対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
A
V10.0L20以降については、“Systemwalker CentricMGR 導入手引書”の“アカウントの変更(Windows(R))”、または“アカウントの変更【Windows】”を参照してください。
スタートアップアカウントを変更する場合
スタートアップアカウントを変更する場合は、以下の手順を実施します。
Systemwalker Centric Managerを停止します。
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
Pcentricmgr |
Systemwalker Operation Managerと共存する環境では、Systemwalker Operation Managerのサービスも停止してください。
スタートアップアカウントの名前を変更します。
OSのユーザ名変更機能を使用して、スタートアップアカウントのユーザ名を変更します。
ユーザ名変更ではなく、変更前のユーザを残し、新規に作成したユーザをスタートアップアカウントとして指定したい場合は、以下の条件を満たすユーザを作成する必要があります。
ローカルコンピュータのAdministratorsグループに所属していること
無期限パスワードが設定されていること
空白を含まない名前、パスワードであること
以下の特権が付加されていること
サービスとしてログオン
オペレーティングシステムの一部として機能
クォータの増加 (Windows Server 2003 STD /Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EEの場合、プロセスのメモリ クォータの増加)
プロセスレベルトークンの置き換え
Systemwalker Centric Managerのサービスの起動アカウントを変更します。
[コントロールパネル]または[管理ツール]の[サービス]を起動し、Systemwalker Centric Managerのサービスについてそれぞれ、サービスのログオンアカウントに、スタートアップアカウントが設定されているかどうかを確認します。
スタートアップアカウントが設定されていない場合
何もしません。
スタートアップアカウントが設定されている場合
[アカウント]に変更後のアカウント名を入力し、[パスワード]および“パスワードの確認入力”に変更後のパスワードを入力します。
Systemwalker Centric Managerで保持しているセキュリティ情報を変更します。(運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバだけ)
インストール時に指定したスタートアップアカウントは、Systemwalker Centric Managerのすべての操作が許可されています。変更前のスタートアップアカウントの権限を削除し、変更後のスタートアップアカウントをSystemwalker Centric Managerの内部情報に反映させます。
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerのセキュリティの定義情報を抽出します。
dmmkbat -d -f バッチファイル名 |
a)で生成されたバッチファイルのバックアップファイルを作成します。
a)で抽出されたバッチファイル内の情報を以下のとおり編集します。抽出されたコマンド列のうち、以下に該当する箇所に指定されている変更前のスタートアップアカウント名を、変更後のスタートアップアカウント名に変更します。スタートアップアカウント名以外は変更しないでください。
mpsetmemコマンドのパラメタ
dmsetaclコマンドの-uオプションのパラメタ
dmchownコマンドの-uオプションのパラメタ
編集例を以下に示します。
変更前のスタートアップアカウント名がsystemwalker、変更後のスタートアップアカウント名がnewuserの場合
【変更前】
mpdelrole -a |
【変更後】
mpdelrole -a |
Systemwalker Centric Manager内部に登録されているスタートアップアカウントの情報を変更します。
Systemwalkerのホームページから、以下のコマンドをダウンロードします。
スタートアップアカウント情報変更コマンド(実行ファイル名:cmd.exe) |
cmd.exeを解凍します。
解凍したファイルを以下に格納します。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\bin |
以下のコマンドを実行します。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\bin\dmchgswadmin [-u 変更後のスタートアップアカウント名] [-p パスワード] |
4.c)で編集したバッチファイルを実行し、変更後のセキュリティ定義情報を反映させます。
Systemwalker Centric Managerを起動します。
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。
Scentricmgr |
以下の条件の場合は、“Systemwalkerが保持しているアカウントを変更する場合”の手順を実施します。(運用管理サーバのみ)
性能監視機能を使用しており、性能情報出力で使用するFTPアカウントにスタートアップアカウントを設定している場合
導入支援機能を使用しており、導入支援のインストールアカウント、FTPアカウント、ログオンアカウントにスタートアップアカウントを設定している場合
Systemwalkerが保持しているアカウントを変更する場合
運用管理サーバの場合で、Systemwalker Centric Managerで保持しているアカウントの情報を変更する場合の手順を説明します。
性能監視で使用しているFTPアカウントを変更します。
性能監視機能を使用しており、性能情報出力で使用するFTPアカウントにスタートアップアカウントを設定している場合は、ユーザ、パスワード情報を変更します。
運用管理サーバまたは運用管理クライアントの[Systemwalkerコンソール 業務監視]で、[操作]メニューから[性能情報の出力]を選択します。
[性能情報出力]ダイアログボックスで、[FTP環境設定]ボタンをクリックします。
[FTPユーザアカウント設定]ダイアログボックスで、ユーザ名を変更後のユーザ名、FTPユーザアカウントのパスワード、および確認パスワードを、変更後のパスワードにします。
運用管理サーバ上のFTPサーバに対して以下に示す設定を行う必要があります。
ディレクトリアクセス権の設定
以下のディレクトリに対して、アクセスするアカウントに応じて、読み取り、および書き込みアクセス権を設定します。アクセスするアカウントは、性能情報出力の[FTPユーザアカウント設定]ダイアログボックスで指定したアカウントになります。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\MpTrfMgr |
仮想ディレクトリの設定
FTPサーバで、エイリアス名を“MpTrfMgr”として、“ディレクトリアクセス権の設定”でアクセス権を設定したディレクトリを設定します。
導入支援で使用しているアカウントを変更します。
導入支援機能を使用しており、導入支援のインストールアカウント、FTPアカウント、ログオンアカウントにスタートアップアカウントを設定している場合は、アカウント情報を変更します。
運用管理サーバまたは運用管理クライアントのSystemwalkerコンソール 業務監視で、[ファイル]メニューから[導入支援]を選択します。
[サーバ欄]のサーバの一覧から運用管理サーバを選択し、[操作]メニューから[ノードプロパティ]を選択して、[実行]ボタンをクリックします。
[配付/インストール情報]の[共通アカウント]にスタートアップアカウントが設定されている場合は、[共通アカウント]に変更後のユーザ名、[共通パスワード]にパスワードを入力し、[OK]ボタンをクリックします。
サイレントインストール情報を変更します。以下の操作を行っている場合は、再度同じ操作を行ってください。
[サーバ欄]
配付用環境設定フロッピーの作成
配付/インストール
ログオンスクリプトの設定/解除
サイレントインストール用ファイルのダウンロード
[クライアント欄]
フロッピー方式でのインストール
導入支援機能を使用するために、WWWサーバのCGIの実行のアカウントにスタートアップアカウントを設定している場合は、“匿名アクセスで使用されるアカウント”のユーザ名とパスワードを設定し直してください。