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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

11.2.2 ワークユニットの設計

ワークユニットは、アプリケーションの運用単位です。同期アプリケーション連携実行基盤は、Interstage Application ServerのCORBAワークユニット上で動作します。

ワークユニットの作成単位

ワークユニットはアプリケーションの運用の単位です。1つのワークユニットには、同時に起動、停止を行うアプリケーションを配備します。複数のアプリケーションを、1つのグループ(業務)の単位に同期アプリケーション連携実行基盤に定義します。さらにその同期アプリケーション連携実行基盤をワークユニットに定義することで、アプリケーションを配備できます。
ワークユニットには、複数の同期アプリケーション連携実行基盤を定義できます。同期アプリケーション連携実行基盤とワークユニットの定義は、以下のような関係になります。

注意

図はサーバがSolarisおよびLinuxの場合の例です。

なお、ワークユニット内の1つのサーバアプリケーションが異常終了した場合には、そのワークユニット内のすべてのアプリケーションも停止となります。ほかのサーバアプリケーションの異常による影響を受けたくない場合には、ワークユニットを分ける考慮が必要です。

CORBAワークユニットについての詳細は、“Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)”を参照してください。

注意

  • 同期アプリケーション連携実行基盤では、ワークユニット上のアプリケーションの多重処理を行う場合、以下のモジュールを利用してください。

    • スレッド多重を利用するとき:スレッドモード用のモジュール

    • スレッド多重を利用しないとき:プロセスモード用のモジュール

  • 1つのワークユニットに複数の業務を配備した場合、それぞれのアプリケーションは、すべて異なるプロセスで動作します。

  • 1つのワークユニットに配備するサーバアプリケーションは、同じ言語で開発する必要があります。複数の言語で開発したサーバアプリケーションを混在して配備することはできません。

    • 環境構築コマンドを使用する場合、1つのワークユニットに対し、複数の業務を追加することはできません。

ワークユニットのタイプ

ワークユニットのタイプは、CORBAワークユニットを選択します。

ワークユニットの作成方法

ワークユニットの作成方法については、“13.8.2 ワークユニットの作成”を参照してください。