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Systemwalker Desktop Patrol トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

2.3.2 ソフトウェアやセキュリティパッチが配付されません

「CT」にソフトウェアやセキュリティパッチが配付されません。


2.3.2.1 対処1

対象バージョンレベル


原因

ソフトウェアのライセンス割り当てや、セキュリティパッチの割り当てを行う場合、「CS」の再起動を行いますが、「MC画面」を閉じないと、「CS」の再起動は行われません。このため、「CT」へ、ソフトウェアまたはセキュリティパッチが配付されません。


確認ポイント

「MC画面」が開いた状態になっていないか確認してください。


対処方法

Desktop Patrol メインメニュー(Web総合メニュー)のライセンス割り当て、またはセキュリティパッチ配付の運用を行う場合、「MC画面」で各設定を行った後は、必ず「MC画面」を終了させてください。


2.3.2.2 対処2

対象バージョンレベル


原因

「CS」で「イベント設定」または「未適用パッチ検出スケジュール設定」が有効になっていません。このため、「CT」へソフトウェアまたはセキュリティパッチが配付されません。

インストール直後は、上記の設定が有効になっていません。コンテンツ配付、ライセンス管理を行うためには、「CS」で「イベント設定」を有効にする必要があります。セキュリティパッチを配付する場合は、「CS」で「未適用パッチ検出スケジュール設定」を設定する必要があります。


確認ポイント

ソフトウェアが配付されない場合は、「CS」のスタートメニューから[プログラム]-[アクセサリ]-[システムツール]-[タスク]を選択し、「At1」のタスクが登録されているか確認してください。

セキュリティパッチが配付されない場合は、「CS」のスタートメニューから[プログラム]-[アクセサリ]-[システムツール]-[タスク]を選択し、「dtp_apche」のタスクが登録されているか確認してください。


対処方法

ソフトウェアが配付されない場合は、以下の手順で「イベント設定」を有効にしてください。

  1. 「CS」のスタートメニューで[プログラム]-[アクセサリ]-[システムツール]-[タスク]を選択します。

  2. [イベント設定]を起動します。

    • 【V13.0.0以前の場合】

      「CS」のスタートメニューで[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[イベント設定]を選択します。

    • 【V13.2.0以降の場合】

      「CS」のスタートメニューで[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[イベント設定]を選択します。

  3. “2.”で表示される画面で、メールの通知先、通知スケジュール、アラーム通知などの項目を設定します。

  4. [登録]ボタンをクリックします。
    →[タスク]画面に“At1”のタスクが作成されます。


セキュリティパッチが配付されない場合は、以下の手順で「未適用パッチ検出スケジュール設定」を有効にしてください。

  1. 「CS」のスタートメニューで[プログラム]-[アクセサリ]-[システムツール]-[タスク]を選択します。

  2. 「未適用パッチ検出スケジュール設定」を起動します。

    • 【V13.0.0以前の場合】

      「CS」のスタートメニューで[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[未適用パッチ検出スケジュール設定]を選択します。

    • 【V13.2.0以降の場合】

      「CS」のスタートメニューで[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[未適用パッチ検出スケジュール設定]を選択します。

  3. “2.”で表示される画面で、検出スケジュールなどの項目を設定します。

  4. [登録]ボタンをクリックします。
    →[タスク]画面に“dtp_apche”のタスクが作成されます。


2.3.2.3 対処3

対象バージョンレベル


原因

上位サーバ(CSまたはDS)のインストール時に指定した[ホスト名]が、CTで名前解決できていない可能性があります。


確認ポイント

上位サーバ(CSまたはDS)のインストール時に指定した[ホスト名]が、CTで名前解決できるか確認してください。


対処方法

名前解決できない場合は、DNSまたはhostsファイルの設定を見直してください。

なお、CT環境設定の接続サーバをホスト名からIPアドレスに変更しても解決できません。


2.3.2.4 対処4

対象バージョンレベル


原因

上位DSのソフトウェア(コンテンツ)格納ディレクトリの領域不足が発生している可能性があります。


確認ポイント

上位DSのソフトウェア(コンテンツ)格納ディレクトリの最大サイズを確認してください。

最大サイズを設定している場合は、ソフトウェア(コンテンツ)格納ディレクトリの容量が最大サイズに達していないか確認してください。最大サイズを設定していない場合は、格納先のディスク空き容量不足が発生していないか確認してください。

「ソフトウェア(コンテンツ)格納ディレクトリ」および「最大サイズ」の設定値は以下で確認できます。

【V11.0L10~V13.3.0の場合】

MC画面の下部分で上位DSを選択して、[カテゴリ]-[ポリシー/プロパティ]-[サーバプロパティ]-[コンテンツ配付]で確認できます。

【V14.0.0以降の場合】

    CustomPolicy.exe コマンドで確認できます。コマンドの使用方法はリファレンスマニュアルをご参照ください。


対処方法

領域不足が発生している場合は、ソフトウェア(コンテンツ)格納ディレクトリの最大サイズを拡張するか、ソフトウェア(コンテンツ)拡張格納ディレクトリを設定してください。

または、メインメニュー(MC画面)より、不要なソフトウェア(コンテンツ)/パッチを削除してディスクの空き容量を確保してください。

【V11.0L10~V13.3.0の場合】

V13.3.0以前は、コンテンツ格納ディレクトリの最大サイズを変更できません。MC画面の下部分で上位DSを選択して、[カテゴリ]-[ポリシー/プロパティ]-[サーバプロパティ]-[コンテンツ配付]でコンテンツ格納拡張ディレクトリを設定してください。最大サイズは十分なサイズを設定してください。

【V14.0.0以降の場合】

  CustomPolicy.exe コマンドで、DSのソフトウェア格納ディレクトリの最大サイズを増やしてください。

  または、DSのソフトウェア格納拡張ディレクトリを設定してください。最大サイズは十分なサイズを設定してください。コマンドの使用方法はリファレンスマニュアルをご参照ください。