メータリングログには、イベントログと定期ログがあります。
以下に、それぞれのログについて説明します。
イベントログ
L-Platformの作成および解約、L-Serverの起動および停止など、リソースの状態が変化した際に出力されるログです。イベントログには、イベントが発生した日時、イベントの種別、リソースを識別する情報、および割当て量などのリソースの属性情報が記録されます。
以下の表に、イベントログが出力されるタイミングを示します。
イベント | イベント識別子 | イベント発生タイミング | リソース |
---|---|---|---|
追加 | ADD | リソースが追加され、実際にリソースが確保されたとき |
|
変更 | CHANGE | リソースが変更されたとき | |
削除 | DELETE | リソースの削除が依頼されたとき | |
起動 | START | リソースの起動が完了したとき |
|
停止 | STOP | リソースの停止が依頼されたとき |
注1) L-Platformテンプレートのイベントログは、テナント固有テンプレートに対して出力されます。グローバルテンプレートに対しては、イベントログは出力されません。また、変更(CHANGE)ログはテンプレート名を変更した際に出力されます。そのほかの基本情報および構成情報だけを変更した場合は、変更(CHANGE)ログは出力されません。
注2) ソフトウェアのイベントログは、L-Serverのイメージ情報に登録されているソフトウェア情報に基づいて出力されます。ソフトウェアの追加/削除イベントのイベント発生タイミングは、それぞれL-Serverの追加/削除イベントのイベント発生タイミングになります。
定期ログ
リソースの定期的な稼動状況を示すログです。
以下の表に、定期ログが出力されるタイミングを示します。
イベント | イベント識別子 | イベント発生タイミング | リソース |
---|---|---|---|
定期 | PERIOD | 毎日0:00 (デフォルト) (注1) |
|
注1) 定期ログの出力タイミングを変更する場合は、メータリングログ動作設定ファイルを書き換えたあとに定期ログのスケジュール設定変更コマンドを実行します。
メータリングログ動作設定ファイルについては「8.7.3 メータリングログの設定」を、定期ログのスケジュール設定変更コマンドについては「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「11.1 ctchg_chgschedule(定期ログのスケジュール設定の変更)」を参照してください。
注2) L-Platformテンプレートの定期ログは、テナント固有テンプレートに対して出力されます。グローバルテンプレートに対しては、定期ログは出力されません。
注意
定期ログの作成処理およびメータリングログの削除処理は、定期的に実施されます。
定期ログの作成処理およびメータリングログの削除処理の結果は、動作ログとして以下のファイルに出力されます。
定期ログの作成処理
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\RCXCTMG\Charging\log\metering_period.log
【Linuxマネージャー】
/var/opt/FJSVctchg/log/metering_period.log
メータリングログの削除処理
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\RCXCTMG\Charging\log\metering_log_db_delete.log
【Linuxマネージャー】
/var/opt/FJSVctchg/log/metering_log_db_delete.log
「メッセージ集」の「第14章 meterで始まるメッセージ」を参照して、処理が正常に動作しているかを確認してください。定期ログの作成処理は、毎日0:00または変更した時間の5分後以降に確認してください。メータリングログの削除処理は毎日0:35に実施されるため、その時間以降に確認してください。