[名称]
レプリケーションサービスのWindowsサービスの登録または削除コマンド
[抽出対象データベース]
Symfoware Server(Openインタフェース)
[形式]
レプリケーションサービスのWindowsサービスを登録する場合
lxrepwinsrv -R
[ -m { auto | demand } ]
レプリケーションサービスのWindowsサービスを削除する場合
lxrepwinsrv -D
[機能説明]
レプリケーションサービスのWindowsサービスの登録または削除を行います。
[オプションの意味]
レプリケーションサービスのWindowsサービスを登録します。
登録されるWindowsサービス名は以下のようになります。
Linkexpress Replication option Service x(注)
注) xは動作環境ファイルのWINSERVICE_NAME_SUFFIXに指定した値が設定されます。WINSERVICE_NAME_SUFFIXの指定を省略した場合は“Linkexpress Replication option Service”となります。
本オプション指定してコマンドを実行すると、以下の情報の入力を促すプロンプトが表示されます。それに従って入力してください。
Windowsサービスを開始するユーザ名
Windowsサービスを開始するユーザ名に対するパスワード
Windowsサービスを実行するユーザのパスワードの再入力
Symfoware Serverへの接続ユーザ名
以下にプロンプトの表示と入力例を示します。
Windowsサービスを開始するユーザ名およびSymfoware Serverへの接続ユーザ名を“postgres”とする場合
Username and Password to start Windows Service Username (default:SYSTEM) : postgres<Enter> (1) Password : *****<Enter> (2) Re-enter Password: *****<Enter> (3) Username for connecting to Symfoware Server Username (default: postgres) :<ENTER> (4)
Windowsサービスを開始するユーザ名
レプリケーションサービスのWindowsサービスを開始するユーザ名を入力します。このユーザ名はWindowsサービスがログオンに使用するユーザアカウントとして登録します。ユーザ名は「ドメイン名\ユーザ名」の形式で指定します。ビルトインドメインに所属している場合は「ユーザ名」のみの指定が可能です。
省略した場合SYSTEM(Local System)アカウントとして登録します。“SYSTEM”と入力した場合も同様です。この場合は2.と3.のパスワード入力表示が行われません。
Windowsサービスを開始するユーザ名に対するパスワード
レプリケーションサービスのWindowsサービスを開始するユーザのパスワードを入力します。
Windowsサービスを実行するユーザのパスワードの再入力
2.で入力したパスワードの確認のために、パスワードを再入力します。
Symfoware Serverへの接続ユーザ名
レプリケーションサービスを起動する際にSymfoware Serverへ接続するためのユーザ名を63バイト以内の文字列で入力します。ユーザにはSymfoware ServerのロールとしてSUPERUSER権限が付与されている必要があります。省略した場合は、“SYSTEM”となります。
Symfoware Serverへの接続はパスワードを指定せずに行われます。パスワード認証に関する詳細については、Symfoware Serverのマニュアルを参照してください。
レプリケーションサービスのWindowsサービスを削除します。
Windowsサービスの開始方法を指定します。“auto”を指定した場合、Windowsシステム起動時にレプリケーションサービスを自動で開始します。“demand”を指定した場合は手動で開始してください。省略時は“auto”が指定されたものとみなされます。
[注意事項]
本コマンドの実行までに動作環境ファイルを作成してください。
環境変数LXREPCONFIGにより、動作環境ファイルの作成先ファイルパス名を設定してください。
本コマンドは、“Administrators”グループに属するユーザで実行してください。
Windowsサービスを開始するユーザは、“Administrators”グループに属している必要があります。 また、サービスとしてログオンする権利を割り当てる必要があります。
Windowsサービス登録後、レプリケーションサービスを起動するまでに動作環境ファイルの作成先ファイルパス名を変更した場合は、Windowsサービスの削除・再登録を行ってください。
Windowsサービス削除の場合、レプリケーションサービスが起動中のときは、エラーとなります。
Windowsサービス登録時には、以下の入力情報に対する正当性チェックは行いません。レプリケーションサービスを起動する際に行います。
Windowsサービスを開始するユーザ名に対するパスワード
Symfoware Serverへの接続ユーザ名
このため、本コマンド実行後にレプリケーションサービスを起動して、入力情報が正しいことを確認してください。入力情報が正しくない場合には、レプリケーションサービスの起動がエラーとなります。その場合は、上記の情報を正しく指定してレプリケーションサービスをWindowsサービスに登録し直してください。
なお、Windowsサービスを開始するユーザ名のパスワードを変更した場合は、Windowsサービスの設定により登録済みのパスワードを変更してください。
[復帰値]
0:正常終了
0以外:異常終了