アプリケーションで使用している場合には、任意のポート番号をWindowsシステム配下のservicesファイルに定義してください。
Windows Server 2008およびWindows Server 2012では、Windowsファイアウォールが有効となっており、初期状態では、他のサーバに帳票を転送すると、サーバへの接続でブロックされます。帳票を転送する先のサーバにおいて、Windowsファイアウォールの設定で、以下のプログラムの接続を許可してください。
帳票配信サービスのインストールフォルダ\BIN\f3gkssvr.exe
配信環境定義では、帳票を振り分けるための条件や振り分け先などを定義します。振り分け先を指定するときは、“振り分け先のサーバ”と“サーバ上のノード”を指定します。
“振り分け先のサーバ”として、以下のいずれかが指定できます。
配信環境定義を行うサーバ内の振り分け先を指定する場合
他のサーバに帳票を転送する場合
また、“サーバ上のノード”として、以下のいずれかが指定できます。
帳票を電子化して活用する場合の振り分け先です。
帳票の印刷(GDI印刷、VSP印刷)や、FAX送信を行うときに指定します。
帳票をPDF化して配信するときに指定します。
帳票をList Worksの帳票仕分け管理で定義した仕分け環境にしたがって配信するときに指定します。
帳票を振り分け先のサーバの配信環境定義にしたがって配信するときに指定します。振り分け先のサーバが他サーバの場合のみ有効です。
メインフレームで出力した帳票のプレーンテキストファイルを出力するときに指定します。
帳票をCSV形式に変換してList Creatorまたは各種アプリケーションで活用するときに指定します。