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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

E.1.1 ワークユニット定義ファイルの作成

以下のようにワークユニット定義ファイルを作成します。
ファイル名は任意(半角英数字)で構いません。

[WORK UNIT]
  Name: ASYNCWU                                             ------ 1
  Kind: ASYNC                                               ------ 2
  Batch Mode: NO                                            ------ 3
[Control Option]
  Current Directory: /opt/FJSVibs/var/deployment/mlserver/ASYNCWU/current
                                                            ------ 4
  Application Retry Count:1                                 ------ 5
  Library for Application: /opt/FJSVcbl/lib                 ------ 6
  Library for Application: /opt/FSUNrdb2b/lib
  Environment Variable: LANG=ja_JP.UTF-8                    ------ 7
  Environment Variable: NLSPATH=/opt/FJSVcbl/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FJSVcbl/lib/nls/C/%N.cat 
  Environment Variable: OD_CODE_SET=UTF8
  Environment Variable: SQLRTENV=/opt/FJSVibs/var/deployment/mlserver/ASYNCWU/current/fssqlenvc
  Environment Variable: RDBNAME=SYS1
[Application Program]
  Destination: que01                                        ------ 8
  Process Mode:NO                                           ------ 9
  Concurrency: 1                                            ------ 10
  Thread Concurrency:1                                      ------ 11
  Transaction Retry Count:1                                 ------ 12

[WORK UNIT]
  Name: ASYNCWU                                             ------ 1
  Kind: ASYNC                                               ------ 2
  Batch Mode: NO                                            ------ 3
[Control Option]
  Current Directory: /opt/FJSVibs/var/deployment/mlserver/ASYNCWU/current
                                                            ------ 4
  Application Retry Count:1                                 ------ 5
  Library for Application: /opt/FJSVcbl/lib                 ------ 6
  Library for Application: /opt/FSUNbsort/lib 
  Library for Application: /opt/FJSVrdb2b/lib
  Environment Variable: LANG=ja_JP.UTF-8                    ------ 7
  Environment Variable: NLSPATH=/opt/FJSVcbl/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FJSVcbl/lib/nls/C/%N.cat:/opt/FSUNbsort/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FSUNbsort/lib/nls/C/%N.cat
  Environment Variable: OD_CODE_SET=UTF8
  Environment Variable: SQLRTENV=/opt/FJSVibs/var/deployment/mlserver/ASYNCWU/current/fssqlenvc
  Environment Variable: RDBNAME=SYS1
[Application Program]
  Destination: que01                                        ------ 8
  Process Mode:NO                                           ------ 9
  Concurrency: 1                                            ------ 10
  Thread Concurrency:1                                      ------ 11
  Transaction Retry Count:1                                 ------ 12

[WORK UNIT]
  Name: ASYNCWU                                             ------ 1
  Kind: ASYNC                                               ------ 2
  Batch Mode: NO                                            ------ 3
[Control Option]
  Current Directory: C:\Interstage\BAS\var\deployment\mlserver\ASYNCWU\current
                                                            ------ 4
  Application Retry Count:1                                 ------ 5
  Environment Variable: SQLRTENV=C:\Interstage\BAS\var\deployment\mlserver\ASYNCWU\current\fssqlenvc
                                                            ------ 7
  Environment Variable: RDBNAME=SYS1
[Application Program]
  Destination: que01                                        ------ 8
  Process Mode:NO                                           ------ 9
  Concurrency: 1                                            ------ 10
  Thread Concurrency:1                                      ------ 11
  Transaction Retry Count:1                                 ------ 12

No

項目名

設定内容

必要性

1

Name
ワークユニット名

ワークユニットの名前を指定します。
1~36バイト以内の半角英数字、ハイフン、アンダースコアで任意の値です。
ただし、先頭と最終文字にハイフン、アンダースコアは使用できません。先頭と最終文字にハイフン、アンダースコアを使用した場合、WU登録できません

