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Systemwalker for Oracle 導入ガイド
FUJITSU Software

G.6 「ユーザ表領域の空き領域」および「UNDO表領域の空き領域」について【Solaris版/Windows版】

Systemwalker for Oracle 11.0(Solaris版)およびV11.0L10(Windows版)において、「UNDO表領域の空き領域」の監視項目を追加したことにより、「ユーザ表領域空き領域」の監視方法が変更となりました。

運用管理サーバおよび監視対象サーバにインストールされているSystemwalker for Oracleが以下の組み合わせの場合の注意事項を示します。

インストールされているSystemwalker for Oracle

監視対象サーバ

Solaris版

Windows版

Linux版

10.0
10.0.1
10.1

11.0
以降

V10.0L10
V10.0L20

V11.0L10
以降

V10.0L20

V11.0L10
以降

運用管理サーバ

Solaris版

5.2
10.0
10.0.1
1
0.1

(*2)

(*1)

(*2)

(*1)

(*2)

(*1)

11.0
以降

(*2)

(*3)

(*2)

(*3)

(*2)

(*3)

Windows版

V5.0L30
V10.0L10
V10.0L20

(*2)

(*1)

(*2)

(*1)

(*2)

(*1)

V11.0L10
以降

(*2)

(*3)

(*2)

(*3)

(*2)

(*3)

Linux版

V13.1.0
以降

(*2)

(*3)

(*2)

(*3)

(*2)

(*3)

(*1)

「ユーザ表領域の空き領域」の監視では「UNDO表領域」は含みません
「UNDO表領域の空き領域」の項目は設定することはできません。
以降に記載する「対処方法」を行うことにより、「ユーザ表領域の空き領域」の監視において、「UNDO表領域」を含めた領域監視を行うことができます。

(*2)

「ユーザ表領域の空き領域」の監視では「UNDO表領域」を含みます
「UNDO表領域の空き領域」の項目は設定することはできません。

(*3)

「ユーザ表領域の空き領域」の監視では「UNDO表領域」を含みません
UNDO表領域の空き領域を監視する場合は、「UNDO表領域の空き領域」を選択します。


対処方法

上記組み合わせ表の(*1)の場合、「ユーザ表領域の空き領域」の監視において、「UNDO表領域」を含めた領域監視を行う場合、以下の手順で対処を行う必要があります。

注意

クラスタ運用時の注意事項

監視対象のサーバがクラスタシステム上で運用されている場合、各ノードで実行する必要があります。

以下の手順で行います。

  1. 対処コマンドの実行

    監視対象のサーバ上で以下のコマンドを実行してください。

    <監視対象のサーバのOSがUNIX系の場合>

    コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

    # /opt/FJSVmpor/bin/mporchgscr.sh -c <ENTER>

    <監視対象のサーバのOSがWindowsの場合>

    コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

    (Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\bin\mporchgscr.bat -c <ENTER>

  2. 設定確認

    設定が正しく行われているか確認します。
    対処コマンドを実行したサーバ上で以下のコマンドを実行してください。

    <監視対象のサーバのOSがUNIX系の場合>

    コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

    # /opt/FJSVmpor/bin/mporchgscr.sh -v <ENTER>

    以下のメッセージが表示されることを確認してください。

    # /opt/FJSVmpor/bin/mporchgscr.sh -v <ENTER>
    Free space of UNDO tablespace is monitored in user tablespace. (V10)

    <監視対象のサーバのOSがWindowsの場合>

    コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

    (Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\bin\mporchgscr.bat -v <ENTER>

    以下のメッセージが表示されることを確認してください。

    (Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\bin\mporchgscr.bat -v <ENTER>
    Free space of UNDO tablespace is monitored in user tablespace. (V10)

解除方法

対処方法を実施し、「ユーザ表領域の空き領域」の監視において、「UNDO表領域」を含めた領域監視を行う設定をした後で運用管理サーバを11.0(Solaris版)以降またはV11.0L10(Windows版)以降へバージョンアップした場合(上記組み合わせ表の(*3))の解除方法について説明します。

解除を行わずに「ユーザ表領域の空き領域」および「UNDO表領域の空き領域」を監視項目として選択した場合、UNDO表領域の空き領域の監視が重複して行われますので、対処の解除は必ず行ってください。

注意

クラスタ運用時の注意事項

監視対象のサーバがクラスタシステム上で運用されている場合、各ノードで実行する必要があります。

以下の手順で行います。

  1. 解除コマンドの実行

    監視対象のサーバ上で以下のコマンドを実行してください。

    <監視対象のサーバのOSがUNIX系の場合>

    コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

    # /opt/FJSVmpor/bin/mporchgscr.sh -d <ENTER>

    <監視対象のサーバのOSがWindowsの場合>

    コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

    (Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\bin\mporchgscr.bat -d <ENTER>

  2. 解除確認

    設定解除が正しく行われているか確認します。
    対処コマンドを実行したサーバ上で、以下のコマンドを実行してください。

    <監視対象のサーバのOSがUNIX系の場合>

    コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

    # /opt/FJSVmpor/bin/mporchgscr.sh -v <ENTER>

    以下のメッセージが表示されることを確認してください。

    # /opt/FJSVmpor/bin/mporchgscr.sh -v <ENTER>
    Free space of UNDO tablespace is monitored in UNDO tablespace. (V11)

    <監視対象のサーバのOSがWindowsの場合>

    コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

    (Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\bin\mporchgscr.bat -v <ENTER>

    以下のメッセージが表示されることを確認してください。

    (Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\bin\mporchgscr.bat -v <ENTER>
    Free space of UNDO tablespace is monitored in UNDO tablespace. (V11)