SQLのアクセス性能に関してよくある質問と、その回答について説明します。
性能が悪くなったら?
運用しているうちにデータベースのアクセス性能が悪くなった場合は、パフォーマンスモニタを利用して、性能の悪いSQL文を絞り込みます。その後、rdbexecsqlコマンドを利用してアクセスプランを取得し、最適化情報を分析します。
最適化情報を更新することにより、アクセス性能を改善できるため、rdbupsコマンドを実行してみてください。
思うような性能を得られない場合は、rdbupsコマンドの-Rオプションによって、更新された最適化情報を最大3回まで更新前の状態に戻すことが可能です。
最適化情報を更新するには、rdbupsコマンドのtオプションで該当の表名を指定します。指定例を以下に示します。
最適化情報として、DSOおよびDSIの情報が表示されますが、Symfoware Serverの内部情報ですので、無視してください。
rdbups -t 在庫管理DB.在庫スキーマ.在庫表
注意
最適化情報をリカバリすると、リカバリ前の最適化情報には戻すことができないので注意してください。
参照
パフォーマンスモニタについては、“チューニングガイド”を参照してください。