Systemwalker for Oracle 11.0(Solaris版)およびV11.0L10(Windows版)において、「UNDO表領域の空き領域」の監視項目を追加したことにより、「ユーザ表領域空き領域」の監視方法が変更となりました。
運用管理サーバおよび監視対象サーバにインストールされているSystemwalker for Oracleが以下の組み合わせの場合の注意事項を示します。
インストールされているSystemwalker for Oracle | 監視対象サーバ | |||||||
Solaris版 | Windows版 | Linux版 | ||||||
10.0 | 11.0 | V10.0L10 | V11.0L10 | V10.0L20 | V11.0L10 | |||
運用管理サーバ | Solaris版 | 5.2 | (*2) | (*1) | (*2) | (*1) | (*2) | (*1) |
11.0 | (*2) | (*3) | (*2) | (*3) | (*2) | (*3) | ||
Windows版 | V5.0L30 | (*2) | (*1) | (*2) | (*1) | (*2) | (*1) | |
V11.0L10 | (*2) | (*3) | (*2) | (*3) | (*2) | (*3) | ||
Linux版 | V13.1.0 | (*2) | (*3) | (*2) | (*3) | (*2) | (*3) |
「ユーザ表領域の空き領域」の監視では「UNDO表領域」は含みません。
「UNDO表領域の空き領域」の項目は設定することはできません。
以降に記載する「対処方法」を行うことにより、「ユーザ表領域の空き領域」の監視において、「UNDO表領域」を含めた領域監視を行うことができます。
「ユーザ表領域の空き領域」の監視では「UNDO表領域」を含みます。
「UNDO表領域の空き領域」の項目は設定することはできません。
「ユーザ表領域の空き領域」の監視では「UNDO表領域」を含みません。
UNDO表領域の空き領域を監視する場合は、「UNDO表領域の空き領域」を選択します。
対処方法
上記組み合わせ表の(*1)の場合、「ユーザ表領域の空き領域」の監視において、「UNDO表領域」を含めた領域監視を行う場合、以下の手順で対処を行う必要があります。
注意
クラスタ運用時の注意事項
監視対象のサーバがクラスタシステム上で運用されている場合、各ノードで実行する必要があります。
以下の手順で行います。
対処コマンドの実行
監視対象のサーバ上で以下のコマンドを実行してください。
<監視対象のサーバのOSがUNIX系の場合>
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporchgscr.sh -c <ENTER> |
<監視対象のサーバのOSがWindowsの場合>
コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
(Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\bin\mporchgscr.bat -c <ENTER> |
設定確認
設定が正しく行われているか確認します。
対処コマンドを実行したサーバ上で以下のコマンドを実行してください。
<監視対象のサーバのOSがUNIX系の場合>
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporchgscr.sh -v <ENTER> |
以下のメッセージが表示されることを確認してください。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporchgscr.sh -v <ENTER> |
<監視対象のサーバのOSがWindowsの場合>
コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
(Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\bin\mporchgscr.bat -v <ENTER> |
以下のメッセージが表示されることを確認してください。
(Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\bin\mporchgscr.bat -v <ENTER> |
解除方法
対処方法を実施し、「ユーザ表領域の空き領域」の監視において、「UNDO表領域」を含めた領域監視を行う設定をした後で運用管理サーバを11.0(Solaris版)以降またはV11.0L10(Windows版)以降へバージョンアップした場合(上記組み合わせ表の(*3))の解除方法について説明します。
解除を行わずに「ユーザ表領域の空き領域」および「UNDO表領域の空き領域」を監視項目として選択した場合、UNDO表領域の空き領域の監視が重複して行われますので、対処の解除は必ず行ってください。
注意
クラスタ運用時の注意事項
監視対象のサーバがクラスタシステム上で運用されている場合、各ノードで実行する必要があります。
以下の手順で行います。
解除コマンドの実行
監視対象のサーバ上で以下のコマンドを実行してください。
<監視対象のサーバのOSがUNIX系の場合>
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporchgscr.sh -d <ENTER> |
<監視対象のサーバのOSがWindowsの場合>
コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
(Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\bin\mporchgscr.bat -d <ENTER> |
解除確認
設定解除が正しく行われているか確認します。
対処コマンドを実行したサーバ上で、以下のコマンドを実行してください。
<監視対象のサーバのOSがUNIX系の場合>
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporchgscr.sh -v <ENTER> |
以下のメッセージが表示されることを確認してください。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporchgscr.sh -v <ENTER> |
<監視対象のサーバのOSがWindowsの場合>
コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
(Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\bin\mporchgscr.bat -v <ENTER> |
以下のメッセージが表示されることを確認してください。
(Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\bin\mporchgscr.bat -v <ENTER> |