ここでは、操作ログの導入と運用方法について説明します。
以下の手順を行います。
ディスク容量の見積り
インフラ管理者(infra_admin)は、操作ログを格納するためのディスク容量を見積ります。
以下の計算式を用いて、ディスク容量を見積り、操作ログの保存日数を決定します。
{(1日のリソースに対する操作回数) × (対象リソース数) × 1(KB) } × (保存日数) |
例
保存日数を180日(デフォルト)、リソースに対する操作回数を4回、対象リソース数を256個で見積る場合のディスク容量
保存日数 | 必要な容量 | 計算式 |
---|---|---|
180日分 | 約185MB | 4 × 256 × 1 × 180 = 184320 (KB) |
OSの[日付と時刻のプロパティ]ダイアログの設定の確認
OSの以下のタブが正しく設定されているか確認してください。設定に誤りがある場合、再設定してください。
[日付と時刻]タブ
[タイムゾーン]タブ
[インターネット時刻(またはネットワークタイムプロトコル)]タブ
操作ログの保存日数の設定
操作ログの保存日数の設定は、rcxadm logctl setコマンドを実行します。
rcxadm logctl setコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.13 rcxadm logctl」を参照してください。
操作ログの記録開始
操作ログの記録開始には、rcxadm logctl startコマンドを実行します。
rcxadm logctl startコマンドを実行すると、操作ログの記録開始日から、設定した保存日数分の操作ログを記録します。
事象が発生しない日、またはマネージャーの停止などで記録できない日は、記録日数としてカウントされません。
注意
操作ログの記録開始以降に、OSの[日付と時刻のプロパティ]ダイアログの設定を変更した場合
操作ログの表示と削除が正常に動作しないことがあります。
操作ログの記録開始以降に、OSの[日付と時刻のプロパティ]ダイアログの設定を変更する場合
「16.1.3 保守」を参照してください。
Cloud Editionのライセンスを適用した場合
マネージャー起動時に、自動的に操作ログの記録が開始されます。