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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

2.2.1 データベースサーバに配置する資源

データベースサーバに配置するデータベースには、以下の4つのデータベースがあります。最小限の構成では、これらのデータベースは1つのデータベースサーバに配置することが可能です。

それぞれのデータベースを格納するサーバを拡張する場合の構成について以下に説明します。

なお、メッセージ格納DBは、業務用データベースと同じサーバに配置するため、構成を拡張する場合は、“2.2.1.1 業務用データベース格納用サーバ”を参照してください。

2.2.1.1 業務用データベース格納用サーバ

業務用データベースを格納するサーバは、運用環境やデータベース製品の機能に応じて、適切な台数で運用してください。

ただし、メッセージ格納DBを使用する場合は、業務用データベースを拡張するときに、特定のフロー定義で動作するアプリケーションから、業務用データベースに対応するデータベースリソース定義が1つとなるように設定してください。

注意

メッセージ格納DBは、製品版Symfoware ServerとOracleで使用できる業務用データベースです。

2.2.1.2 フロー定義DB格納用サーバ

フロー定義の情報を格納するデータベースサーバは、運用環境ごとに1台です。ここで、運用環境とは、ファイアウォールで外部とのアクセスが制限されているLAN内で、アプリケーションサーバなどの業務サーバが存在している環境を指しています。

フロー定義DBへのアクセス機会は以下に限定されるため、運用性能への影響は小さく、データベースの分散などは通常は必要ありません。

2.2.1.3 メッセージトラッキングDB格納用サーバ

メッセージトラッキング機能で使用するメッセージトラッキングDBは、通常、複数のフローで1つを共有します。しかし、メッセージトラッキングDBへの負荷が高い場合、フロー定義ごとに別々のデータベースサーバにメッセージトラッキング情報を格納することができます。

なお、同一のフロー定義に対し、複数のメッセージトラッキングDBを割り当てることはできません。また、同じアプリケーションが動作する場合でも、フロー定義が異なる場合は、フロー定義ごとにメッセージトラッキング情報を格納するデータベースが異なる可能性があります。