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Systemwalker for Oracle エージェントクラスタユーザーズガイド
FUJITSU Software

6.1.2 各ノードでの作業

各ノードにインストールされているSystemwalker for Oracleをクラスタ構成から解除する手順を説明します。

解除方法には以下の2通りがあります。

注意

【UNIX版】

コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

【Windows版】

コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

6.1.2.1 クラスタ運用していないサーバとして監視する場合

クラスタ運用していたノードを、クラスタ運用していないサーバとして運用する場合の手順を説明します。以下の手順で作業を行ってください。


UNIX版】

  1. デーモンを停止します

    【Solaris版】

    Systemwalker for Oracleのデーモンを停止します。
    以下のコマンドを実行してください。

    # /etc/rc0.d/K53mpor stop <ENTER>

    【Linux版】

    Systemwalker for Oracleのデーモンを停止します。
    以下のコマンドを実行してください。

    # /etc/rc.d/rc0.d/K53zfjsvmpor stop <ENTER>

  2. Systemwalker for Oracleの環境設定の解除

    クラスタ運用として定義されているSystemwalker for Oracleの環境を解除します。
    以下のコマンドを実行してください。

    # /opt/FJSVmpor/bin/mporbsetup -d <ENTER>

    注意

    環境設定コマンド実行時の注意事項

    • コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
      イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。

    • 環境設定コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「n」を選択してください。
      Systemwalker Centric Managerの再起動は、「4. すべてのノードでSystemwalker Centric Managerを再起動します」で行います。

  3. Systemwalker for Oracleの環境設定

    クラスタ運用していないサーバとしての環境設定を行います。
    以下のコマンドを実行してください。

    # /opt/FJSVmpor/bin/mporbsetup -s <ENTER>

    注意

    環境設定コマンド実行時の注意事項

    • コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
      イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。

    • 環境設定コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「n」を選択してください。
      Systemwalker Centric Managerの再起動は、「4. すべてのノードでSystemwalker Centric Managerを再起動します」で行います。

  4. すべてのノードでSystemwalker Centric Managerを再起動します

    すべてのノードでSystemwalker for Oracleのインストールおよび環境設定が完了したあとでSystemwalker Centric Managerを再起動してください。
    再起動については、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。

  5. SELinuxのタイプ設定の解除【Red Hat Enterprise Linux 6】

    SELinuxのタイプ設定の変更を行っていた場合、解除を実施します。
    以下のコマンドを実行し、監視情報格納先に対してSELinuxのタイプ設定の解除を実施します。

    # /usr/sbin/semanage fcontext -d -t usr_t '監視情報格納先(/.*)?' <ENTER>
    # /sbin/restorecon -R 監視情報格納先 <ENTER>

  6. 監視条件を設定します

    クラスタ運用の解除を行った場合、再度、監視を行うための設定が必要です。
    “Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracleの監視を行うための設定”を参照し、設定を行ってください。

    注意

    [監視情報格納先]のファイル削除について

    Oracle環境情報の設定時に「監視情報格納先」を設定した場合、設定したディレクトリ配下のファイルを削除してください。


【Windows版】

  1. サービスを停止します

    Systemwalker for Oracleのサービスを停止します。
    [コントロールパネル]の[サービス]画面から、以下のサービスを停止してください。

    • Systemwalker for Oracle Communicator

    • Systemwalker for Oracle Monitor

  2. Systemwalker for Oracleの環境を解除します

    クラスタ運用として定義されているSystemwalker for Oracleの環境を解除します。
    以下のコマンドを実行してください。

    mpormstup.exe -d <ENTER>

    注意

    環境設定コマンド実行時の注意事項

    コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
    イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。

  3. Systemwalker for Oracleの環境設定を行います

    クラスタ運用していないサーバとしての環境設定を行います。
    以下のコマンドを実行してください。

    mpormstup.exe -s <ENTER>

    注意

    環境設定コマンド実行時の注意事項

    コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
    イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。

  4. Systemwalker Centric Managerを再起動します

    「3.Systemwalker for Oracleの環境設定を行います」で設定した情報は、Systemwalker Centric Managerの再起動を実施することにより反映されます。

    Systemwalker for Oracleの環境設定が完了したあとで、Systemwalker Centric Managerを再起動してください。
    再起動については、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。

  5. サービスを開始します

    Systemwalker for Oracleのサービスを開始します。
    [コントロールパネル]の[サービス]画面から、以下のサービスを開始してください。

    • Systemwalker for Oracle Communicator

  6. 監視条件を設定します

    クラスタ運用の解除を行った場合、再度、監視を行うための設定が必要です。
    “Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“Oracleの監視を行うための設定”を参照し、設定を行ってください。

    注意

    [監視情報格納先]のファイル削除について

    Oracle環境情報の設定時に「監視情報格納先」を設定した場合、設定したディレクトリ配下のファイルを削除してください。


6.1.2.2 アンインストールを行う場合

  1. SELinuxのタイプ設定の解除【Red Hat Enterprise Linux 6】

    SELinuxのタイプ設定の変更を行っていた場合、解除を実施します。
    以下のコマンドを実行し、監視情報格納先に対してSELinuxのタイプ設定の解除を実施します。

    # /usr/sbin/semanage fcontext -d -t usr_t '監視情報格納先(/.*)?' <ENTER>
    # /sbin/restorecon -R 監視情報格納先 <ENTER>

  2. アンインストール

    クラスタ運用していたノードのSystemwalker for Oracleをアンインストールする場合は、 “Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“アンインストール”を参照してください。


注意

[監視情報格納先]のファイル削除について

Oracle環境情報の設定時に「監視情報格納先」を設定した場合、設定したディレクトリ配下のファイルを削除してください。