FNA Server管理コマンドは、「FNA Serverの設定」と「証跡ログの設定」の設定情報をテキストファイルにて編集し、更新するためのコマンドです。
本コマンドは、「FNA Serverの設定」と「証跡ログの設定」の設定情報を取得し、指定したFNA Server管理コマンド定義情報ファイルへ出力します。
また、本コマンドは、FNA Server管理コマンド定義情報ファイルを指定して、編集した設定内容を、「FNA Serverの設定」と「証跡ログの設定」で利用する部分を反映します。FNA Server管理コマンド定義情報ファイルに、未定義の項目については削除されずに、そのままの値が保持されます。
参 考
「FNA Serverの設定」の設定情報について、「第3章 FNA Serverの設定」を参照してください。
「証跡ログの設定」の設定情報について、「第7章 証跡ログ」を参照してください。
FNA Server管理コマンド定義情報ファイルの詳細について、「8.21 FNA Server管理コマンド定義情報ファイル」を参照してください。
▲ 注 意
複数のFNA Server管理コマンドを同時に起動することはできません。さらに、「FNA Serverの設定」や「証跡ログの設定」と同時に起動することはできません。
FNA Server管理コマンドを使用して、リモートコンピュータへ設定情報を入力する場合、「FNA Serverの設定」のみが入力できます。
実行方法
本コマンドの実行には、OSの管理者権限が必要です。管理者権限のあるコマンドプロンプト(「管理者として実行」したコマンドプロンプト)から実行してください。
FSADMIN [\\コンピュータ名] コマンド ファイル名
オプション | 内容 |
---|---|
(指定なし) | コマンドの使用方法を表示します。 |
\\コンピュータ名 | 管理対象コンピュータ。省略した場合、ローカルコンピュータが対象となります。 |
コマンド | EXPORT : FNA Server管理コマンド定義情報ファイルへの出力処理を実行します。 IMPORT : FNA Server管理コマンド定義情報ファイルからの入力処理を実行します。 |
ファイル名 | FNA Server管理コマンド定義情報ファイル名を指定します。 |
▲ 注 意
引数にファイル名は一つしか指定できません。複数指定した場合は最初のファイル名を使用します。
参 考
本コマンドを利用して、異常が発生する場合、「8.22 FNA Server管理コマンドエラーメッセージ」を参照してください。