必須

2

Kind
ワークユニット種別

“ASYNC”を指定してください(固定)。

必須

3

Batch Mode
バッチモード

“NO”を指定してください(固定)。

必須

4

Current Directory
カレントディレクトリ

カレントディレクトリを絶対パスで指定します。

必須

5

Application Retry Count
アプリケーションリトライカウント

プロセスが連続して異常終了することが可能な回数を0~255までの整数値で指定します。

  • 1を指定した場合
    プロセスが1回でも異常終了した場合には、WUを停止します。

  • 2以上を指定した場合
    本パラメタに指定した回数の連続した異常終了が発生するまで、プロセスを再起動します。本パラメタに指定した回数の連続した異常終了が発生した場合には、WUを停止します。

  • 0を指定した場合
    常にプロセスを再起動します。

6

Library for Application
アプリケーション使用ライブラリパス

次のライブラリを指定します。

  • COBOL使用時必須
    /opt/FJSVcbl/lib

  • Symfoware使用時必須
    /opt/FSUNrdb2b/lib

  • Oracle使用時必須
    ${ORACLE_HOME}/lib32

  • COBOL使用時必須
    /opt/FJSVcbl/lib (注)
    /opt/FSUNbsort/lib (注)

  • Symfoware使用時必須
    /opt/FJSVrdb2b/lib

  • Oracle使用時必須
    ${ORACLE_HOME}/lib

注)Intel64版NetCOBOLの場合は、代わりに以下を指定してください。

/opt/FJSVcbl64/lib
/opt/FJSVXbsrt/lib

設定する必要はありません。

注意

{ORACLE_HOME}には、Oracleのホームディレクトリを指定してください。

業務アプリケーションで、外部ライブラリの参照が必要な場合は、ここにパスを追加してください。

7

Environment Variable
環境変数

表“環境変数”を参照してください。

8

Destination
Destination名

処理要求メッセージ格納キューのDestination名を指定します。

必須

9

Process Mode
プロセスモード

業務処理実行アプリケーションをプロセスモードで実行する場合には“YES”を指定します。
業務処理実行アプリケーションをスレッドモードで実行する場合には“NO”を指定します。

10

Concurrency
プロセス多重度

1~255の整数値で指定します。

11

Thread Concurrency
スレッド多重度

1~255の整数値で指定します。
本パラメタはプロセスモードに“NO”を指定した場合に有効となります。

注意

データベースアクセス管理機能を利用する場合、Oracleを利用する場合、かつ、サーバアプリケーションにCOBOLを使用する場合は、スレッド多重度を1にする必要があります。

12

Transaction Retry Count
トランザクションリトライカウント

0~255の整数値で指定します。
処理要求メッセージごとにロールバックできる回数を指定します。

  • 1を指定した場合
    ロールバックが1度でも行われた場合、異常処理出口をスケジュールします。

  • 2以上を指定した場合
    本パラメタに指定した回数のロールバックが行われるまで、リトライを行います。本パラメタに指定した回数のロールバックが行われた場合には、異常処理出口をスケジュールします。

  • 0を指定した場合
    常にロールバックを行います。

各定義項目の詳細、および、その他の定義項目については、“付録F 非同期ワークユニットのワークユニット定義”を参照してください。

環境変数

名前

説明

必要性

LANG

文字コードを指定します。
業務アプリケーションのロケールに合わせて、指定してください。

  • ja_JP.PCK
    SJISを利用する場合に指定します。

  • ja (Solaris 10の場合)
    EUC S90を利用する場合に指定します。

  • ja_JP.eucJP (Solaris 11の場合)
    EUC S90を利用する場合に指定します。

  • ja_JP.UTF-8
    UTF-8を利用する場合に指定します。

必須

OD_CODE_SET

文字コードを指定します。
業務アプリケーションのロケールに合わせて、指定してください。

  • SJISMS
    SJISを利用する場合に指定します。

  • EUC
    EUC S90を利用する場合に指定します。

  • UTF8
    UTF-8を利用する場合に指定します。

必須

NLSPATH

COBOLランタイムのエラーメッセージファイルの格納PATHを指定します。固定で次の値を設定します。
/opt/FJSVcbl/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FJSVcbl/lib/nls/C/%N.cat

