ページの先頭行へ戻る
Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

18.1.2 起動時実行クラスへの登録

アプリケーション安定稼働機能をInterstage Application ServerのIJServerワークユニットの実行クラスに登録します。起動時実行への登録方法には、Interstage管理コンソールを用いる方法とisj2eeadminコマンドを用いる2つの方法があります。isj2eeadminコマンドの詳細については、“Interstage Application Server コマンドリファレンス”を参照してください。

以下にInterstage管理コンソールを用いた起動時実行クラスへの登録方法を示します。

Interstage管理コンソールでの起動時実行クラスの設定は、[Interstage管理コンソール] > [システム] > [ワークユニット] > (ワークユニット名) > [実行クラス]で行います。

  1. 起動時実行クラスにアプリケーション安定稼働機能のクラスを設定する場合は“実行クラス設定1”の図のように設定します。

  2. 起動時実行クラスを複数設定する場合は1.に続いて“実行クラス設定2”の図のように設定します。

  3. WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用を指定した場合は“実行クラス設定3”の図のように設定します。

図18.1 実行クラス設定1

図18.2 実行クラス設定2

図18.3 実行クラス設定3

以下の表に起動時実行クラスの項目説明を示します。

項目

説明

省略値

実行クラスの種別

“起動時実行クラス”を選択します。
アプリケーション安定稼働機能は起動時実行クラスで動作します。

起動時実行クラス

名前

起動時実行クラスの設定情報を識別する名前を指定します。起動時実行クラスの名前を指定します。

-

実行するクラス名

以下に示すアプリケーション安定稼働機能の実行クラスを指定します。
com.fujitsu.interstage.apfw.po.ProcessObserverStarter

-

実行順

起動時実行クラスの実行順番を指定します。

アプリケーション安定稼働機能の実行クラスが最初に実行されるように指定します。

先に登録した実行クラスのあとに呼び出す

引数

定義ファイルを絶対パス名で指定します。

/opt/FJSVibs/etc/po/po.xml

例外発生時のワークユニット起動

“中止する”を選択します。

続行する

ワークユニット多重時の呼び出し

“すべてのVMで呼び出す”を選択します。

一度だけ呼び出す

クラスを実行するコンテナ

アプリケーション安定稼動機能を有効にするコンテナを選択します。
WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別のJavaVMで運用する場合に選択できます。

Web-EJB両方

設定に以下の誤りがあった場合、IJServerのコンテナログにエラーメッセージを出力しIJServerワークユニットの起動が失敗します。