RORコンソールに表示されるステータスでリソースを監視します。
ステータスに"warning"、"unknown"、"error"、"fatal"状態のサーバの台数が表示されます。
"warning"と"unknown"状態のサーバは警告、"error"と"fatal"状態のサーバは異常の状態として台数が表示されます。
異常または警告の表示をクリックすると、対応する状態のリソースがリソース一覧に表示されます。
リソースツリーとリソース一覧からもリソースの状態を監視できます。異常が発生するとリソースアイコンに状態アイコンがついて表示されます。
リソースアイコンをダブルクリックすると、リソース詳細が表示され、リソースの情報を確認できます。
ツリーとリソース一覧に表示されるアイコン
表示されるリソースアイコンとそれぞれの意味は、以下のとおりです。
アイコン | 意味 |
---|---|
サーバリソース | |
シャーシ | |
サーバ | |
物理OS | |
VMホスト | |
VMホスト登録したOVM for SPARCのゲストドメイン | |
VMゲスト | |
LANスイッチブレード | |
イーサネット・ファブリック | |
ファイアーウォール | |
サーバロードバランサー | |
統合型ネットワークデバイス | |
電力監視デバイス (注) | |
PDU (注) | |
UPS (注) | |
管理製品 |
注) 電力監視デバイス(PDUまたはUPS)は、監視対象のリソースではありません。
表示される状態アイコンとそれぞれの状態、意味および対処は、以下のとおりです。
状態アイコン | 状態 | 意味 | 対処 |
---|---|---|---|
なし | normal | 正常 | 不要 |
warning | 警告 | 必要 | |
unknown | 不明 | 必要 | |
stop | 停止 | 不要 | |
error | 異常 | 必要 | |
fatal | 故障 | 必要 |
注1) VMゲストが"unknown"になっている場合、VMゲストが動作しているVMホストの動作状況を確認してください。
注2) ネットワークデバイスが"unknown"になっている場合、ネットワークデバイスの動作状況および管理LANの接続状況を確認してください。
注意
SPARC Enterprise Tシリーズでは、ILOMからSNMPでステータスを取得できないため、"normal"、"stop"または"unknown"のどれかになり、"warning"、"error"、"fatal"の状態は検出されません。異常を示すSNMP Trapが表示された場合、ILOMでサーバの状態を確認してください。
その他のPCサーバでは、サーバ管理ソフトウェア(ServerView)からステータスを取得できないため、"normal"、"stop"または"unknown"のどれかになり、"warning"、"error"、"fatal"の状態は検出されません。
PRIMEQUESTの場合、パーティションの電源状態が変化するタイミングで、そのパーティションが属するシャーシ内のすべてのパーティションが一時的に"unknown"になることがあります。
LANスイッチブレードがConverged Fabricモードで動作している場合、またはLANスイッチPY CB 10Gb FEX Nexus B22の場合、LANスイッチに対してSNMPでステータスを取得しないため、管理サーバからLANスイッチに通信できない場合でも、"unknown"の状態は検出されません。
アイコン | 意味 |
---|---|
予備サーバ | |
保守モードのサーバ |
アイコン(ツリー) | アイコン(一覧) | 意味 |
---|---|---|
Windows OS | ||
Linux OS | ||
Solaris OS | ||
VMwareのホストOS | ||
Hyper-VのホストOS | ||
Citrix XenServerのホストOS | ||
Linux XenのホストOS | ||
KVMのホストOS | ||
SolarisゾーンのホストOS | ||
OVM for SPARCのホストOS | ||
OVM for x86のホストOS |
装置状態 | 保守モード(active) | 保守モード(maintenance) |
---|---|---|
normal | ||
warning | ||
unknown | ||
error | × (非対応) |
参考
サーバ仮想化ソフトウェアの場合は以下のように表示されます。
VM管理製品
VM管理製品の状態は、"normal"、"unknown"だけ表示されます。
"unknown"になっている場合、VM管理製品の動作状況を確認してください。
VMホスト
VMホストの状態は、物理OSと同じように表示されます。
VMゲスト
VMゲストの状態にはサーバ仮想化ソフトウェアの検知した異常が反映されます。
"normal"、"warning"、"error"、"unknown"、"stop"が表示されます。
詳細は、「設計ガイド VE」の「D.3 利用する製品別の機能」を参照してください。
LANスイッチブレードの場合、"error"、"fatal"は表示されません。
"warning"、"normal"、"unknown"だけが表示されます。
ネットワークデバイスの場合、"normal"、"warning"、"unknown"、"error"が表示されます。