[Oracle環境情報設定]画面を表示し、各監視に対して必要な項目を設定します。
Oracle環境情報設定は[Oracle環境情報設定]画面から設定します。
注意
[Oracle環境情報設定]画面での注意事項
各入力域には以下の文字は使用しないでください。
"、<、>、&、%、;、*、^、|、'、`、[、]、(、)、?
対象となるOracle SIDを選択します
[Oracle監視機能設定]画面で、監視対象となるOracle SIDの[Oracle環境情報]ボタンを選択します。
新規にOracle環境情報設定を行う場合、および監視対象のOracleを追加する場合は[追加]ボタンを選択します。
Oracle環境情報の設定を行います
[Oracle環境情報設定]画面が表示されます。
Oracle環境情報の設定手順について、以下に示します。
注意
「Oracle環境情報の設定」を行う際の注意事項
監視対象サーバ上のSystemwalker for Oracleの通信デーモン/通信サービスが起動している必要があります。
「設定した内容の整合性を確認します」を行う場合、監視対象のOracleが稼働している必要があります。
[Oracle環境情報設定]画面の内容を設定します
[Oracle環境情報設定]画面では、以下の情報を設定します。
Systemwalker for Oracle クラスタ運用オプション(クラスタ運用時)
スタンバイ・データベース情報(Data Guardに関する監視機能を使用する場合)
設定する内容の詳細については、“6.2.2 [Oracle環境情報設定]画面に設定する情報”を参照してください。
注意
Oracle環境情報を新規に作成する場合、「バージョン情報」は表示されません。
[Oracle環境情報設定]画面の「Systemwalker for Oracleクラスタ運用オプション」は、監視対象サーバがクラスタ運用の場合のみ表示されます。
以下の条件をすべて満たす場合、[スタンバイ情報]ボタンが表示されます。
・Oracle環境情報が定義済である。
・監視対象のOracleバージョンが"10.1.0"以降である。
・運用管理サーバおよび監視対象の業務サーバにインストールされているSystemwalker for OracleがEnterprise Editionである。
・監視対象となるサーバのSystemwalker for Oracleのバージョンが以下である。
- V13.1.0以降(Solaris版/Windows版)
- V13.3.0以降(Linux版)
設定した内容の整合性を確認します
[Oracle環境情報設定]画面で[整合性の確認]ボタンをクリックすることにより、設定した内容の整合性を確認します。
ただし、設定内容の確認を行う際に以下に示す項目のいずれか1つでも未入力であると確認は行いません。必ず設定されていることを確認したうえで、[整合性の確認]ボタンをクリックしてください。
OS種別
OSキャラクタセット
ORACLE_SID
ORACLE_HOME
Oracleユーザ名
Oracleユーザパスワード
Oracleユーザパスワードの確認入力
注意
「Oracle環境情報の設定」を行う際の注意事項
設定した内容の整合性確認を行わずに[登録]または[更新]ボタンをクリックし、情報を確定することも可能です。
ただし、設定した内容の整合性は確認されませんので注意してください。
整合性確認では「スタンバイ・データベース情報」に設定した内容の整合性は確認しません。「スタンバイ・データベース情報」に設定した内容の確認は、[スタンバイ・データベース情報設定]画面の「接続確認」で行います。
詳細は“6.2.2.7 スタンバイ・データベース情報の設定”を参照してください。
確認結果が表示されます
設定した内容に対する確認結果が表示されます。
確認結果は監視対象のサーバ上のOracleにアクセスして得た情報を元に整合性を確認し、設定内容と一致していないものに関してのみ表示されます。
Oracleにアクセスして得た情報と設定内容がすべて一致した場合、以下のメッセージが表示されます。
整合性の確認が完了しました。 |
上記のメッセージが表示された場合、そのまま[次へ]ボタンをクリックしてください。
以下に確認結果の表示例を示します。
設定内容を確認結果の内容に変更する場合、「変更」欄のチェックボックスをチェックしてください。
確認結果に表示された内容を確認する必要があります。
修正が必要な場合は、「Oracle環境情報設定」画面で修正してください。
設定した内容の確認および変更が完了した後、[次へ]ボタンをクリックしてください。
注意
確認結果についての注意事項
監視対象のOracleの「バックグラウンド・トレースファイル」および「ユーザ・トレースファイル」の格納先が同じである場合、確認結果の「Traceファイル格納先(ユーザ・プロセス)」は、設定なしとして、(未入力)となります。これは、確認結果を反映した後、Oracle環境情報設定を登録または更新する場合、同一格納先を指定していることが原因で入力エラーとなることを避けるためです。
初期化パラメタ(*)に環境変数を含んだパスが指定されている場合、もしくは、これらの初期化パラメタが省略されている場合、以下の確認結果に環境変数を含んだパスが表示される場合があります。
・Alertログファイル格納先
・Traceファイル格納先(バックグラウンド・プロセス)
この場合は、「Oracle環境情報の設定」画面にて環境変数の設定値に置き換え、設定内容に誤りがないことを確認したうえで、「登録」または「更新」を行ってください。
(*) 監視対象のOracleバージョンが"10.2.0"以前の場合、
"BACKGROUND_DUMP_DEST"および"USER_DUMP_DEST"です。
監視対象のOracleバージョンが"11.1.0"以降の場合、"DIAGNOSTIC_DEST"です。
[Oracle環境情報設定]画面で再確認します
確認結果画面で設定内容を変更した場合(「変更」欄をチェックした内容がある場合)、[Oracle環境情報設定]画面に反映されているか確認してください。
また、修正が必要な場合はここで修正します。
「a. [Oracle環境情報設定]画面の内容を設定します」で設定した内容から変更している場合、再度[整合性の確認]ボタンをクリックして設定内容の整合性の確認を行ってください。この場合、パスワードおよびパスワードの確認入力を再入力する必要があります。
設定内容を確定します
「d. [Oracle環境情報設定]画面で再確認します」で設定内容に誤りがないことを確認した後、[Oracle環境情報設定]画面でパスワードおよびパスワードの確認入力を再入力し、[登録]または[更新]ボタンをクリックしてください。
Oracle環境情報設定完了の画面表示
Oracle環境情報が正常に設定されると、設定完了画面が表示されます。
[終了]ボタンをクリックすると、Oracle環境情報の設定が終了します。
Data Guardに関する監視機能を使用する場合、続けてスタンバイ・データベース情報の設定を行います。
[スタンバイ情報]ボタンを選択します。
設定方法の詳細については、“6.2.2.7 スタンバイ・データベース情報の設定”を参照してください。