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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.1 導入ガイド
ServerView

C.8.1 定義ファイルの作成

ここでは、定義ファイルの作成について説明します。

仮想L-Serverで共通な定義ファイルは、「第8章 定義ファイルの作成」を参照してください。

Logical Domains Managerデーモンの有効/無効に応じてVMホストを登録するように、Solarisゾーン有効化定義ファイルを設定します。
詳細は、「C.7.1 定義ファイルの作成」を参照してください。


構成情報保存の実行可否定義ファイル

VMゲストの構成に変更があった場合、VMゲストの構成情報を自動的に保存するかどうかを定義します。
本定義ファイルの範囲は、すべてのVMホストになります。

構成情報の自動保存の契機になる操作は、以下のとおりです。

定義ファイルの格納場所

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data

【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

参考

上記の格納場所には、定義ファイルのサンプル(sparc_vm.rcxprop.sample)が格納されています。
サンプルを流用する場合、ファイルの内容を変更したあと、ファイル名に含まれる".sample"を削除してください。

定義ファイル名

sparc_vm.rcxprop

文字コード

UTF-8

改行コード

【Windowsマネージャー】
CR/LF

【Linuxマネージャー】
LF

定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行ごとに定義する項目を記述します。各行は、以下の形式で記述してください。

キー=

コメントは、先頭文字をシャープ("#")で記述します。

定義ファイルの指定項目

以下の項目を指定できます。

キー

説明

OVM_AUTO_SAVE_CONFIG

VMゲストの構成情報を自動的に保存するかどうかを指定します。

  • "true"を指定した場合

    VMゲストの構成情報を自動的に保存します。

  • "false"を指定した場合

    VMゲストの構成情報を自動的に保存しません。

VMゲストの構成情報を自動的に保存する場合

OVM_AUTO_SAVE_CONFIG=true

注意

  • 2行以上記載した場合、最下行の設定が有効になります。

  • イコール("=")の前後に含まれるスペースおよび半角空白、タブは無視されます。

  • 定義は、大文字小文字の違いを含めて正しく記述してください。

  • 以下に該当する場合は、trueを指定した場合と同じ動作になります。

    • 定義を省略した場合

    • 定義にtrue/false以外の値を指定した場合

  • Windowsのメモ帳を使用してUTF-8のテキストを編集し保存すると、ファイルの先頭3バイトにByte Order Mark(BOM)が格納され、ファイルの1行目に記載した情報が正しく解析されません。メモ帳を使用する場合、2行目から情報を記述してください。

  • 本製品のマネージャーを再起動しなくても定義ファイルの設定が反映されます。