ここでは、L2スイッチの状態を確認する手順について説明します。
以下の手順で、L2スイッチの状態を確認します。
ネットワークデバイスツリーで状態アイコンが正常から変わっているネットワークデバイスを選択します。
[リソース詳細]タブを選択します。
表示された詳細情報を確認します。
[ハードウェア詳細]に[ネットワークデバイス Web UI起動]のリンクが存在する場合
リンクをクリックし、L2スイッチの管理画面を起動します。
起動した管理画面からイベントログや状態を確認し、L2スイッチが検出している異常などを確認します。
[ハードウェア詳細]に[ネットワークデバイス Web UI起動]のリンクが存在しない場合
メインパネルに表示される以下の情報を確認します。
L2スイッチの状態が表示されています。
"normal"以外の場合、何らかの異常が発生している可能性があります。
L2スイッチのポートの状態が表示されています。
"up"以外の場合、ポートに異常が発生している可能性があります。
L2スイッチの状態の確認結果を元に対処を行います。
L2スイッチのイベントログなどからL2スイッチが異常を検出していることが判明した場合
インフラ管理者は自動設定機能で利用する設定用スクリプトやパラメーターファイルの指定に間違いがないか確認してください。
L2スイッチの装置状態が"unknown"、インフラ管理者が意図しない場合のリンク状態が"down"といった、ハードウェアの故障が疑われるような場合
インフラ管理者はネットワーク機器の管理者にL2スイッチの状態確認を依頼してください。ネットワーク機器の管理者は、ハードウェアの故障であった場合、ハードウェアの保守担当者に対処を依頼します。
スクリプトやファイルの確認結果を元に対処を行います。
手順4.で確認したスクリプトやファイルの指定に誤りがない場合
想定していない定義変更などが発生している可能性があるため、ネットワーク機器の管理者にL2スイッチの設定変更などを行っていないか確認してください。
手順4.で確認したスクリプトやファイルの指定に誤りがあった場合
インフラ管理者はL2スイッチに直接ログインし、問題になる設定を削除し、誤りのあったスクリプトやファイルを修正します。
定義変更などが行われていないかの確認結果を元に、対処を行います。
ネットワーク機器の管理者が設定変更していない場合
L2スイッチの定義を取り出して内容を確認し、不適切な設定が行われていた場合、直接L2スイッチにログインし、定義を修正してください。
ネットワーク機器の管理者が設定変更を行っていた場合
必要な設定変更か確認します。
必要ない設定変更の場合
インフラ管理者はL2スイッチに直接ログインし、問題になる設定を削除または変更してください。
システムの運用ポリシーに従った必要な設定変更であった場合
スクリプトやパラメーターファイルの内容が運用ポリシーに従っているか見直しを行ってください。
参照
L2スイッチの操作(ログイン、状態確認、定義取り出し、定義変更など)については、L2スイッチのマニュアルを参照してください。