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HOST PRINT V7.2L11 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

7.7.4 帳票管理LBPサポート(FMLBP114モード)の場合のJOB情報

LU制御タイプが帳票管理LBPサポート(FMLBP114モード)の場合、JOB情報に以下の情報を設定します。

印刷に関する情報、出力に関する情報がメインフレームで指定されている場合は、メインフレームの指定が有効になります。


JOBを識別するための情報

あて先名

帳票マネージャで設定したあて先の名前を、一覧から選択します。


印刷に関する情報

改行間隔

1行または2行の改行ピッチを設定します。

行間隔

8LPIまたは6LPIの印字ピッチを設定します。(LPI:1インチあたりの行数)

最大桁長

1行に印刷可能な最大桁長を設定します。(1桁:ANK文字1字分に相当)

漢字未定義文字

JEFコード範囲内の漢字未定義文字コードを検出した場合の印字文字を設定します。

OCR-Bフォント

英数半角文字をOCR-Bフォントで印刷するかどうかを設定します。


出力に関する情報

英数カナ変換

メインフレームから受信したデータ(EBCDICコード)のコード変換規則を設定します。

スプールタイマ値

帳票管理サービスでメインフレームの印刷ジョブ単位を正しく受信するための監視時間を秒単位で設定します。

  • APS、PRIMERGY6000シリーズから印刷、またはAIMでブラケット制御を行っている場合

    「0」を設定してください。

    メインフレームからのブラケット制御により印刷スプールの管理を行います。

  • その他のライタから印刷を行う場合

    「0」以外を設定してください。

    ブラケット制御を行わないライタでは、10秒以上に設定することを推奨します。ブラケット制御を行わないライタの場合、帳票管理サービスでは、メインフレームの印刷ジョブ単位を正しく認識できません。このため、帳票管理サービスは、メインフレームからの無通信時間がスプールタイマ値を越えた時点で印刷データを生成します。

出力プリンタ

出力プリンタには、帳票マネージャであて先に定義したプリンタ名が設定されています。

参考

プリンタ名を変更したい場合は、OSのプリンタ名を変更した後に、以下の操作をしてください。

  • 帳票マネージャ([あて先]-[あて先の定義変更])で、出力プリンタを変更する。

  • HOST PRINTコンソールで該当するJOB情報を削除し、再作成する。

注意

「出力プリンタ」に設定したプリンタは、プリンタのプロパティで「プリンタに直接データを送る」を設定しないでください。正しく印刷できない場合があります。

プリンタドライバの設定と異なる設定にしたい場合は、必要に応じて、以下の出力先のプリンタについての詳細設定をします。

プリンタドライバの設定についてはJOB情報のプリンタの設定に従います。ただし、用紙サイズ、用紙方向についてはメインフレームから指定された値が有効になります。

給紙口

メインフレームで指定されたホッパとプリンタの給紙口を関連付けします。「給紙口」の設定により、指定した任意の給紙口から印刷できます。

倍率

印刷時の倍率を設定します。メインフレームで縮小印刷が指定された場合、および縮小なしが指定された場合、それぞれの印刷倍率を設定できます。

用紙

メインフレームで指定された用紙サイズと実際に使用する用紙サイズを関連付けします。

「用紙」の設定により、指定した任意の用紙サイズに印刷できます。

注意

  • 用紙サイズに合わせた拡縮印刷はできません。

  • A6用紙への印刷を行う場合、プリンタによっては、A6用紙をレター用紙に関連付ける必要があります。

その他の設定

用紙、給紙口、倍率以外の設定ができます。

HOST PRINTコンソールのJOB情報として設定した、プリンタについての詳細設定の内容は、HOST PRINTのみで有効になります。Windowsシステムのプリンタのプロパティは変更されません。

デフォルトフォント

メインフレームから印刷文字タイプが指定されなかった場合に使用する文字のフォント名、スタイル、サイズを設定します。

あらかじめ、「MS明朝」が設定されています。

JEF拡張漢字・拡張非漢字と字体を合わせるために、「FF特殊111」を指定することを推奨します。印刷文字の拡大・縮小を行う場合は、フォントサイズを設定してください。

参考

「デフォルトフォント」に設定するフォントサイズは、9ポイントのサイズに対応します。

7ポイントおよび12ポイントが指定された場合、以下の変換式により、フォントサイズを調整して印刷します。

印字ポイント = メインフレームでの設定ポイント × ( 「デフォルトフォント」の指定ポイント / 9 )

例えば、メインフレームでの設定が7ポイントで、7ポイントと指定すると、印字ポイントは5.4ポイントとなります。

注意

フォントサイズを変更しても、文字間隔、行間隔や用紙の大きさは変わりません。文字が重ならないように設定してください。

ゴシックフォント

メインフレームからゴシック文字での印刷が指定された場合に使用する文字のフォント名、スタイル、サイズを設定します。

あらかじめ、「MSゴシック」が設定されています。

JEFゴシックフォントを導入している場合は「FF特殊211」、それ以外の場合は「MSゴシック」を指定することを推奨します。印刷文字の拡大・縮小を行う場合は、フォントサイズを設定してください。

参考

「ゴシックフォント」に設定するフォントサイズは、9ポイントのサイズに対応します。

7ポイントおよび12ポイントが指定された場合、以下の変換式により、フォントサイズを調整して印刷します。

印字ポイント = メインフレームでの設定ポイント × ( 「ゴシックフォント」の指定ポイント / 9 )

例えば、メインフレームでの設定が7ポイントで、7ポイントと指定すると、印字ポイントは5.4ポイントとなります。

注意

フォントサイズを変更しても、文字間隔、行間隔や用紙の大きさは変わりません。文字が重ならないように設定してください。

印字原点

テキストとオーバレイの印刷位置を微調整する必要がある場合の印字原点を設定します。

印字原点の指定は、テキストとオーバレイについて別々に指定することができます。

原点の値は0.1mm単位、-30mm~+30mmの範囲で設定可能です。

  • ランドスケープ、ポートレート形式

    [種別]に[LPモード以外]を選択してください。

  • LPモード形式

    [種別]に[LPモード]を選択してください。

注意

印字原点を指定して移動したことにより、プリンタの印字領域からはみ出た部分は印刷されません。