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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

18.1.3 IJServerワークユニットの設定

IJServerワークユニットを設定します。

以下にInterstage管理コンソールでの、設定例を示します。

Interstage管理コンソールでの設定は、[システム] > [ワークユニット] > “ワークユニット名” > [環境設定]タブ > [ワークユニット設定]で行います。

以下の表にIJServerワークユニットの項目説明を示します。

項目

説明

省略値

プロセス多重度

運用JavaVMと待機JavaVMの合計個数を指定します。
運用JavaVMと待機JavaVMがそれぞれ1個以上となるよう2以上の値を指定してください。

1

クラスパス

以下に示すアプリケーション安定稼働機能に必要なクラスパスを絶対パスで指定します。

/opt/FJSVwebc/lib/uji.jar
/opt/FJSVapcef/lib/ujief.jar
/opt/FJSVibs/lib/apfwsetsecurity.jar
/opt/FJSVibs/lib/apfwutils50.jar

apfwctrlaplコマンドでユーザクラスを実行する場合は、実行するユーザクラスも追加します。apfwctrlaplコマンドの詳細は“Interstage Business Application Server リファレンス”の“apfwctrlapl”を参照してください。

-

ライブラリパス

以下に示すアプリケーション安定稼働機能に必要なライブラリパスを絶対パスで指定します。

/opt/FJSVibs/lib

-

JavaVMオプション

以下の形式でアプリケーション安定稼働機能で使用するポート番号を1024以上の未使用ポート番号を指定します。
-Dcom.fujitsu.interstage.apfw.po.jmxremote.port.base=ポート番号

アプリケーション安定稼働機能では、プロセス多重度で指定したプロセス個数分のポートを使用し、2プロセス目以降のJavaVMは、指定されたポート番号+1、+2、...と加算したポート番号が使用されます。


-Xms16m -Xmx256m

-Xms16m -Xmx512m

Javaヒープ/Java Permanent領域不足時の制御

“アプリケーションにjava.lang.OutOfMemoryErrorを返却する”を選択します。

プロセスを再起動する

■JavaVMオプションには、以下も指定可能です。

オプション名

意味

説明

-Xms

Javaヒープの初期値

“-Xms”オプションと“-Xmx”オプションの値が異なる場合、領域が拡張される過程でガーベジコレクションが実行されます。リクエストの振り分けを極力抑止したい場合は同じ値を設定します。

-Xmx

Javaヒープの最大値

-XX:PermSize

Permanent世代領域の初期値

“-XX:PermSize”オプションと“-XX:MaxPermSize”オプションの値が異なる場合、領域が拡張される過程でガーベジコレクションが実行されます。ガーベジコレクションを極力抑制したい場合は、同じ数値を設定します。

-XX:MaxPermSize

Permanent世代領域の最大値

-Dsun.rmi.dgc.client.gcInterval

ガーベジコレクション発生間隔

JavaのRMI機能による自動ガーベジコレクションはデフォルトの場合、1時間間隔で動作します。時間間隔を変更する場合は、同じ数値を設定します。

-Dsun.rmi.dgc.server.gcInterval

アプリケーション安定稼働機能では、JavaVMのNew世代領域サイズ自動調整機能を使用できません。このため、以下のオプションを指定しないでください。

また、アプリケーション安定稼動機能では、HotDeploy機能およびクラスのオートリロード機能を使用できません。Interstage管理コンソールの[システム] > [ワークユニット] > “ワークユニット名” > [環境設定]タブ > [共通定義] で以下の設定をしてください。

項目

説明

省略値

HotDeployの使用

“しない”を選択します。

“しない”

オートリロード

“しない”を選択します。

“しない”