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Systemwalker Desktop Patrol トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

2.2.11 CTをキッティング展開した場合、他のCTのインベントリ情報が更新されます

CTをキッティング展開した場合、 Desktop Patrol メインメニューの[PC情報]-[インベントリ情報]で、対象CTのインベントリ情報でなく、他のCTのインベントリ情報が更新されます。また、この場合、未適用パッチが正しく検出されません。

対象バージョンレベル


原因

CTのキッティング展開方法に問題がある可能性があります。

V13.3.0よりCTの一意性はユーザID・PC名とCT識別子で管理しています。CT識別子は、CT端末のGUIDとインベントリ収集日時の組み合わせで決定します。

CTのキッティング展開において、既にインベントリ収集済みのCTをマスタとして展開した場合、同じCT識別子のCTが展開されます。そのため、展開後にユーザID・PC名を設定しても、登録済みCTのユーザID・PC名の変名であると判定し、同一のインベントリ情報として更新されます。


※V14.2.0以降、本現象は発生しません。


対処方法

マニュアルに記載されている正しい方法で、CTのキッティング展開を実施してください。

既に展開済みのCTについては、以下の方法で復旧してください。

  1. CTのサービス「ITBudgetMGR (INV)」を停止します。

  2. 以下のファイルを削除します。

    <CTインストール先>\invcl\env\UniqueID.dat

    例)C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\invcl\env\UniqueID.dat

  3. CTのサービス「ITBudgetMGR (INV)」を起動します。