COBOL使用時必須

SQLRTENV

Symfoware Serverを利用する場合に指定します。
クライアント用の動作環境ファイルを絶対パスで指定します。

Symfoware Server使用時必須

RDBNAME

Symfoware ServerにRDBシステム名をつけて運用する場合のRDBシステム名を指定します。

注意

データベースシステムとの接続方法がリモート接続の場合は、RDBNAMEを指定する必要はありません。
接続方法の詳細については、“E.3.2 データベースアクセス環境の作成”を参照してください。

Symfoware Server使用時任意

ORACLE_BASE

Oracleを利用する場合に指定します。
Oracleのベースディレクトリを指定します。

Oracle使用時必須

ORACLE_HOME

Oracleを利用する場合に指定します。
Oracleのホームディレクトリを指定します。

Oracle使用時必須

ORA_NLS10

Oracleを利用する場合に指定します。
以下のパラメタを指定します。
${ORACLE_HOME}/nls/data

注意

${ORACLE_HOME}には、Oracleのホームディレクトリを指定してください。

Oracle使用時必須

NLS_LANG

Oracleを利用する場合に指定します。
業務アプリケーションのロケールに合わせて、以下の値を指定してください。

  • Japanese_Japan.JA16SJIS

  • Japanese_Japan.JA16SJISTILDE
    SJISを利用する場合に指定します。

  • Japanese_Japan.JA16EUC
    EUC S90を利用する場合に指定します。

  • Japanese_Japan.UTF8

  • Japanese_Japan.AL32UTF8
    UTF-8を利用する場合に指定します。

Oracle使用時必須

APFWRC_ORACLE

Oracleを利用する場合に指定します。
利用するOracleのバージョンを指定します。
Oracle 10gを使用する場合は10を、Oracle 11gを使用する場合は11を指定してください。
省略した場合は、11が指定されます。

省略可

APFWRC_ORAREL

Oracleを利用する場合に指定します。
利用するOracleのRelease番号を指定します。
Oracle 11g Release 1を使用する場合は1を、 Oracle 11g Release 2を使用する場合は2を指定してください。
省略した場合は、2が指定されます。
APFWRC_ORACLEに10が設定されている場合は、この環境変数の値は無視されます。

省略可

名前

説明

必要性

LANG

文字コードを指定します。
業務アプリケーションのロケールに合わせて、指定してください。

  • ja_JP.eucJP
    EUC S90を利用する場合に指定します。

  • ja_JP.UTF-8
    UTF-8を利用する場合に指定します。

必須

OD_CODE_SET

文字コードを指定します。
業務アプリケーションのロケールに合わせて、指定してください。

  • SJISMS
    SJISを利用する場合に指定します。

  • EUC
    EUC S90を利用する場合に指定します。

  • UTF8
    UTF-8を利用する場合に指定します。

必須

NLSPATH

COBOLランタイムのエラーメッセージファイルの格納PATHを指定します。固定で次の値を設定します。
/opt/FJSVcbl/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FJSVcbl/lib/nls/C/%N.cat:/opt/FSUNbsort/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FSUNbsort/lib/nls/C/%N.cat (注)

注)Intel64版NetCOBOLの場合は、代わりに以下を指定してください。

/opt/FJSVcbl64/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FJSVcbl64/lib/nls/C/%N.cat:/opt/FJSVXbsrt/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FJSVXbsrt/lib/nls/C/%N.cat

