ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編
FUJITSU Software

20.16 新ノードフォルダにIPアドレスが“0.0.0.0”であるノードが表示される

対処1

対象バージョンレベル

確認ポイント

該当ノードのホスト名を発生元とする、Systemwalker Centric Managerの連携製品のイベントが通知されていませんか。

Systemwalker Centric Managerの連携製品と、そのイベントの例を以下に示します。

連携製品

イベント

Softek Storage Cruiser

「SSC:」で始まるイベント

System Console Software

「FJSVcsl:」で始まるイベント

運用管理サーバ上でopamsgrev(メッセージ検索コマンド)を実行し、上記のイベントが通知されていないか確認します。

原因

連携製品が獲得するホスト名と、Systemwalker Centric Managerが獲得するホスト名(ノード検出機能で検出されるホスト名および、被監視サーバ側の[通信環境定義]-[自ホスト名]の設定により決まるホスト名)の統一が取れていない場合に発生します。

対処方法

連携製品が獲得するホスト名と、Systemwalker Centric Managerが獲得するホスト名が統一される設定をします。具体的な設定方法は各製品のマニュアルを参照してください。

対処2(クラスタ待機系監視を行っている場合)

対象バージョンレベル

原因

運用系ノードのクラスタノード定義ファイルの内容(SwHostName)が、待機系ノードの通信環境定義で指定した自ホスト名と異なることが原因です。

対処方法

以下の手順で対処してください。

  1. Systemwalkerコンソールより、0.0.0.0として登録されたノードを削除してください。

  2. クラスタノード定義ファイルのSwHostNameの定義を、待機系ノードの通信環境定義で指定した自ホスト名と同一にしてください。

  3. クラスタサービスを再起動してください。再起動方法は、各クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。

ポイント

SwHostNameには監視する待機系ノードの[通信環境定義]-[自ホスト名]で指定した自ホスト名を128バイト以内で指定します。

  • “DNS”を選択している場合

    ドメインに登録してある場合は、ドメイン名も記述します。

  • “ホスト名”を選択している場合

    ホスト名を記述します。

  • “ユーザ指定”を選択している場合

    ここに指定してある名前をそのまま記述します。

対処3(クラスタ待機系監視を行っている場合)

対象バージョンレベル

原因

ノード検出により、待機系のノードが通信環境定義で指定した自ホスト名と異なるホスト名に変更されたことが原因です。

対処方法

通信環境定義で指定した自ホスト名とノード検出時に名前解決されるホスト名を統一してください。

[参考]

運用管理サーバのノードプロパティのホスト名がフルドメイン名(FQDN)からホスト名に変される

ホスト名がイント発生時と、ノード検出時で異なる名前で表示される

対処4

対象バージョンレベル

確認ポイント

以下のSystemwalkerスクリプトを実行していませんか。

原因

Systemwalkerコンソールのホスト名とスクリプトに定義するホスト名が一致していない、または、Systemwalkerコンソール上に存在しないノードを指定して、Systemwalkerスクリプトを実行しているからです。

対処方法

  1. Systemwalkerスクリプトを停止します。

  2. Systemwalkerコンソールより、“0.0.0.0”として登録されたノードを削除してください。

  3. Systemwalkerスクリプトを編集しホスト名の定義を一致させます。不要なノードが定義されている場合は削除します。

  4. Systemwalkerスクリプトを実行します。