COBOL使用時必須

SQLRTENV

Symfoware Serverを利用する場合に指定します。
クライアント用の動作環境ファイルを絶対パスで指定します。

Symfoware Server使用時必須

RDBNAME

Symfoware ServerにRDBシステム名をつけて運用する場合のRDBシステム名を指定します。

注意

データベースシステムとの接続方法がリモート接続の場合は、RDBNAMEを指定する必要はありません。
接続方法の詳細については、“E.3.2 データベースアクセス環境の作成”を参照してください。

Symfoware Server使用時任意

ORACLE_BASE

Oracleを利用する場合に指定します。
Oracleのベースディレクトリを指定します。

Oracle使用時必須

ORACLE_HOME

Oracleを利用する場合に指定します。
Oracleのホームディレクトリを指定します。

Oracle使用時必須

ORA_NLS10

Oracleを利用する場合に指定します。
以下のパラメタを指定します。
${ORACLE_HOME}/nls/data

注意

${ORACLE_HOME}には、Oracleのホームディレクトリを指定してください。

Oracle使用時必須

NLS_LANG

Oracleを利用する場合に指定します。
業務アプリケーションのロケールに合わせて、以下の値を指定してください。

  • Japanese_Japan.JA16EUC
    EUC S90を利用する場合に指定します。

  • Japanese_Japan.UTF8

  • Japanese_Japan.AL32UTF8
    UTF-8を利用する場合に指定します。

Oracle使用時必須

APFWRC_ORACLE

Oracleを利用する場合に指定します。
利用するOracleのバージョンを指定します。
Oracle 10gを使用する場合は10を、Oracle 11gを使用する場合は11を指定してください。
省略した場合は、11が指定されます。

省略可

APFWRC_ORAREL

Oracleを利用する場合に指定します。
利用するOracleのRelease番号を指定します。
Oracle 11g Release 1を使用する場合は1を、 Oracle 11g Release 2を使用する場合は2を指定してください。
省略した場合は、2が指定されます。
APFWRC_ORACLEに10が設定されている場合は、この環境変数の値は無視されます。

省略可

名前

説明

必要性

SQLRTENV

Symfoware Serverを利用する場合に指定します。
クライアント用の動作環境ファイルを絶対パスで指定します。

Symfoware Server使用時必須

RDBNAME

Symfoware ServerにRDBシステム名をつけて運用する場合のRDBシステム名を指定します。

注意

データベースシステムとの接続方法がリモート接続の場合は、RDBNAMEを指定する必要はありません。
接続方法の詳細については、“E.3.2 データベースアクセス環境の作成”を参照してください。

Symfoware Server使用時任意

ORACLE_BASE

Oracleを利用する場合に指定します。
Oracleのベースディレクトリを指定します。

Oracle使用時必須

ORACLE_HOME

Oracleを利用する場合に指定します。
Oracleのホームディレクトリを指定します。

Oracle使用時必須

ORA_NLS10

Oracleを利用する場合に指定します。
以下のパラメタを指定します。
${ORACLE_HOME}/nls/data

注意

${ORACLE_HOME}には、Oracleのホームディレクトリを指定してください。

Oracle使用時必須

APFWRC_ORACLE

Oracleを利用する場合に指定します。
利用するOracleのバージョンを指定します。
Oracle 10gを使用する場合は10を、Oracle 11gを使用する場合は11を指定してください。
省略した場合は、11が指定されます。

省略可

APFWRC_ORAREL

Oracleを利用する場合に指定します。
利用するOracleのRelease番号を指定します。
Oracle 11g Release 1を使用する場合は1を、 Oracle 11g Release 2を使用する場合は2を指定してください。
省略した場合は、2が指定されます。
APFWRC_ORACLEに10が設定されている場合は、この環境変数の値は無視されます。

省略可

注意

以下に示す環境変数には、業務アプリケーションの文字コードに合わせて統一した値を設定する必要があります。

  • LANG

  • OD_CODE_SET

  • NLS_LANG